見出し画像

手術にあたって、夫の心配の方向

「日本にいる間にやっておく?」

昨日そう言われ、手術が決まった。
一泊二日のみの入院なのだが、まだ頭がついていっていない。

日本にいる間にフォローアップまでできるようにと、最短の日程で予定を組んでくださった先生と病院に感謝する。

スペインの民間保険にも入っているとはいえ、まずは全額自費で払うため、こちらも頭がついていっていないのだが、いずれにしても日本にいる間に処置できることをよかったと思い、そちらに気持ちを集中しよう。
ありがたいことだ。


昨日は昼間に事前検査と説明、夜はスペインの保険会社とのやりとりがあった。いろいろ考えていると、あまり寝られなかった。


昼間、隣にいる夫の手が冷たかった。
ああこれは心配をかけてはいけない。
ここは私がどーんと構えているべきじゃないか。

そう思っていたら、夫が言った。

「あの、お盆の新幹線はキャンセルですよね。関西には帰れないですよね。私、とっても楽しみにしていたので、来年まで待たないといけませんよね」

何を言っているんだろうと思ったら
・関西のイオンモールに行って、品ぞろえが変わっているか見ること
・大学時代の私の先生にまた会うこと
・すのこベッド
・関西の友人に会うこと
・お気に入りのお茶屋さんに行くこと
・実家のお風呂
・お墓参り
・庭のアマガエルのご機嫌確認

これらの計画が丸つぶれになるので、どうしようかと考えていたらしい。

夫からしたら、手術のことはもちろん心配だが、まだ数日あるので、それはそのときに考えるらしい。今は新幹線の方が心配だそうだ。

そんな話を聞いていたら、まあ大丈夫だなと力が抜けた。

なるようになる。そう思って、まいろう!

にゃー!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?