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MacBookをセルフリペアした記録
ずっと予告だけでもったいぶっていたMacBook Pro 13(A1706)のバッテリーとキーボードの交換作業、やっとできたので時間を与えてくれたGWに感謝しながら、5月病にかかりそうな今現実逃避がてら記録を残すことにする。
この冒険、4時間で終わらせるはずだったのに8時間ほど費やしてしまった
Windowsマシンの解体で慣らした腕に自信があったため、大概の解体修復作業は2時間程度で終わらせられると思っていたが、そこは謙虚に「Apple製品は初めて手掛けるから4時間は見ておこう!」などと鼻高々にと掛かり、作業は何も難しくないのに、妙に気を遣ってしまい結果8時間ほど費やして、実に充実したGWを過ごしたという話がこの後続くことになろうとはこの時点では私だけが思っていなかった。
先ずは蓋を開ける
事前に蓋を開けて中の様子を確認していたので、ふたを開けることに苦労はしない。
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ネジは6本。写真上部がヒンジ、写真下がディスプレイ開口部。奥と手前でネジの種類が違っている。使ったのはP5ドライバー。
手前の部分に吸盤を張り付けて蓋を少し浮かせ、内部にある4か所の留め具をカードなどを挿し込んで外していく。
4か所の留め具が外れたら、蓋を本体に対しできるだけ水平に保ちながら手前にぐっと引っ張って外す。(※iFixitのサイトを参考にした。)
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とにかく外しまくる
ここまで来れば、あとはとにかく外しまくるのみなのだが、作業を進めていて気づいたのは、とにかく粘着テープが多くて邪魔。そのおかげでスッキリ綺麗に纏まっているのは分かるのだが・・・。
最初から「触れてくれるな!!」感が強すぎる(苦笑)
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なんやかんやありまして
あっという間に時間だけがすぎてゆき、内臓も取り外す事ができた。
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(※裏側のトラックパッドも外されている)
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ここからが大仕事
ここまで来て、やっと今回のリペアの本題に取り掛かれることに。今回のリペアの本題は「キーボードの交換」。つまり、解体作業上の最下層にあるアセンブリを交換しなければならないため、ここからやっとそのキーボードゾーンに突入する。
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高熱で粘着力を落として徐々に剥がす。焦ってはいけない。
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ここで異変に気づく
キーボードアセンブリ、ネジ外しても外れない・・・。よくよく見ると、ネジ以外のところがアルミのリベットで固定されているように見える。
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試しに、1ヶ所ニッパーでグイッと・・・
どうせ中古の機体。今更保証がどうとか、そういうのはいらない。思い切ってニッパーで切り取ってしまおうではないか。
と決意して、1ヶ所もぎ取ってみたが、リベットの数を思うと途方に暮れる。
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リューターの出番
ニッパーで一個ずつ攻めていたのでは埒が開かない。いっそのこと、リューターで一気に削り取ってしまおう!ということで、道具をリューターに持ち替えて。
アルミの削りカスが出るので、筐体からできる限りのパーツを外して、外さなかった部分はマスキングテープで養生して、それから作業に臨んだ。
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![](https://assets.st-note.com/img/1683980811493-bRWZ0TFmnV.jpg?width=1200)
(※アルミの粉塵は粘着テープで都度除去しながら作業した。)
キーボード取り外し完了
全てのリベットを削り取り、キーボードに手をかけると、まだ何かが抵抗している・・・粘着テープorz
なんと、キーとキーの間の細い部分全てに粘着テープが仕込んであった。このおかげで、キーボードアセンブリに粉塵が入り込まないで済んでいるのだと思われる。ただ、戻し作業時には再現しない・・・というかできない(苦笑)
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キーとキーの隙間の細いところ全てに粘着テープが。
削り出し筐体には、あちこちに汚れが付きまとっているため、まずはクリーニング。
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ディスプレイに被せてあるのは不織布のディスプレイ保護袋。よくPCを新品購入すると被せてあるやつ。直接の傷つき防止のために一応被せて作業を進めた。ちなみに、最初から被せてあったことを最初に説明し忘れた。
ここまでの所要時間が、通算7時間を超えている。リベットにかなりの時間を取られてしまったのだ。
バラした順に戻すという作業
戻し作業というのは実に簡単で単純に思えるが、なかなかどうして。
正確な順でバラせていれば問題はないのだが、そうでないと、行って戻ってを繰り返す羽目になる。
そんなこんなで、私はマザーボードの付け外しを4往復した事をここで明かしておく。(※マザーボードを取り付ける→マザーボードコネクターをつけ忘れたため、取り外す→マザーボードを取り付ける→ケーブル類の取り回しを間違えたため、取り外す→マザーボードを取り付ける→USBコネクターを取り付け忘れたため、取り外す→マザーボードを取り付ける)
戻し作業の写真は、ない。あったところでなんの役にも立たないと思って撮らなかった。実際、なんの役にも立たないのである。
仕上げに化粧を
リペアした機体は、中古ということもあり少し化粧をする必要があると判断したので、スキンシールでお化粧を。
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ついでに、通電チェックもOK。
デカールを貼り付ける際、蓋を開けてみたらちゃんとバッテリーが機能している様子。通電できているという事でひとまず復元完了。
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これから、快適なMac生活が始まるかと思うと、ワクワクドキドキである。
なお、私はWindows使いのため、Macはサブ機というか、Macバイナリのコンパイル専用機なので、ドキドキもワクワクもない予定なのだが・・・。
これを機に、Mac使いになってみても良いかもしれないと思う今日この頃。なお、この記事はリペアしたMacBookで書いている。
写真の取り込みやら、日本語変換やら、色々と手探り状態で、今は楽しいとも言える。
MacとWindowsの違いとか色々考えさせられる
今後は、MacとWinの両方を使って、それぞれの利点や欠点などを比較分析していこうと思う。
これにて、リペア作業は終了
fin.
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遮光シートに粘着剤で貼り付けてあるだけだったが・・・
復元時に付け忘れてしまった(苦笑)
なぜだか分からないが申し訳ない気持ちになっている(笑)
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