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【せたがや図鑑】美容院captif

せたがや図鑑で美容院について調べているかのんです!今回は、世田谷区用賀で美容院captifを営んでいる藤戸さんにお話を伺ってきました!

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1. 美容師になったきっかけ

ーー流行のバンドや漫画、初恋の子に影響を受けて
当時はやっていたバンドボーカルの髪型が斬新で、それが髪に興味をもった最初のきっかけです。
美容師になる決め手になったのは、美容師が主人公の漫画を読んだときです。その漫画を読んだとき、この職業しかないなと感じました。

ーー"髪型を変える”ところに惹かれた
私が美容師になった当時、街に男性美容師さんはあまりいませんでした。美容院は今みたいに気軽にいける場所ではなく、それまで自分自身も美容院には行ったことがなかったんです。
ある時、行きつけの理容室のおじさんが全然希望通りの髪型にしてくれませんでした。その時、自分だったら技術はなくても、少なくとも言われた通り、希望通りの髪型にできるのではないかと過信しました。
これが髪型を変える側になるきっかけです。
美容院に憧れたというよりも、美容師の"髪型を変える”というところに惹かれました。

2. 人生のターニングポイント

ーー美容師という職業に就いたこと
初恋の女の子が長い髪をショートにしたとき、別人になりました。それまでなんとも思っていなかったのに、とても可愛くなって惹かれるようになりました。
私は、髪型を変えるだけで、人って心さえも、人生をも変えると捉えています。
人生を変える仕事を自分がする側になり、美容師を目指したこと。
これが人生のターニングポイントです。美容師を目指し上京、技術を磨くために海外へ行くなど、夢や自分が憧れていたことをどんどん叶えることができました。他の職業だったらこんなに上手くいかなかったかもしれません。

3.用賀に美容院を開いたきっかけ

ーー自分のやりたいようにやりたかった
美容院を開いたきっかけは、実は収入とかでは全くないんです。
理由は、自分のやりたいようにやりたかったから。
これだけです。
雇われていると、美容院の方針や、料金設定は会社が決めます。その中で、自分がどれだけがんばれるか、実力を発揮できるかになってきます。私は自分のやりたいようにやるために、美容院を開きました。

ーーいろいろな世代が来てくれるお店を目指して
用賀にお店を開いたきっかけは、色々な世代の方が住んでおり、色々な髪型に携われるかなと思ったからです。

ーー用賀にお店を開いてみて
今となってみると、この地域は、お客さんの性格、そして人間性がすごくいいと感じます。ここにお店を出してよかったと思えます。ここでは、ずっと自分が勉強させてもらえる立場にいられるんです。
意外と年齢は関係なく、若い人がお客さんであっても、こっちが勉強させてもらえることが多いです。これがこの地域のすごくいいところだなと思います。

4.やりがいを感じるとき

ーー直接感謝を伝えてもらえるとき
やりがいを感じるのは、お客さんに感謝されたときです。特に、1回担当した人がリピーターとして戻ってきて、"この間凄く良かった"、"周りから褒められた”というように直接感謝を伝えてくれるときにやりがいを感じます。
もちろん、コンテストに出て優勝したり、ヘアーショーに出る、テレビに少し出演させていただく、有名人を担当させていただくことなどもやりがいで、いっぱいあるけど・・・軸は、普通のお客さんが直接感謝を伝えてくれることです。

5.日々心がけていること、こだわり

ーー入り口のドアが重たくならないように
心がけているのは、気軽に入ってこれて、気軽に帰れるお店になれるようにすることです。お客さんが入ってくるとき、入り口のドアが重たくないように、心がけています。
アットホームの感じ方は人によってそれぞれだと思いますので、お客さんとの距離感も、近すぎず遠すぎず。
お客さんに合わせてアットホームになれるようにと思っています。

ーー他にないお店づくり
あとは、基本的に他にないお店づくりというのがこだわりです。
そうなると、内装やインテリアなど、自分でやるしかないんです。
業者の方に任せると、結局はどこかと同じになります。どこかで入ったような雰囲気になってしまうんです。
なので、お店づくりは基本的には全部自分でやっています。

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6.今後について

ーー続けるということ
今後については、日々考えています。
実は、キャリアとしてやっていきたいことはもうあまりなくて、美容師になって35年以上経ちますが、東京に上京し、美容院で働かせてもらって、海外にも行かせてもらったり、ヘアーショーをやらせてもらったり、雑誌の仕事をさせてもらったり・・・。美容師さんがやりたいこと、やれること、ほぼ全部やったと思います。全部やると、それ以上先がないというか、この職業を通して次何をしたいか考えたとき、あとは継続だなと思うんです。

ーー今までやってきたことを、いかに長く続けられるか
目標にして、軸にしていかなくちゃいけないのは、健康で、現役でずっといるということです。
自分が80歳でも、90歳でも。1人でも2人でもお客さんがいる限り、健康で最後まで職業を辞めないで全うしたいです。

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7.おわりに

今回は世田谷区用賀で美容院captifを営んでいる藤戸さんに取材をさせていただきました。こだわりの詰まったお店は、藤戸さんのお人柄が表れているように温かく、親しみやすい素敵な空間でした。貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!


captif 
東京都世田谷区用賀4-3-16 1F
平日    10:00〜20:30
日曜・祝日 10:00〜19:30
03-3708-1023

https://captif.tokyo/






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