【せたがや図鑑】せたがやそだちって何?
せたがや図鑑でせたがやの農業について調べているりかこです!
突然ですが、みなさんは「せたがやそだち」を知っていますか?🤔
私はある展覧会に伺って初めて「せたがやそだち」を知り、それから世田谷の農業に興味を抱きはじめました。
1.大平農園と畑のレシピ帖展
2021年6月、三軒茶屋・キャロットタワー3階「生活工房ギャラリー」で行われていた、大平農園と畑のレシピ帖展にお邪魔しました。
23区内で屈指の農地面積を誇る世田谷区。
この展覧会では、等々力に400年続く大平農園さんを通して、土と人、農業とのつながりを考えるというものでした。
大平農園さんは、農薬と化学肥料を一切使わない有機農業のパイオニアです。
展覧会では、大平農園さんや地域の農業の歴史がパネルで展示され、畑の土壌の微生物・野菜・動物・人間の円環をイラストから学ぶことができました。
旬の野菜を長く美味しく楽しむためにオリジナルのレシピが紹介されていたり、初めての出会いばかりでとてもワクワクしました😌
2.かつては農村だった世田谷
大平農園と畑のレシピ帖展でいただいた資料によれば、
江戸時代は、田畑が広がる農村地帯だった世田谷区。
明治から大正時代までは、東京都心部の人口増加などにより野菜の需要が高まりますが、大正末期には交通機関の発達とともに全国から東京に野菜が出荷されるようになり、世田谷の農家の経営は徐々に難しくなりました。
そして、戦後は人口増加と地価高騰により農地の売却や転用が起こり、離農や兼業が急速に進みます。
1955年を過ぎると兼業が専業農家を上回るようになり、現在も農地面積や農家の数は減少傾向にありますが、23区では2番目の農地面積を誇ります。
収穫された野菜は、農家自身の直売所などで販売されるほか、区立の小中学校の給食や飲食店で使用され、地産地消が行われています。また、世田谷区では、農業振興や農地保全の取り組みもされています。
3.せたがやそだち
「せたがやそだち」とは、世田谷で生産された、野菜・果実・花などの総称をいいます。
太平農園で育った野菜も「せたがやそだち」ということになります。
世田谷区では、区内農産物のイメージアップとPRを図るため、区内で生産された野菜や果実、花に表示するキャッチフレーズ「せたがやそだち」と、大地に生える双葉をモチーフにしたロゴマークが1999年12月に作成されました。
世田谷区では、区内産農産物「せたがやそだち」の魅力を発信し、地産地消を進めていくために、メニューに区内産農産物を使用している飲食店などを「せたがやそだち」使用店として登録しています。
お店の目印は、上のデザインの看板・タペストリー・ステッカーです。
それぞれの色は、緑・茶・オレンジです☝️
私は実際にお店へ伺い、せたがやそだちの彩りや香り、味を体感させていただきました。
お店のお名前は、ABCafeさんです🍕
こちらのお店については、また次の機会にお話しさせていただきます。
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