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ボード評価とは?強いボードと効率的なゴールドの使い方について

ボード評価とは?

皆さん、ボード評価という言葉をご存知でしょうか?

ボード評価が甘いから負けたとか、そんな感じの言葉を聞いたことある人もいるかもしれません。

ボード評価を言葉の通り受け取れば、ボードの強さを評価するということになるのですが、ボード評価はそんなにシンプルなものではありません。
ボードに限らずベンチも評価対象ですし、自分のヘルスや周囲のプレイヤーなど、様々な要因が評価対象になるのがこのボード評価になります。
今回は、このボード評価についてお話したいと思います。

このノートを読み終わる頃には、おそらくあなたはボード評価をなんとなく理解し、今リロールをしたらいいのか、それともレベルを上げたらいいのか、そういうことを自分で考える力を身につけているはずです。

少々長い文章となってしまうと思いますが、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

ボード評価を一言で表すと

まずはじめに、ボード評価を一言で言い表すのであれば、これは「お金を使ったときの価値がどれくらいあるかの評価」となります。
これには諸説あるかもしれませんが、ここから先はこれを前提として話を進めていきます。

お金の使い道と、その価値

TFTにはお金の使い道が2つあります。1つはリロール、そしてもう1つはレベリングです。

リロールの価値は、ユニットの排出率、ボードとベンチ、周囲のプレイヤーなどによって変わりますし、
レベリングの価値は、レベルを上げたときに入れられるユニット、欲しいユニットのコストで変わります。

そしてこのリロールとレベリング、どちらにも共通して言えるのは、「お金を使ってヘルスという価値を得る行為」だということです。

リロールの価値が高い事例

例えばこれは極端な例ですが、あなたがレベル4で、ボードのユニットは全て星1、しかしベンチにコスト1のリーチしているユニット(以下ワンモア)が大量にある場合、1回のリロールにとてつもない価値があるのがわかるでしょうか?

1回リロールすることで星2になる確率が非常に高く、それを投入することでボードの強さが一気に上げられる。
こういった場合は、リロールをして得られる価値が高いと判断できるわけです。

この例のように効率よくお金を使うことができれば、出費を可能な限り抑えつつヘルスを得ることができるので、1位の確率を上げることができるわけです。

もちろん1位になるには、使う構成の強さなども関係してきますが、ここではどの構成が強く、誰にどのアイテムを持たせたらいいという、構成の使い方は説明しません。

そういうのはかなり出回っている情報ですし、MetaTFTなどの統計サイトにも載っていますので、調べればすぐ出てくると思いますからね。

お金とヘルスはトレードオフ

さて、ここまでの説明で、お金とヘルスがトレードオフの関係にあるというのはなんとなく理解してもらえたと思いますが、実際にどれがどのように関係しているのでしょう?

結論から言いますと、わかりません

というのも、これは様々な要因があまりにも複雑に絡み合って出来上がるものなので、これがこう!と決めつけることはできません。

しかしリロールの価値、レベリングの価値を知っていれば、今の自分のボードがどんな状態なのかある程度判断できるようになると思いますので、今からそれらの価値についてお話ししていこうと思います。

リロールの価値について

まずはリロールの価値についてです。

このリロールは、ラウンドが切り替わるタイミングに自動的に行われるオートリロールも含まれます
リロールの価値は、ユニットの排出率と周囲のプレイヤー、ボードとベンチによって変化します。

欲しいユニットを引くという観点から見るリロールの価値

まずは欲しいユニットを引くという観点から見た時のリロールの価値についてお話しましょう。

これはユニットの排出率と周囲のプレイヤーに大きく左右される要素となっています。

レベルとユニットの排出率、プールサイズ

ユニットの排出率はこのような感じになっており、レベルが上がるにつれて高コストのユニットが出やすくなっていきます。

リロールでは、まず先にコストが抽選され、その後ユニットが抽選されます。

つまり高コストのユニットが欲しいのであれば、高レベルでリロールする必要がある。ということですね。

そして各コストごとに各ユニットの総数が決められており、それをロビー全体で共有しています。

なので、誰かが特定のユニットを沢山持っていると、それが出にくくなります。

つまり競合した場合は星3や星2になる確率が低くなるので、レベリングにお金を使ったほうがお金の価値が高くなると判断できるわけです。

逆に、誰かが特定のユニットを沢山持っているのであれば、それ以外の同じコストのユニットが出やすくなるということでもあります。
リロールする際は、このあたりを意識することが大事なので、覚えておきましょう。

