【せたがや図鑑】私と絵本の読み聞かせ
1.はじめに
せたがや図鑑・絵本の読み聞かせ担当のかほです!
今回は、私が絵本や読み聞かせに関わる方々に取材しようと思ったきっかけ、そして読み聞かせとはなにか、についてまとめてみました。
前のふたつの投稿では、実際に読み聞かせに関わる方々のインタビューを載せているので、まずはじめにそちらを読んでいただけると嬉しいです!
2.私の想い
「忘れられない絵本はありますか?」
これは、おはなし広場・牧野さんの言葉です(インタビューは前回投稿にて)。
私は、せたがや図鑑の2回の投稿でこの言葉を使わせていただきました。この言葉を通して、少しでも多くの皆さんが、いろいろな絵本を思い浮かべるきっかけになればという想いからです。
私自身の忘れられない絵本はあるだろうか、ということを考えたとき、ある一冊の本が思い浮かびました。「ゆきのひのおみやげ」という本です。
考えるまでは思い出すことがなかったのに、その本の絵や、セリフが頭に浮かぶくらい覚えていたことにとても驚き、同時に嬉しくなりました。
実際、私自身は、小学生までは部屋にびっしりと本が並んでいるくらい、本を読むことが好きでしたし、趣味はと聞かれたら本を読むことと答えていたと思います。
しかし、初めて携帯電話を買ってもらった中学生くらいから、段々と本を読む時間が少なくなり、今は本を読む習慣はほとんどなくなってしまいました。
そんな私がまた本に向き合う最初のきっかけとなったのが、おはなし会への参加です。
3.おはなし会への参加
――どうすれば子どもたちにとって素敵な時間に…?
おはなし会へ参加することになったのは、ゼミ活動のひとつとして、「私も何か活動をしたい」「読み聞かせなら私でもできるかもしれない」という思いで参加を決めたのが最初のきっかけでした。
しかし、今回のインタビューを通じて、読み聞かせというのはただ本を読めばいいというわけではないことを知りました。
聞きに来る子どもたちは、年齢も本の好みも毎回違いますし、何十分も本を読むだけでは飽きてしまいます。なので、違うジャンルの絵本を選んでみたり、読み聞かせの間に手遊びをいれて参加してもらったり、時には絵本だけでなく紙芝居に挑戦するなど、様々な工夫をしました。
こうして何度か経験する中で、どのような本が喜んでもらえるか、どうすれば子どもたちにとって素敵な時間になるか、私なりに考えながら活動ができるようになり、もっと読み聞かせに関わる方々にお話を聞いてみたいと思ったのです。
4.読み聞かせとはなにか
――今の時代だからこそ本を。
おはなし会への参加、そして今回の取材を経て、「読み聞かせとはなんだろう?」「本が与える力ってなんだろう?」ということを私なりに考えてみました。
私たちが何か情報を得ようとするとき、スマートフォンやパソコン、そしてSNSなどを使う人が多いと思います。
実際私自身も、最初はスマートフォンを使います。
でも、自分自身の知識や経験を獲得する手段としてたくさんの方法がある今の時代だからこそ、本の力というものは、他の何にも代えられないものであると今回の取材を通して再認識しました。
お母さんやお父さんが小さい頃読んでくれた本というのは、意外とその人の記憶に残るものです。(私自身もそうでした!)
絵本を読み聞かせているその瞬間には分からなくても、何十年先になった時に、知識や興味・経験・考え方などなど、、その人にとって大切な何かになって残るもの、それが本の持つ力だと私は考えます。
5.おわりに
学生の私だからこそできることをしたい、と始めた今回の取材でしたが、読み聞かせについて深く知るだけではなく、その先にある大切な生き方を、絵本を通じて感じ、自分自身を見直すことにもつながりました。
記事を通して、絵本や読み聞かせに関わる方々の想いが伝わっていれば幸いです。ぜひ、皆さんが読んでいた絵本について思い出してみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!