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愛逢月

御訪問ありがとうございます。

今回は、『愛逢月』という作品に込めた想いを語らせていただきます。



月異名

「愛逢月(めであいづき)」というのは、七月の月異名です。

月異名としては、「文月」が有名ですが、その他にもたくさんあります。


☆穂含月(ほふみづき)

☆文披月(ふみひろげづき)

☆七夕月(たなばたづき)

☆親月(しんげつ、おやづき)

☆涼月(りょうげつ、れいげつ)

☆秋初月(あきはづき、あきそめつき)


月異名は旧暦、しかも昔の天候を基準としているので、現在からすれば多少の違和感がある場合もあります。

これから暑くなるという時期に“涼”や“秋初”というと、不思議な感覚になります。

(個人的には、暑がりなので「早く涼しい季節になってほしい」という気持ちにもなりますが)



年に一度の・・・

「愛逢月」は、織姫と彦星が再会し、愛を語り合うという意味では、今の暦とも一致しますね。

作品づくりで月異名をいろいろと調べたのですが、この「愛逢月」だけが、今の暦でもしっくりきました。


織姫と彦星の、年に一度の逢瀬。


遠距離・・・

遠距離恋愛の経験がない僕には、この瞬間の喜びや胸の響きを充分に感じ取ることができませんが、たまに帰省した時に、親、きょうだいと逢う時、ご無沙汰していた友人、知人と再会した時のことを思い浮かべれば、少しは感じるものがあります。

逢う前のドキドキ感。

逢った瞬間の感動。

言葉を交わしている間の気づき。

別れ際に再会を願う想い。

普段はそれぞれの生活や仕事という空間に身を置いているので、四六時中、相手を想うことはないですが(忘れていることのほうが多いですが)、たまに逢うと、新鮮な感動があります。

「御縁がつながっていて、よかった!」

ブランクが長ければ、お互いの心境もかけ離れていて、話が合わないこともあります。

それでも、かつての想い出話に花が咲くときには、楽しい想いに満たされます。


御縁に感謝

ほんとうに、御縁があることの嬉しさを実感します。

そして、御縁があることに感謝の想いがこみ上げてきます。


すべての御縁に感謝は尽きませんが、やはり、心から愛の想いを交わし合える相手の存在は貴重ですね。

今のところ、僕に、そういう方はいませんが、人生の“これから”に、そのような方がいてくれればという願いも強くあります。

若い頃は、普通に、その存在がいることの嬉しさを発揮するだけでしたが、年齢を重ねていくうちに、“人生の秋冬の時期を共に過ごす”ことの安らぎを求めたくもなります。


ときめきの復活

そういえば、ここ数年、心がときめいたことが、ほとんどないですね。


いつも

ときめいていたい

人生という時間を

輝かせていたい

そして

僕のときめきが

想いの波となって

誰かの心に

届きますように

僕のときめきが

人を生かす力となって

誰かの人生を

豊かに満たしますように


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