とあるITベンダーと依頼主の会話を例えてみると・・・

★「なんでしょうか。お願いというのは」

◇「いや実はね。今建設しているビルなんだけど、ちょっと変更を加えてほしいんだ」

★「変更・・・ですか・・・」

◇「いや、そんなに構えないでくれ。本当に大したものではないんだ」

★「はぁ、50階建てのうちの30階分ぐらいは基本が完成しているので、それに影響がないのなら」

◇「いやいや、むしろトータルのコストが安くなるかもしれない。今建設しているのを50階じゃなくて、49階にしてほしいんだ」

★「・・・・え？」

◇「だから１階減らすんだよ。よくよく考えると、余分な階があることに気が付いたんだ」

★「いや、ちょっと待ってください。いきなり１階減らせと言われても簡単な話では」

◇「難しくないだろう。ちなみに、いらないのは４階を予定していた部分なんだがね」

★「もうすでに作っている部分じゃないですか！！」

◇「まぁ、そう怒鳴るなよ。簡単な話だろう。ダルマ落としの容量で、４階だけこう、ポンっと抜いて、それ以上の階をずらしていくだけだ」

★「・・・（この人本気で言っているんだろうか）」

◇「・・・（こいつは、なんでそんな簡単なことで困ってるんだろう）」

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　普通にこんな会話が行われているのが、ITシステム受注の世界です。