teppei trio(Live at イケシブ)使用機材、ベース解説
8/29に無事にリリースできました!聞いていただけましたか?
ストリーミングも長期で置いておくつもりではいますが、契約してらっしゃらない方はiTuneなどのストアでダウンロード購入していただけるずっと聞けると思います。
iTune ストアではインスト部門で数日間1位をキープしておりました。
総合チャートでも自分の見た限り87位にランクイン!まさか総合に入るとは思っていなかったのでびっくりしましたね。。
ここではどの様な機材を使用したか一曲づつ解説していきます。
ベースはFender1965年Jazz BassとThree Dots GuitarsのJazz Bassの2本
アンプはSVT VRに810
D.IはKHANのMP(現在は廃盤、現行はKHAN VTDI RED)
ストラップはRichter Straps
M1.Scrap's Clap
ベースはFender、このベースにはフラットワウンド弦を張っています
Source AudioのSA127 Guitar Envelope Filterを使用。
大分前のEnvelope Filterですが当時かなり人気で使っていた人は多いはずです。僕も気に入っているのでずっと持っています。
音色が凄い数設定できますが僕は写真にある設定で固定してます。
このサウンドが好き。自分のバンドということで、このライブもエフェクトは積極的に使用しています。他の設定は結構派手な音色も多いですよ。
M2に繋がるイントロダクション的なジャム曲。
フィルターをかけたサウンドとダブルストップを多々使ってリフを組み立てています。
M2.Meat Tower
山本タカシ氏のいくつかのバンドに対する愛に溢れたオマージュ曲(笑)
僕もロッコ氏にリスペクトを込めての演奏です。
Fenderのベースでリアピックアップを少し絞ってフロントのサウンドが前に出てくる使い方をしています。
両方マックスのハムキャンセルされたサウンドも好きですが、フロントをメインとしたJazz Bassの使い方はすごく好きで色々なシーンで多用します。
プレベほど濃厚でなく、ライトでソリッドなちょいプレベの雰囲気といった所でしょうか?
この曲ではエフェクトは使用していません、タッチで音色を変化させています。
M3.39
個人的に気に入っている曲。
あまりベースで曲作りはしませんが、これはベースでメロを考えた曲です。6/4がメロに入っているけど全く意識せずに作ったのでとても自然な感じ。後で自分でも気づいた。。
途中にさりげなく転調していく流れも気に入ってます。
4弦ベースで和音を弾きながらメロを取れる曲っていいですよね。
この曲もリアを絞ったサウンド。メロとベースソロはBOSSの技ディレイをかけています。このディレイも設定しやすくてベースもばっちりですよ。
設定は写真の通り。
ソロ後はピックアップを両方フルにしたサウンドですね。
でメロに戻る前にリアを少しまた絞ってます。
最近も曲中に結構ピックアップの設定は変更します。それでトーンをコントロールする事が好きです。
M4.Foot Steps
この曲のベースライン、リフはシンセベース的なイメージで作っています。
なのでエフェクトはMXRのオクターバー。このオクターバーの反応は良い方ですね。ほぼ全編にわたってオクターバーをかけています。
ドライ音とのバランスを間違えるとアンサンブルが大変になってしまうのでそのミックス具合はとても神経を使って毎回丁寧に調整します。
箱の響きにも影響されるので結構その都度の設定かも。
サビの部分のベースラインはヘッドハンターズのポールジャクソンのイメージ。細かいファンキーなサウンドでブリブリと弾く感じですね。
ベースはFender。この曲はハムキャンセルされた音。
M5.Joe
ジョーダートへのリスペクトを込めての曲。
この曲はスラップをするのでラウンド弦を張ったThree Dots Guitars。
細かいフレットノイズがたまに聞こえてくるのがラウンド弦らしさを感じれて良い音です。
この曲はスラップソロでフィルターをかけています。
M1.と同じ設定。その時の気分でフィルターをかけたり素の音でソロを弾いたりと毎回違うソロを弾いていますね。
Three DotsのJazz Bassはとてもソリッドでタイトな音像なのでSVTの様なチューブアンプ&810でしっかり鳴らすことにより、中域のタイトは残りその周りに太いサウンド、倍音がくっついて来て気持ちが良い。
逆を言うとトランジスタだとちょっと直線的なサウンドになりすぎてしまう感じかな。これは好みの問題ですが。
アルバムを通してのベースのサウンドについて。
自分でミックスしたので色々聴き比べ試行錯誤。
アンプのサウンドが良い感じに録れていたのでアンプメインの音作りになっています。
イメージで言うと6.5アンプ、3.5ライン(KHAN)
そう言われるとアンプの太いサウンドがメインだと分かりますよね?
アンプの太い部分にラインを足して行き、太さがありつつ芯の部分も聞こえてくるバランスに。完全に自分好みの音ですがプレーヤー目線で行くのも大事かな?と思ってこの様にしました。
収録されている時におそらく薄くコンプがかかっていると思うので自分ではコンプをかけていません。録り音が良かったのでベースにはEQもしてません。
後はアンビエンスマイクもありましたがあえてカット。
タイトな音像にしました。
ベースアンプマイクやギターアンプマイクにかなり各楽器が被っているのでそれでライブ感は十分かな?と思ってそうしてます。
有観客だとまた違った処理をしたかもしれません。
ギターは山本さんがギタリスト的視点でEQ処理してデータを戻してもらいました。そして最終段階に全体を整える時に少しEQは使用しています。
この様な素晴らしい機会と音を提供していただいた池辺楽器さんには本当に感謝いたします。ありがとうございます。
コロナ禍の配信ライブがこの様なライブ音源としてリリース出来るとは思っていなかったので感無量です。次はスタジオ版を作るぞ!
引き続きオンラインベースレッスンや仕事についてなども更新していくのでそちらもよろしくお願いいたします。
皆さんが楽しめる様な物、有意義な物を制作していきたいと思っています。