SDGsの話0後

前回はSDGsってなんなん。ってところから、1990年に発表した『第四次国連開発の10年』には平和的な考えが含まれたって話まで書きました。

今日は2000年から。
2000年に『MDGs』というのが生まれます。
急にSDGsに近づきました。
ミレニアム開発目標という名前です。2000年なんでね。ミレニアムイヤーとか言いますし。

そして、MDGsは経済発展に関する目標が削減されます。
すごくないですか?
前回説明した1960年に始まった国連さんの『国連開発の10年』シリーズ。最初は経済発展のために始まった目標は、5回目にして、そうではなくなるんです。お金よりも大切なものに気がついてしまったんです。
それは、命です。
かっこいい。

お金よりも大切なものに気がついてしまったんです。
それは、命です。
(念のため2回書いときました。)

まあお金ももちろん大切なのですが、目標の中には経済成長よりも教育やジェンダー、医療、環境、飢餓と貧困といった、より生きることに具体的な目標が目立ちました。
この目標がこれまでの10年区切りから少し伸びて15年間の目標です。2000年から2015年まで。経済的なものよりも時間がかかると想定しての5年延長でしょうかね。

そして2015年。
MDGsは達成した目標もありました。
しかし、そうではない目標もありました。
もちろん全ては改善の方向に向かった上で、達成できなかったということですが、
その原因としあげられるのが「他人事」なのです。

命は大切です。好きな人、大切な人は守りたいです。それを守るのは「自分事」です。ただ、知らない人のことは「他人事」です。
それが浮き彫りになってしまったんです。
そりゃもちろん自国の発展や維持は大切なのですが、先進国さんたちが開発途上国さんの具体的な目標に対して本気を出して命を守ろうとは、なかなかなれなかったのです。
そりゃそうっちゃそうです。

地球規模の自分事は、豊かな国の人たちにとっては他人事なのです。
おかしな話ですが。
僕は今もこうやって電気をつないで、空調の効いた部屋で、パソコンによってこの記事を書いています。
みなさんも何かしらの電子機器を使って、ガリガリ君を食べながら、ソファーに全裸での転がりながら、これを読んでいるはずです。
飢餓に苦しむ子供達や、学びたくても学べない女の子、伐採されていく木々の存在を知りながらも、過ごしやすい毎日を過ごしているのが、その全てです。
ただそれが悪だというのは極論です。
なので、少しみなさん、考えてみませんか?

僕らに何かできることがないのか。

漠然とした議題だと、何をしたらいいかわからない人がほとんどのはずです。
大前提、あなたの人生です。あなたのやりたいことをやるべきです。
日本という国で生きているなら、日本という国の法律を守れば、それで問題と思います。
ただ、みんなの地球です。
なにかきっと意識をすべきなのです。

その目標として新しく設定されたのが
SDGsです。
やっときました。

本気になりましょう。
この地球規模の目標に対して。
自然を守る、人を守る、街を守るために。
国が、企業が、個人が。

前回の反省点が、本気だということは、
今回の改善点は、本気でないといけないのです。

MDGsが8個の目標だったのに対して、
SDGsは17個の目標です。
本気です。

2017年頃からの日本の企業などの力の入れ方もすごいです
本気です。

さあ!少しだけ興味を持ってみましょうよ!
小さい力がきっと大きな成果を生むはずだ!

これがSDGsが発表されるまでのエピソード0といった感じです。

ご感想とかいただければ幸いです。

次回からはその具体的な目標について説明させてもらいます。

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