70'sJazz Bass
普段はアルダーボディー、ローズ指板の楽器がメインになることが多いです。理由としては、アンサンブルの中でのまじり感、程よいアタック感にミッドレンジ。そして支えるロー感も。
楽器によって、低音の位置感は異なってきます。ちょっと腰高に感じる個体もありますが、質感、傾向は同じ。
扱いやすく、耳慣れしているという点も大きいのでメインの楽器に。
最近、大学の授業の課題としてリクエストを受けた曲
Lee RitenourのNight Rhythms
この曲でベースを弾いているMelvin Lee Davisのベースソロにチャレンジ。
Melvinといえばケンスミスの7弦ベース!!(もはやベースではない笑
Night Rhythmsではメイプル指板の4弦を弾いています。
スラップとなると、このメイプル指板が気持ち良い。
輪郭がはっきりとした早いアタック。そして直線的な発音。
アッシュ、メイプルの組み合わせでしかでない音があります。
万能に扱いやすいトーンではありませんが、個性的で一聴してわかるサウンド。
Alex Alのベースも大好きです。
Night Rhythmsのメルビンの音はギンギンのアクティブサウンド。
パキパキですね(笑)ここまでパキパキは個人的に好みではありませんが、ベースソロを完コピするにあたりたくさん聞きました。
久しぶりに人のスラップソロを完コピに近い形まで採譜したのですが、自分の手順にない音使いや移動。コピーしてみれば、その人の手癖やパターンがソロの大部分を締めていることが分かります。
手に馴染みがない為、ゆっくりから練習しないとついつい自分の動かしやすい手順になってしまいます。
勉強として考えるなら、不慣れな手順に挑むのが正解。
こうやってフレーズのストックを増やしていきます。
この曲を練習しているとメイプル指板の楽器で弾きたくなるし、実際に弾くと気持ち良い。
良く楽器選びの質問を頂くのですが、自分が出したい音、あるいは弾きたいスタイル、フレーズの感じにイメージがあれば、割と方向性は絞られるはず。ヴィンテージなどの資産としての価値や、所有欲的な物は例外。
楽器に弾かせてもらうフレーズ、導いてくれるフレーズ。
その楽器から聞こえてくるトーンから弾きたくなる様なフレーズ。
などなど。
久しぶりに引っ張り出してきてこの楽器で練習。
生徒に教えるつもりが自分に課題が与えられた様でとても楽しい。
ここのワンポイントオンラインレッスンでもメルビンの手癖の一部を解説しても面白いかな?と思っています。
まずは耳コピでチャレンジ!
マガジンではこの様な楽器や演奏の話、そしてプチレッスンの記事などを随意更新しています。
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