超感覚を磨き、間髪入れずに選択する練習
先週泊まったBed & Breakfastの朝食の席でお茶を飲もうとしてティーバッグケースに置いてあったいろいろな種類のお茶をひとつひとつ取り出しては戻しを繰り返していた時に気がついたこと。
起きている間常に考えているから
ティーバッグを引っ張り出して包装に印刷されている名前を読む一瞬の間に脳は論理的に情報を処理し、これはカフェイン抜きだから嫌、これは酸っぱそう、これは今朝の気分じゃない、等の判断をする。そうやってざっと一通り見た中からいちばんその時にふさわしいものを最終的に選んで飲むことになるのだが、お茶一杯飲むのでもそれほどまでの意思決定プロセスを踏んでいることに驚く。一日中あらゆる行動がこうした意思決定プロセスの繰り返しだ。
一瞬で選ベないか?
でも、大きな買い物をするとか、進路を決めるとかならともかく、朝のお茶の一杯、そこまで真剣にならなくても良いんじゃないか?いや、むしろこの機会を使って超感覚を磨く練習すれば良いんじゃない?印刷も何も見ないでコレだと思うティーバッグをすぱっと取り出してお茶をいれる。それがその日の自分にちょうどあうお茶かどうかを飲みながら判定する。もうひとつ加えるなら、もしも予想外の味のお茶だったとしても失敗だったとか思わずあっさり受け入れる訓練にもなって良いかもしれない。でもこれは、旅先や他人の家でどんなお茶が揃っているか知らない所では有効な方法だけど、自宅では自分が好きなお茶しか買わないからどれを飲んでもハズレがない。
どうでもいいことなら
その朝以降、喫茶店でオーダーを瞬時に決める練習をしている。メニュー速読で即決。論理脳のこだわりと蘊蓄に耳を傾けずに自分の隠された感覚を信じてみる。ちょっと楽しい。