“常勝キリュウ”を味わいながら
御縁に感謝です。
僕は、子どもの頃、おばあちゃんが作ってくれるキュウリの酢の物が大好きでした。
今年は、キュウリが安く手に入ります。
100均で、酢の物専用に使うためのガラスポットを買ってきて、頻繁に酢の物を作っています。
ん!? キュウリじゃないのか
今日は、キュウリの話ではなく、群馬県の桐生(キリュウ)市の話です。
(桐生の皆さま、ごめんなさい)
3年前、桐生市のA公民館の館長さまから連絡がありました。
あるSNSで僕のアカウントを見つけられて、作品に一目惚れされたとのことです。
そして、「ぜひとも、うちの公民館に、筆文字を教えに来てください」をオファーをいただきました。
初めての挑戦
群馬県は隣の県ですが、僕にとっては“未知の地”でした。
昔、館林市や太田市に出向いて、仕事をしていたこともありましたが、桐生市がどこにあるのかも把握しないままに、このオファーをお受けしました。
(後で知ったのですが、桐生市は太田市の隣の市でした)
そして、残暑厳しい時期に、見学にお伺いしました。
高速道路を利用すると1時間余りで行けるのですが、見学時には3時間くらいかけて、一般道で行きました。
Googleマップで誘導されるままに行ったら、とてつもない山道を通ることになり、「これは、定期的に通うのも大変だな」と思ってしまいました。
(現在は、往路では高速道路を利用しています)
桐生に向かうまでで疲労気味だったのですが、館長さまの手厚いおもてなしのお陰で疲れも吹き飛び、桐生の空気を堪能させていただきました。
“一号車”発車!
その後、話は進み、3ヶ月後に公民館の「成人講座」として筆文字体験会の機会をいただきました。
ありがたいことに、申し込みから間もなく定員になり、キャンセル待ちの方までおられたそうです。
そして、受講いただいた方から「引き続き、筆文字を描いてみたい」という御要望があり、翌月から正式にサークルとして始動しました。
初回から、満員近くの方が集まってくださり、幸先よくスタートしました。
ところが・・・
時は、感染症の蔓延が激しい時期。
初回開催から数日後に、公民館が使用できなくなりました。
結局、3ヶ月間、サークルは中止になりました。
再開が決まっても、「人数が激減してるかもしれない」と心配していたのですが、全員が出席されました。
僕の心配は、杞憂に終わったのです。
(桐生⇒キリュウ⇒杞憂(キユウ))
聞くところによると、サークルのメンバーの皆さまは、「いったい、いつになったら(施設を)使用できるのよ!」と、公民館に詰め寄られたというほど、熱心に再開を求めてくださりました。
メンバーさんが、他のメンバーさんのお宅に行かれた時、壁中に己書(筆文字)の練習をした紙が貼ってあったとか。
そのことを聞き、胸が熱くなってきました。
“二号車”発車!
こうして、サークルは順調に発展していきました。
そして、翌年に、2回目の「成人講座」が開催されました。
ここでも希望者が何名かおられたので、2つ目のサークルが誕生しました。
盛り上がりの原点
この流れを振り返って、思うことは、これだけの盛り上がりの原点には、公民館長さまの“熱意”がありました。
その“熱意”は、公民館のサークルを取りまとめておられるサークル会長さまに伝わりました。
サークル会長さまが、とても気に入ってくださり、1つのサークルだけにとどめることなく、2つ目のサークルをスタートさせたのです。
その“熱意”は、さらに広がっていきました。
“三号車”発車!
会長さまは、別の公民館のサークル会長さまにも、僕の教室を“アピール”してくださったのです。
そして、A公民館での2度目の成人講座の翌月に、B公民館でも体験会の機会をいただきました。
体験会は盛況で、その翌々月から、B公民館でもサークルとしてスタートしました。
初回から定員の人数が集まり、今日まで活発に展開しています。
熱意の力
あらためて、熱意の力を実感しました。
正直なところ、これまでの流れの中で、僕自身がいちばん慎重になっていたと思います。
慎重になりすぎていると、叶うものも叶いません。
拓かれるものも拓かれません。
だけど、「やってください!」という声の圧倒的な強さに、気づかされました。
「やらなきゃいけない!」
その勢いの中でも、僕は常に淡々と、無心に、事を進めてきました。
皆さまの熱意と、僕の想いが、調和しながら前進を重ねてきました。
A公民館長さまのお声がけがきっかけとなって御縁ができた桐生市。
僕の予想をはるかに超えた現実が展開していきました。
一つの熱意は、人を感化し、
感化された人の熱意が、また、さらに、人を感化する。
ジョウショウキリュウ
“上昇気流”が僕を乗せて、次から次へと道が開かれました。
さまざまな不安は、片っ端から打ち砕かれ、“発展”という勝利をもたらし、勝利の連続が“常勝”の流れをつくってきました。
“上昇気流”が
“常勝気流”となり、
僕のプロジェクトの中の“常勝桐生”をつくりあげました。
ほんとうに感謝です。
これからの心がけ
この流れの中にあっても、我欲を出すことなく、謙虚さと誠実さをもって進んでいきたいと思うのです。
慢心は最大の敵です。
そして、この流れも、ずっと一定に展開していくわけではありません。
参加してくださるメンバーの皆さまのことを想い、「いかにすれば楽しんでいただけるか?」という理想を、メンバーさんの視点で考え、工夫をしながら、永く喜んでいただけるような努力を重ねていこうと思っています。
漫然も敵です。
いつも新鮮な気持ちで、描いていただけるように、努めていこうと思います。
今日も、この記事を最後まで観ていただき、ありがとうございました。
これからも、皆さまの心に“キラッ”としたものをお届けできるようにがんばります。
やっぱりキュウリ!?
ちなみに・・・
桐生は、キュウリの名産地でもあります。
先日も、袋いっぱいのキュウリをいただきました。
新鮮で、美味しかったです。
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