【Z/X】『混沌の写し身』に乗せたいシフトが多すぎるので全部解説する
こんにちは。てぺとらです。
閲覧ありがとうございます。
今回は僕が現環境で使用している【アーク軸アスツァール】の思考整理を兼ねて、『混沌の写し身』トークンに乗せるシフトについて纏めていきたいと思います。
はじめに
上の目次にあった10種類が『混沌の写し身』に乗せることが可能なシフトになります。
『混沌の写し身』にはエクストラから普通にプレイする以外にも『混沌の支配者 アスツァール』によって非常に簡単にシフトが乗る為、この10種類が今の【アスツァール】でメインに使用されるシフトなわけですね。
冷静に考えて10種類って多すぎないですか?
エクストラデッキにほぼいつでも好きに出せるカードがそんなにあったら頭が沸騰しちゃうだろ。
というわけで役割とかを明確に理解することで構築の最適化や試合中の迅速で的確なシフトを図りましょうって記事です。
【アスツァール】がちょっと気になっている方、よく対面するけどシフトいっぱい使われてわかんないよ~!ってなる方もこれを見ればかんぺき~ってわけです。よろしくお願いします。
今【アスツァール】を使っている方も今一度これらのシフトの役割を再確認してみると良いかもしれません。もっと強い使い方とかあったら教えてください。よろしくお願いします。
彼方のアルバイター イタァカ
まずは基本の基。剣臨器にク・リト以外の制限が無いシフトから解説です。
『イタァカ』は効果こそ非常にシンプルなものの序盤中盤終盤においてパーツ探しに一役買う縁の下の力持ち。
ク・リトのシフトの効果は相手の妨害という面が強く、相手のライフを削り切らなくてはならないターンには乗っても意味の薄いカードも多いですが、このカードは攻めるターンにも『ユニバース・プリンセス』を探して上振れを狙う等、いくら噛んでも味が出ます。すげーガム。
1ドローもさることながら1ディスはク・リト的に大変価値が高く、『常夏アスツァール』や『饗宴アスツァール』等手札から落としたいのに落とす手段が限られているカードが存在する為、これが表になっているのとないのとでは土壇場での柔軟性が違います。どこかで素乗りしておきたいところ。
あとこれは制限なしシフト全体で言えることなんですが、恋風、ニョグサでリソブしたら絶対に忘れず乗るようにしましょう。
忘れると頭がおかしくなって死にます。
不定なる菓子職人ショゴズ
『ショゴズ』はイグニッションのバリューが高いク・リトにとって効果そのものはかなり優秀と思えるのですが、ネックなのはやはりその誘発条件。
序盤にはあまり効果除去は飛んでこず、中盤にもなると他に乗るべきシフトが大量に存在するというジレンマを抱えています。
現状は如何せん枠が厳しいですが、環境や構築次第では輝く場面もあるんじゃないかとは思います。
ちなみにこのようなカードの効果で離れた際に誘発する効果は破壊やバウンス等の直接の除去のみでなくダメージやマイナスを与える能力で破壊された場合でも誘発します。
知らないとたまに忍者の恰好した猫にリソースを全て盗まれるので気を付けましょう。
束縛される求愛エルシェルト
『エルシェルト』は剣臨器コスト制限の無い4種の中では唯一守りに寄ったカードです。
IGOB期はこれで序盤の相手の攻撃をいなし、相手の有利な展開にさせないといった立ち回りが可能なカードでしたが、アークまで如何にたどり着くか、如何にパーツ等を集めてゲームメイクをするかといった駆け引きがメインとなる現環境では相対的に価値を落としてしまったとも言えます。
しかしながら序盤のシフトとしては十分すぎる性能で、前のめりに攻撃しながらスタートカードにこちらをシフトしてチャージを増やす、といったアドリブも可能です。
惜しむらくはそのコストであり、中盤以降ではスリープが重すぎること。
『混沌の写し身』に乗せてもあまり有効に使用することが出来ないのであくまで序盤のシフトと割り切りましょう。
月夜に語る狂歌ムービス
『ムービス』はスタートカード以外で『異形の落とし仔』トークンを出せる数少ないカード。
ターン終わりに消えてしまう為、『常夏』や『ゴルゴース』のコストにする、『ノルデン』の素材にする等、明確な目的がある場合の利用が主となります。
当たり前ですが1コスト余らせておいて除去で開いた面に追撃の手として出しても強いですね。シンプルにコストが軽い。
一つだけ注意すべき点としてはコストがク・リト指定されている点ですね。
『ユニプリ』や 『そして星の世界へ』がリソースにある場合は先に使っておくのがオススメ。
【顕誓『楽宴創造』】シュブニ・グ
『楽宴シュブニ・グ』はデメリット効果こそあるものの面を作り直す堅い効果。
基本的な使い方としてはやはりPのゼクスに乗せておくことで1点の延命を図ること。当たり前ですが出てくるトークンもパワー5000あるのでアイコンで崩せないシンプル強固。
他の利用法としては、『ゴルゴース』で割るとスリープですが面が増えるという点を生かした面埋めでしょうか。
ただこの使い方をすると2枚目が無いとPに乗せられないので一長一短。Pを空けてでも8面埋めたい時はたまにあるので覚えておくといいかもしれません。
ちなみにデメリットと書きましたが『イタァカ』でも言った通り捨てることは全然メリットになります。『常夏』とか捨てましょう。
【剣誓『世界』】うらら
『世界うらら』は自身レストにチャージまで消費するコストの重さがありながらもリソースや盤面を使わずに2面まで『落とし仔』が沸く面埋め要因。
