天山のシャンプーリンス事情
こんにちは、天山湯治郷大好きです!
今回のテーマは天山のシャンプー、リンスについて。
わたしもそうでしたが、初めて天山に行って驚くのが、備え付けのシャンプー、リンスで髪を洗うと髪がキシキシになっちゃう問題笑
なんだよ、天山、風情あるのにシャンプーリンスはイマイチじゃないか~と最初は思っていたのですが、何度も通ううちに天山が大事にしているファクターのひとつなんじゃないかと氣が付くようになりました。
シャンプーのボトルの表面をよく見ると、
「須雲川のためのシャンプー」
リンスの表面には、
「湘南の海のためのリンス」
と書かれてあります。
リンスとか、特にサーファーの方とか敏感に反応しそう(笑)
シャンプーやリンスに、川や海を汚してしまう成分が入ってないということなんですね。
実際に洗い場で出ているものと同じものが売店でも販売されていますが、なかなかにいいお値段。
イマイチとか思ってしまってごめんなさいでした。
シャンプー、リンスは横浜に本社と工場のある創業100年以上の老舗“太陽油脂“のパックスナチュロンシリーズ。
同社のホームページをのぞくと、
“自然由来成分を使用し、原料から製法にいたる細部まで環境や肌へのやさしさにこだわっています。
洗浄成分である石けんは、川に流れると水中のカルシウムなどのミネラルと結びつき、魚や微生物のえさになり、自然にかえる川や海にやさしい成分。“
とあります。
源泉のパワーをなるべくそのままに感じてほしいと、殺菌も塩素を使わずイオンで行ったり、温度調節も加水しないで熱交換器でおこなったりと、あくまで源泉そのまんまにこだわる天山にぴったりなメーカーではないですか!
そもそも天山、昔はシャンプーリンスすら置いておらず、石けんだけが洗い場にありました。
本来の湯治場はかけ湯だけしっかりして、あとはゆっくり湯に浸かる・・・
もともとはそこを主眼に置いていたのかな、と思ったりもします。
シャンプーやリンスを置くなら、微生物が分解できるものを使うことで生態系へのダメージを最小限に抑えたい・・・そんな自然環境を守るための取り組みの一つがこのシャンプーリンスなんじゃないかなと思います。
天山以外の温泉にそれほど詳しくないので、偉そうなことは言えませんが、
湯治施設、日帰り温泉でシャンプーやリンスにここまで心を寄せるってなかなか凄いことなんじゃないかなぁ。
とはいえ自然志向とかどうでもいいし・・・
そんなことより髪がキシキシにならないシャンプーやリンスを使わせてくれという声も聞こえてきそう・・・
中にはご自身で使われているシャンプーセットをカゴに入れて持参する方も見られますので、そういった利用法もありかと思います。
ただ、そのかごで廊下を歩いてしずくがポタポタ・・・慌ててスタッフさんがふきふきする姿を何度か見たので、しずくポタポタにはどうかご注意を!
今回の記事であのシャンプーリンスへの見方が少しでも変わったら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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