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諦めること、と最近ハマったアニメ。

精神的な話をしているかと思えば、半分以上ほぼアニメの話で笑っちゃう。



この世に生を受け27年と少し。
ようやく最近諦めるということを知りました。
諦めると言ってもネガティブではなくポジティブな方向。
これがわかるだけでも人生が楽になるし景色の見え方も変わった。

人に期待してもしょうがない。
自分に期待しても自分がやれる幅には限界がある。
ならどうするか。

高望みしないでコツコツとやるだけ。

人から思ってもない言葉が返ってきたら、この人は私と普段から考えていることが違うんだなと納得する。

自分だって相手だって日々成長し変化しているんだ。
人生死ぬまで勉強。
長く続く人生と思考のまっすぐな線の上に一瞬被さった線がいつまでも重なり合うはずがない。

いずれお互い離れてゆく。

そういえば20代のうちに種を蒔くと30代になってようやく芽を出し始めると言うよね。
最近それは実感していて、頑張ってきた中で知り合った方が今特に仕事をしていない私に声をかけてくれてそのおかげで忙しい週もまれにあって。

20代でたくさん頑張った人たちがきっと30代以降で自分自身の職を確固たるものにしているんだろうなと思う。
仕事を任されるのは突出した技術ではなく、人だ。

私は毎年毎年思考の作り替えが行われていると実感する。
少しずつ改変され作り上げられてきた私の思考はまだ人から聞いた話で脆くすぐに崩れてしまう箇所もあるが、確固たる自信で固められてきた部分もある。

過去を振り返ってなぜあの時ああしてしまったのだろうと後悔してきた内容も、日々成長しながら作られた思考で振り返るとあのときはあれが最善だっただろう、あれは本当にまずかった、と冷静に思ったりもするようになった。

毎日物事に対して繊細に考えすぎだと指摘されてきてずっと悩んでいたが、それも私の個性だし味だ。
考えることが楽しい。
最近だと考えることを緩めることもできる。多分。
それとも小さいことにくよくよしなくなったのか?

どちらにせよ以前よりもずっと良い状態だ。

狭い世界は人の精神を貶める。
たくさんのことに興味を持ち、目の前で起こっている表面的なことだけではなくその奥で起こっている事象に気が付けるようになりたい。

最近の心の中で考えていたことのまとめでつまらなかっただろうから、最近ハマり過ぎて泣き過ぎて続きを漫画で読もうか悩んでいるアニメをお勧めさせていただき終わりとさせていただきます。

いきなりあらすじ↓

隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。

「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』呼ばれるようになっていった。

アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い...?

竹書房HPより「メイドインアビス」

人々はアビスに夢や希望を抱いているんですよ。
とてつもなく危険で戻ってくることは叶わないのに奈落の底を目指す主人公たち。

作者の描くキャラクターたちは少年や少女、獣と人が混ざったフォルムの少年だったりととてもかわいらしくゆるりとした絵なのに、ストーリーは情け容赦がなく救いがない場面も多い。

このギャップには中毒性がある。

この穴を降りていくと、降りた時はいいが降りた地点から少しでも上に上がろうものなら「上昇負荷」というアビスの呪いと呼ばれているものに襲われる。

それはどのくらい深く降りたかによって呪いの内容は変わってくるのだけど、症状は軽いもので眩暈や吐き気から始まり全身の穴から血が出てくるものや幻覚、幻聴、深い場所まで行くと人ならざる者として姿を変え、魂はそこにあるが自我はない「慣れ果て」となってしまう。

アビスの魔物たちも残酷なものが多い。

是非絶望と希望の狭間で揺らぎたい人にはお勧めなダークファンタジーである。

こちらの作者の方の良いところは悪役が憎めない一面を持っているところなので、後味が悪すぎることはない(と思っている)こと。
どちらかというと絶望だらけではなく、希望が持てると思う内容なのでそこは安心してご覧ください!

ちなみに作者であるつくしあきひとさんは「子供を描くのが好きで、高校生や大人を描き続けると体調を崩す。」とプロフィールにあり、実際に子供が出てこない回を書いていた際に血圧が爆上がりしてしまったほどらしい。

とんでもないロリショタケモコンプレックスを抱えていそうだが、すごいのは色弱でカラーのイラストはカラー番号を覚えているのでそれを頼りに色を塗っているそう。

淡くて素敵なタッチのつくし先生のイラストに驚かれるかと思います。

さ~、続き漫画買って読んじゃおうかなぁ。


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tera
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