特にコスト4のユニットは1キャラあたり12体しかないので、誰かに複数抑えられた場合、星2にならないならまだしも、1体も引けないなんてこともあります。

その場合は、そもそも競合がいそうならその構成をやらないという判断をしてもいいですし、相手より先にリロールして引いてしまう判断をしてもいいです。

どちらもボードの評価が正しく行えていないとできない判断ですので、試合が終わった後にでも「あの時のリロールにはどれくらいの価値があったんだろう…?」と考えるようにしてみてください。
慣れてくると瞬時に判断ができるようになるはずです。

なので「欲しいユニットを引くという観点で見た時のリロールの価値は、自分のレベルや競合の存在などで変化する」と覚えておくといいでしょう。

ボードとベンチという観点から見るリロールの価値

次に、ボードとベンチという観点から見た時のリロールの価値についてお話しましょう。

これはそんなに難しい話ではありません

ボードとベンチという観点で見たときのリロールはの価値は、引いたユニットを投入することでボードが強くできる場合に高まります。

ベンチにワンモアが用意されていて、それがリロールすることで星2になり、より強いボードが作れる
なんてときに、リロールの価値が高いと判断できるでしょう。

ですが、リロールをして星2になるユニットが1体のときはどうでしょうか?
その1体でボードの強さが大きく上がると予想される、メインキャリーやメインタンクなどであれば価値は高いかもしれません。

しかしそれ以外のユニットであれば、リロールの価値はあまり高くないかもしれません。

これは、次に更新しようとしているユニットが誰なのかによって、リロールの価値が変化することを表しています。

どれくらい強くなるのかは、発動させる特性や、入れるユニットによってまちまちです。

例えば、ジンを入れればリフトウォーカーが発動し、反逆者も発動して、ボードの強さが1.5倍になる!とかだったらジンを引いた方が絶対に強いです。

この場合、ジンというユニットを引くために、たくさんお金を使っても得られる価値があるので、沢山お金を使いたくなるかもしれません。

しかし本当にそれでいいのでしょうか?

お金を使うということは、未来のレベリングのゴールドがなくなるということです。
所持金を0ゴールドにしてまでリロールする価値が本当にあるのでしょうか?
いくらお金を使ってもジンが引けない場合は、そのまま負けるしかないのでしょうか?

これがこのボード評価の考え方の肝になってきます。
冒頭で言った、ボード評価とはなにかを思い出してください。

ボード評価とは、お金を使ったときの価値がどれくらいあるかの評価です。
価値とはヘルスです。

つまりお金をボードの強さに変換し、それによりヘルスを得ることが目的なわけですから、実はこのジンというユニットにこだわる必要はありません

100点満点のボードじゃなくても、85点くらい強ければいいんです。

例えばベルヴェスなら、ジンのアイテムを持たせておいてもある程度仕事をしてくれるでしょうし、エイトロックスなら、エコーに持たせる予定のアイテムを持たせておいても、何ら問題なく活躍してくれることでしょう。

これらのような一時しのぎで使うユニットのことを、代理ユニットと言います。

そしてこの代理ユニットと言う考え方こそ、TFTにおいて最も難しく、そして実力差の出る部分だと私は思っています。

最終盤面はもちろん、ジンの方が仕事をしてくれるでしょうが、しかし最終盤面に到達する前にヘルスが削られてしまっていては、リロールやレベリングをするためのお金を稼ぐラウンドがなくなってしまいます。

今あなたがするべきなのは、本当にそのユニットを探すことなのか、それとも他のユニットで代用ができそうなのか、一度検討してみるといいでしょう。

レベリングの価値について

さてここまででリロールの価値についてお話しました。

次はレベリングの価値についてお話します。

レベリングは、欲しいユニットのコストと、レベルを上げた時にすぐに入れられるユニットによって変わります。

欲しいユニットのコストという観点から見るレベリングの価値

欲しいユニットのコストは、リロールのときにもお話した通り、レベルが高いほど高コストのユニットが引きやすいというものです。

TFTには、ラウンドごとに自動的に行われるリロール「オートリロール」が存在しますから、レベルを上げるだけでも高コストを引く確率が上がることに繋がります。

レベルとユニットの排出率、プールサイズ

また先程の表を見てみましょう。

レベル7とレベル8では、コスト5の排出率に4倍もの差があります。

これは、コスト5を引くことのみに焦点を当てた場合、レベル7に停滞したときの4倍もの価値が、レベル8にあるということを意味します。

実際には、コスト4やコスト3のユニットを使っていますから、そこまで価値の差はありませんが、しかし特定のコスト5が必ず欲しいという構成では、数回分のリロールを捨ててでもレベルを上げる価値があるということになります。

