いつか日本でもバレーボールで熱狂できる会場になってほしい
人々に何かを根ざそうと思ったら、
「関心をもってもらう」→
→「好きになってもらう」→
→「ともに歩んでもらう」
という過程を踏むことが大事になってきます。
バレーボールが日本でさらに盛り上がってほしいと思うわけです。
個人的には、関心をもってもらう、好きになってもらう、ともに歩んでもらう、
いずれにしても、その「仕掛け」において、もっとできることがあるんじゃないかなと思います。
バレーの魅力や素晴らしさはいっぱいあると思うのです。
私は、バレーボールの醍醐味の一番は、「喜びの共有の瞬間」がたくさんあるということです。
1点獲れれば喜べるし、ナイスプレーでも喜べる。喜びのタイミングがつかみやすいのです。
次に、選手やプレーに観る側が、シンクロしやすい点もあると思います。
ワン・ツー・スリーの展開リズムが基本で、それは観る側に心地よい一体感を生み出しています。
どうでしょうね?
私は、日本でも、バルーンスティックよりも、手拍子で応援する方が、人々をひきつけるように思います。
音楽も、シンセサイザーで誰もが知っている曲に観衆を乗せていくようなものがいいと思います。
チーム関係者や企業関係者、ファンクラブの人の限定的な応援ではなく、たまたま会場に足を運んだ人に、熱狂的な応援を経験してもらったら、「ともに歩んでもらう」という、ファン以上のサポーターの輪を広げていくことができるんじゃないかな。
いつか、日本でも、ブラジルやポーランド、イタリアのアリーナのように、一つのチームを熱狂的に応援する、一緒に戦っている気分になれるような会場に巡り合える日がきたらいいなと思います。
(2017年)