『秘密に溺れる理想郷ガタルーニア』を絡めた連パンをせず最低限の攻撃と面埋めを行うターンは、シフトが乗ったゼクスをスリープしても問題が無い為重宝するカードです。
一番の問題であるチャージですが、最も効率が良いのは『ゴルゴース』+『饗宴』の2破壊でチャージを確保すること。
ですが面埋めを行いたいターンは3,4ターン目、デッキを回すスピードが速いク・リトにとっても手札・トラッシュの要求値が高いことから、スタカ以外のチャージを1枚IGに使用せず、『ゴルゴース』で破壊した分とそちらで確保するのが無難でしょうか。
スタカまでこれの効果に使う事は次のターンを考えてもあまりオススメ出来ません。
ちなみに2枚出すこと前提で話していますが1枚でも面が埋まればそれはそれでOK。IGの当たり加減とかを見て臨機応変に行きましょう。
【顕誓『炸裂愛好』】ニャルラト
『炸裂愛好ニャル』、通称キックニャルは言わずと知れた強シフト。泣かせたデッキは数知れず。
相手のIGを禁止する効果はイコール相手のトラッシュを肥やさせず、ノーコストでアイコンをプレイさせないという事であり、【アーク軸アスツァール】が得意な面埋めと非常に相性が良いです。
現環境の黒系のデッキは『レディローズ』等でIGのバリューが非常に高く、アークゼクスの登場時に展開する効果の【ネイ】等には殊更強烈に刺さります。
何故か回収効果まで付いており、アークやブレイク等のパーツ、手出ししたい『理想郷ガタルーニア』や『カオス・サマー ニャルラト』を拾える点もこのカードのお狂いポイント。
相手の動きを制限してマウントを取るク・リトのシフトでもトップクラスの制圧力を誇るカードなので、相手のライフを削るターンには特に優先して乗せていきたいところ。
なんかもう強すぎて今更書くことが無いレベル。なんだこのカード。
【顕誓『幻世傾奇』】ニャルラト
『絶界ニャル』はテキストが効果種別のアイコン含めて3文字。シンプルにも程があるだろ。
絶界付与は対象を指定する各種迎撃を無視出来る特権。
プレイヤーEXにより全てのプレイヤーがIGOB以外のゼクスに絶界を付与出来るようになりましたが、ク・リトのみ2回以上付与出来る優位性があります。
ライフ1時のゼクステンドドライブや迎撃の起動・イベントを2回躱せるのはク・リトならではの強みであり、相手ターン中にも絶界が複数面維持される為、攻撃のみならず相手の攻めの妨害にもなります。
ただ一点、相手の迎撃を警戒するあまり『饗宴』で割れなくもなってしまうのでエクストラ権をブレイクに使用するターンは乗せる場所に留意すべきではあります。
【顕誓『波濤万世』】シュブニ・グ
『楽宴シュブニ・グ』は3000のパンプが燻し銀。
『混沌の落とし身』はパワー8000と書いてあるので、なんと11000のアークゼクスラインに届いてしまいます。えぇ......
ついでに3コスト以下除去も付いている為、連パンに使う面が非常に多いク・リトにとって非常にありがたいカード。
残念ながら(というかこれがあるとかなりヤバいですが)効果はターン中のみの為、基本的には数値の高いゼクスや小粒に埋められた面の打開に使用することになります。
【顕誓『告死遊戯』】ヨグ・ソティス
『告死ヨグ』はコストジャスト残しの迎撃を許さないカード。
仮想敵として真っ先に挙げられるのは【リゲル】で、半端なリソースの『リゲル★クリスマス』、『Last Dance』を強く牽制します。勿論ミラーの『ユニプリ』も許しません。
しかしこのシフトの本領は3つ目の自動効果。
破壊時に何故かトラッシュからリソースに置く効果により、『恋風』、『ニョグサ』のリソブが失敗してもこれを乗せた、『アルターブレイクアスツァール』や『VBアスツァール』で出した『写し身』を破壊することで6リソを達成、無理矢理スタートリソースを有効化することが出来ます。不思議。
6リソ達成以外にもリソースはあればある程良いので、返しの自分のターンが回ってきそうならとりあえず乗っておくと次のターンの自由度が増します。優先度を考えてガンガン乗せていきましょう。
ちなみに相手が手札から最初にプレイするコストを増やす効果は、相手が最初にスタートリソースの効果で手札からコストを支払わずにプレイした場合、最初のプレイを終えたので消滅します。世知辛ェ......
おわりに
というわけでク・リトのシフト各種の紹介でした。
なんか忘れてない?
『空魂乱墜ヨグ』は相手のリソをズタズタにします。封神指定(禁止カード)です。
現環境はスタートリソースを複数枚置くデッキが主流の為、別に封神指定する程でも無かったのでは?とは思いましたが冷静にそういう主人公以外を容易に殺害出来るカードなのでどう考えてもダメでした。
そもそも多色を使おう!ってゲームデザインなのに相手のリソースを触りまくれるカードを野放しにしてくれるわけもなく。『アークアスツァール』で何回も乗り直せるのも含めての改訂だったと思われます。
おわりに2
というわけでク・リトのシフト各種の紹介でした。
【アーク軸アスツァール】は相手より先に動き出して優位に立つ事が勝ちに繋がる現環境で、安定して先に動く事が可能なデッキと思っています。
シフトを大量に使用して有利な展開を作る動きは他のデッキにはなく、プレイングも難しいですがその分上手くハマった時の楽しさは格別ですね。
今回はシフトに絞った解説でしたが、気が向いたらデッキレシピ解説や他の攻略記事も上げていきたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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