逆に、コスト1のユニットが欲しい場合は、レベリングの価値が激減します。

ステージ3-1までレベルを上げずに進行すると、ギリギリレベル4を保つことができるので、コスト1のハイロール構成はステージ3-1でそこまで貯めたゴールドを一気に放出するプレイングをしたりします。

コスト1の排出率は、レベル4では55%、レベル5では45%と、約1.2倍もの開きがあります。

こういったレベルごとの確率を意識しながらプレイすることも大事になってきますので、もしレベルを上げたらいいのか、リロールをしたらいいのか悩みがちな方は、今のレベルでのリロールで欲しいユニットが引ける確率はどんなものなのか、一度考えてみるといいでしょう。

といっても、それを考えるのはとてもめんどくさい作業ですよね。

狙ったユニットを引くために必要なリロール回数(回)

なので、ここに狙ったユニットを引くために必要なリロール回数の、ざっくりとした表を用意しました。

競合や持っている駒などを一切考慮していない、本当にざっくりとした計算ですが、大体の目安にはなると思います。

これを見るとわかると思いますが、特定のコスト5をレベル8で引くのにかかる回数は40回、ゴールドにしておよそ80ゴールド。基本引けませんね…。

レベルを上げたときにすぐに入れられるユニットという観点から見るレベリングの価値

さて最後に、レベルを上げたときに入れられるユニットという観点から見るレベリングの価値について、お話しましょう。

これはレベルを上げた直後、リロールをせずに入れられるユニットがいる場合に、レベリングをする価値が高くなるという意味です。

例えば、レベルを6に上げたときに、すぐにベンチで控えている星2のユニットを出せるのであれば、テンプレであるステージ3-2ではなく、ステージ3-1でレベルを上げてしまうのもいいでしょう。

そしてこの価値は、レベリングが効率よく行えるタイミングと合わせて考えることで、変化します。

レベルを上げるのに効率的なステージはこんな感じ。

  • Level 4 : Stage 2-1

  • Level 5 : Stage 2-5

  • Level 6 : Stage 3-2

  • Level 7 : Stage 4-1

  • Level 8 : Stage 5-1

ただしこれは、あくまで目安でしかありません。

例えば、ステージ2-1でレベルを4に上げようとすると、ベンチのユニットをいくらか売る必要があったり、ベンチにユニットを蓄えておくことができなくなります。

これは先にお話した、リロールの価値を下げる行為となりますから、必ずしもそこでレベルを上げたほうがいいということではありません。

ただ単純に、ゴールドがキリよく使えるタイミング。それだけだということを忘れないようにしてください。

あくまで目的は、ヘルスを守るという価値をどれくらいのお金を使って得るか、です。

TFTのプレイヤーダメージ

上の表を見てください。

TFTのプレイヤーダメージは、ステージごとの基礎ダメージに加え、生き残った敵ユニットの数に応じて決まります。

つまりステージ2で勝利することは、ヘルスを得るという価値のみで見たときはたしかに必要なことかもしれませんが、しかし他のステージでの勝利に比べ、比較的価値の低いものになるといえるでしょう。

レベルを上げる前に、一度本当に上げる必要があるのか検討してみるのも、成長への近道かもしれません。

※ちなみに私は、滅多なことがない限りステージ2-1ではレベルを上げません。

まとめ

以上がボード評価の仕方、お金の価値を増やす方法でした。
いかがでしたでしょうか?

長々とお話してきましたが、このガイドで言いたいことはつまるところ、「リロールしたらいいのか、レベルを上げたらいいのかわからない…!」と憂うのではなく、「ここでリロールをしたらどれくらいヘルスが守れるんだろうか…?」という考え方にシフトしてみよう。ということでした。

負けた後も勝った後も、あそこでリロールしてたらヘルスもうちょっとあったかな…?とか、あそこでレベリングしてたらヘルスもうちょっとあったかな…?とか、そういった思考になってくれたら、この記事を書いた甲斐があったというものなので、ぜひ自分のプレイの際に、この記事のことを思い出してプレイしてみてくださいね。

それでは、また次回のガイドでお会いしましょう。
バイバイ=͟͟͞͞ (¦3[▓▓]

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