語彙と理解
「言葉というものは何のためにあるのでしょう?
人間同士のコミュニケーションのためですね。
言うまでもないですけど、
でも人間の言語も動物に通じることはあるようです。
動物に話しかけても動物は言葉に応じた反応をとっていると思います。
あまり高度な知性が必要な範囲になると反応はないかもしれませんけども。」
「人間の語彙は何のためにあるのだろう?
それは言いたいことを言うためだろう。
言いたいことを言おうとしても言えないことは度々あることではないか?
それを補うためには人から学ぶしかない。
人の真似をよくみて、それを真似るように使って見るのも手だ。」
「それをして何になる、と言ってしまえば、
それでおしまいだが、
それはそれでいい。
自性に素直に行動すれば得られるものは価値あるものかもしれない。
究極的にはこの世とはいずれはおさらばする訳だが、
そうなった時、私は何を感じるだろう。
そうなった時、私はどこに自分が向かっていくか、分かるのだろうか?
ただ意識が朦朧としてきて消えていくのか?それとも意識は消えないのだろうか?」
「肉体を失っても意識が消えないなら、
もう霊の世界だな。
霊体がいると信じるか?
でも人間はただの物体に霊体が重なっていることで存在しているとも捉えられる。
だから、霊の世界はこの世の日常かも知れない。
幽霊はいると思うか?」
「分からない。
こればかりは分からない。
まだ神は居るのかどうか、なんて方が答える方は楽だな。
自分の意識や精神とは霊的なものではある。
なら、肉体が滅んでも霊的存在は滅びないかも知れない。
だとしたらどこへ行くんだろう。
この世にとどまり続けてもやることがないだろう。
俗説通り成仏してあの世に飛んでいくのか?
この世に遺恨があるとあの世にいけないとか、
それで地縛霊になるらしいぞ。
ならあの世とは何だろうな?
この世でない世界があると言うことになるな。
それはそれで興味深い。
面白い世界だろうな。」
「じゃあ試しに死んでみるかい?
死ぬことを勧めたわけじゃないぞ。
もしもの話しだ。
この世とは違う世界があるとは面白い。
のぞいてみれるなら見てみたい。
うーん。
ありがちだな。
やはり人間が気にすることは皆同じなんだな。」
「本当にありがちだ。
自分のオリジナリティなんかどうでも良くなる。
神がいるなら、あの世を少しだけ見せてほしいものだな。
私は神を実在を信じているが、探したいとは思わない。
しかし、また探してみることもいいかもしれない。
神はどこに宿っているのだろうか。
自分の肉体にも宿っているかも知れない。
となると多神教の世界だな。
神がいくらでもいることになる。」
「ほう。
それは凄いな。
いくらでも神がいるのか。
八百万の髪を再発見できたか、さすが日本人だな。」
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