熱量とヒーローマスク
私はヒーローアカデミアの絵柄やキャラデザが好きだ
それでも途中で読めなくなってしまった、何故なのか分からないでモヤモヤしていたが最近ハッキリわかった。原因はキャラクターではなく世界観が私向きではなかったのだ
結論を言うと私はヒーローと聞いて思い浮かべるものは普段は社会に溶け込みいざと言う時は素顔や正体を隠し己の信念の為に戦うか守る者でヒーローアカデミアの世界観はそれとは全く違うので没入感がないということだ
ヒーローアカデミアの世界は前提としてヒーローが社会で公式に認められ職業とされていること、それに伴い専門の学校が存在する
タイトル通りの世界だ、当時の私はあまり深く考えずに読んでいたしキャラクターも好きだった。途中で読むのをやめてしまい漫画も今は手元にない、漫画を売った時も漠然とした拒否反応を抱えていた
拒否反応と強い言葉を使ったが完全に私情なのでこの作品は悪い作品では無い。キャラクターたちは可愛くてカッコイイし作画に圧倒される素晴らしいものだと思う
原因は己の理想とする居心地の良い世界観ではなかった事。それに尽きるし熱量も尽きてしまった
自分にとって居心地の良い世界観とは言わば現実逃避、先程上げた素顔や正体を隠し人知れず見知らぬ人愛する隣人または世界を救ったり羽目を外したりするヒーローという概念がとてつもなく魅力的に見えるのだ。
ヒーローアカデミアはハッキリ言うと現実を実力を権威を学校という社会空間で嫌でも見せつけられる、それが自分にとって苦痛を感じてしまった。特に自身では学校で酷い目に合っていないが“その場”が息苦しく不登校になった時期もあり素直に楽しめなくなっていった、冷たくパチパチした甘い炭酸飲料がぬるくなっていく感覚
そう、短時間で一気に飲みきれる量だったら問題なかったと思う……恐らく
第一話の序章で衝撃と感動を覚えた記憶は今でも鮮明だ、今でもマウントレディという巨大化できるキャラがお気に入り
彼女はとてもかわいい