【せたがや図鑑】ジャズ喫茶＆バー「Jazz Inn Uncle Tom」
せたがや図鑑で「JAZZバー」を担当しているばっしーとこうせいです！
今回は、世田谷区三軒茶屋にあるジャズ喫茶＆バー「Jazz Inn Uncle Tom」の寿美子さんにお話を伺いました。
1．お店の特徴
「Jazz Inn Uncle Tom」は、三軒茶屋から徒歩5分の距離に位置するアットホームなジャズバーで、古き良き雰囲気が漂います。今年で46周年を迎えた同店では、夜にはカレーやパスタなどの料理を楽しめ、初めて訪問した僕たちも温かく迎えてくれました。10席のカウンターと4つのテーブルが配置された店内には、マスターが選んだ2000枚のレコードがあり、最高のジャズの雰囲気が広がっています。
2．お店を始めたきっかけ
1977年にオープンしたこの家族経営のジャズバーは、三軒茶屋の一部として多くの人から愛されてきました。現在のマスター、作左部哲平さんと母親の寿美子さんがお店を運営しています。「Jazz Inn Uncle Tom」という店名は、今は亡くなられたお父様が文学好きで16世紀のイギリスの詩から選ばれました。
店の歴史は、かつて2階がバーで1階が書店だった時代にさかのぼります。儲けが必ずしも多くない仕事にもかかわらず、ジャズへの情熱と場所への愛が親子を支えています。
父親の哲児さんが亡くなられた今、息子である作左部さんが店を継いで、親子で協力し合いながら店を営んでいます。
3．仕事のやりがい
「Jazz Inn Uncle Tom」を経営する中での仕事のやりがいについて、寿美子さんに質問しました。「この仕事を続ける中での収益は、雨風を凌ぐ程度ですが、その中でなんとかやっていけることは、好きだからこそ」とおっしゃっていました。ジャズへの情熱や店への愛が、経済的な成功だけでなく、この仕事に込められた価値を支えているのだと実感しました。
4．メニューについて
お店ではビール、ウイスキーなど様々なアルコール類と共に、多彩なフードメニューが楽しめます。私たちはコーヒーと海鮮ペペロンチーノ、ピザトーストをいただきました。
自家焙煎珈琲は、エチオピア、ブラジル、グアテマラなど世界中の良質なコーヒー豆を選び、焙煎前後に二度のハンドピックを施し、種類を選べる特別な一杯です。これらの珈琲豆はお店で販売も行われています。
残念ながら今回は食べられなかったのですが、看板メニューに自家製ドライカレーがあります。このカレーは、カレー粉を使わずに７種類のスパイスをブレンドし、ハーフウエットの仕上がりとなっています。ひよこ豆やじっくり煮込まれた野菜、繊維状になるまで火を通されたチキンが絶妙なバランスを生み出し、甘さの中からジワジワと辛さがにじみ出ています。これは高いレベルと独自のオリジナリティを備えたドライカレーです。
5．おわりに
今回は「Jazz Inn Uncle Tom」の寿美子さんにお話をお伺いしました。
店内に流れる心地よいジャズ、古き良き絵や物の雰囲気が漂うレトロでお洒落な空間が、こだわりの料理やお酒と共に、音楽と美食の楽しみを堪能できる場所でした。このジャズバーで過ごすひとときは、時の流れをゆっくり感じながら、心地よさに包まれています。贅沢なひとときを提供してくれる「Jazz Inn Uncle Tom」へ是非訪れてみてください！
貴重なお話と美味しいお料理をありがとうござました。
◆店舗情報◆
住所：東京都世田谷区太子堂1-15-15 TEL：03-3410-7903 E-MAIL:
jazz_inn_uncle_tom@hotmail.com
営業時間：PM16:00～AM0:00（LO23:30）
営業日：日曜定休 ※コロナ等による営業時間等の変更は、本サイト内のブログにてお知らせしております。
↓お店の場所
↓公式ウェブサイト
https://jazzinnuncletom.wixsite.com/mysite
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