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【せたがや図鑑】八幡湯

せたがや図鑑でサウナ・銭湯を調べている和輝です。

今回は太子堂にある八幡湯さんに伺いました!​


1.八幡湯とは

約60年前に開かれた老舗銭湯です。今は創業者の娘さん夫婦で切り盛りされています。

併設されているコインランドリーの中

併設されているコインランドリーもあり、昭和の雰囲気!!

ドアを開けると100以上の下駄箱があります。中に入るとテレビと椅子、マッサージチェアが2台置いてあり、すぐそばに番台が設置されています。

銭湯・サウナ代の800円を払うとサウナ室用鍵フックと大小タオルを貸していただけます。

下駄箱


2.銭湯サウナ情報

風呂場内には座洗い場が20以上、立ち洗い場が3つあり、薬湯、電気風呂、座風呂、水風呂、普通の風呂と種類豊富です。日曜月曜祝日は開店時間から混むそうなのでサウナに入るのも精一杯だそうです。

サウナの定員は6人。温度計は100度を示していました。サウナ室内は昭和から平成初期の懐メロが流れており、自分が知らない曲が何曲も流れていました。しっかりと汗をかくことができ、良かったです。

水風呂に入ると水温は20度。他の銭湯の水風呂に比べると温度は高めで、かなり入りやすかったです。

ととのい場は風呂場内にはなく、脱衣場にあります。5人掛けぐらいの長椅子が一脚あり、窓の近くに置かれています。外からくる風がとても気持ちよく、しっかりととのうことができました。


3.番台さんと話して

番台さんは、後継者がいないんだとお話しされていました。支店にあたるのでまだ何とも言えないが、もしかしたらこのまま潰れてしまうかもしれないと仰っていて、やはり銭湯などがどんどん潰れていってしまう現実は、サウナ・銭湯好きな私からすると、解決しなくてはならない問題だなと再実感しました。

銭湯を潰さないためにも、区や都レベルで対策する必要があり、さらに大きく見ると少子化の壁という利用人口の減少もあります。やはり、難しい問題だと痛感します。

銭湯内にいくつもある貼り紙


4.お客さんと話して

銭湯にいた週2でくる常連さんとお話しさせていただきました。いつも来ると何度も何度もサウナに入り、最後に瓶牛乳を飲むのがルーティーンだそうです。他にも、電気風呂がおすすめらしく、八幡湯は少し強めなのが癖になるそうです。

この方に、後継者がいないことを話すと知らなかったと仰いました。これから何十年も通い続けるから続いてほしいとのことです。

この方以外にも常連さんは何人もいらっしゃるそうです。常連さん内のコミュニティも形成されており、銭湯が潰れるということは、このコミュニティも潰れてしまうことなんだなと思い、やはり解決しなければいけない問題だと思いました。

5.取材をして

今回初めて街の銭湯に行きました。最初はサウナの入り方がわからず戸惑い緊張していたのですが、中にいたお客さんに教えていただき、人の温かさを実感できました。

一方、後継者のお話を聞き、サウナや銭湯以外にも老舗になるとたくさんの問題に当たり困っているということも再度理解しました。古き良き文化は残そうとしないとすぐになくなってしまいます。自治体レベルで解決していく必要があります。

サウナは初心者も利用できると感じました。サウナの温度も下段に座ればそこまで熱くなく、水風呂が苦手という方がとても多いですが、比較的ぬるめなので直ぐに慣れると思います。是非サウナーになりたい方に行ってもらいたいです。

最後に、八幡湯さんの情報をまとめておきます(2022年6月の情報)。

https://www.setagaya1010.tokyo/guide/hachiman-yu/

  • 住所 東京都世田谷区太子堂5-21-4

  • アクセス 世田谷線西太子堂駅徒歩6分 田園都市線三軒茶屋徒歩8分

  • TEL 03-3422-3275

  • 定休日 毎週 金・土

  • 営業時間 15:00~00:00

  • 料金 入浴460円 サウナ340円


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