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D.Iの音
久しぶりのツアーのリハーサル。
同じ楽曲を同じスタジオ、同じメンバー、スタッフと構築していく作業。
リハーサルのペースは現場によって違いますが、長ければ2,3週間。
(昔は1ヶ月なんかが当たり前だったよう、僕はもうその世代ではないです)
時間が長ければ、その分チャレンジ、実験もできる。
楽曲も体に叩き込む事も出来ます。
昔からこの実験、試す機会が多かった事が機材好き、音の追求に繋がったと思います。
今回も色々試行錯誤
そこで役に立ったのが自分で作ったD.I動画
最初はお気に入りのUAのSolo610も持ち込みました。
楽器は、5弦の音域が必須になったのでSadowsky NYCの5弦PJ(JのPUはカット済)
P bassはJazz bassに比べ立ち上がりは遅くなりがち。
その分、音の太さや量感はJ bassよりあると思っています。
J bassはソリッドでタイト。
このP bassにSolo 610のような真空管D.Iを合わせると、気持ち良い鈍さとしっかりとした太さが得られる。
だけど、楽曲の中に混じり且つ編成が大きな現場だと、各マイクへの被り問題からその部分がマイナス方向に感じてしまいました。
管楽器3人、コーラス3人、パーカッションもいるので、マイク被りを考えた音量、トーンをコントロールする事が、客席側のサウンドをよくする為の一つの要員。
被りとPベースがメインになると言う事で、 D.Iの選択を考え直しました。
そこで先ほどの自分が作った動画を聞き直すことに。
ここで重要なのは、音だけ聞く。
絵は見ない。(何となく順番は分かりますが、、)
音色がタイトな傾向の物を選択しようと頭にだけ入れて再生し、音に集中。
そこでピンときた物を数種類ピックアップ。
そしてその中から手元にある物を選択。
意外な物!?が残りました
TDC-YOUのBASS DI(赤が出ている!ほ、欲しい。。)
動画を作った時は正直ピンと来なかったD.I。
なので現場で使用したことはありませんでした。
現場初投入。
そこで思ったことを書いていきたいと思います。
ここから先は
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