2023年 浦島日記2~夫のディズニーランドその1(巣鴨散歩)
夫のディズニーランドのひとつ、巣鴨にやってきた。
いつもは別行動となるが、この日は夫の庭を案内してもらうことにした。
夫は、1年分の日本茶予算を2万円までと決めたらしい。
巣鴨では、数種類の煎茶とドクダミ茶やらを毎年購入しているようだ。ポイントカードを使ったり、プレゼントをもらったりしている様子に感心した。
パン屋さんに入ったら、カラコレスすなわちかたつむりがいた。
よくよく見ると、クロワッサンの端っこがはがれているだけで、意図的なカラコレスではなかったようだ。しかしながら、私にとってはカラコレスにしか見えなかったので、後でアンダルシア田舎のみんなに送ろうと写真を撮った。
夫は巣鴨に来るといつものお店で塩大福を食べる。注文すると、お茶が出てくる。座って大福とお茶を頂きながら、ああ帰ってきたなあと思うらしい。彼にとって大変贅沢なひとときのようだ。
それはもはや「ただいま」の儀式のようなものであるため、お店には一人で行きたいという。
そんなわけで、この日は別のお店へ。
お寿司の詰め合わせと草もちを頂く。
稲荷ずしをほおばったら、今度は私が「帰ってきたなあ」とほっとする番だった。
ドラッグストアをまわり、お茶屋さんに入り、赤パンツで有名なマルジで綿製品を買っていたら、日本帰国後からだんだんと後ろにずれてきた時差ぼけが午後にやってきて、歩きながら寝てしまいそうになった。
この日はくもりで比較的涼しかった。
テレビの取材のような人たちが来ていた。
そんな風に夫は決めている。
どこに行っても、自動販売機があるとカルピスを探し、見つけると100円かどうかをチェックしている。500 mLがポイントらしい。カルピスソーダでもカルピスウォーターでもどちらでもいいらしい。
かといって買うわけでもないようだ。
「カルピスは卒業しましたから」
ということらしかった。
よくわからない。
鉢植えの朝顔に元気をもらう。
豆腐アイスというものがあったので、今度食べてみたい。
今回の半日ゆっくり滞在で、私は巣鴨のファンになった。
東京に住んでいたときは、それほど頻繁に訪れた場所ではなかったが、時差ぼけでぼんやりしていた私をあたたかく迎えてくれた巣鴨にはまってしまった。
マルジのお手洗いのきれいさにも驚いた。これがジャパンか!と感動した瞬間だった。
この日の夫の戦利品。
長崎の玉緑茶はかなり珍しいようで、夫は興奮していた。
残りの予算で、たくさんのお茶を買うのだろう。
いつもは放ったらかしにしている夫のディズニーランド訪問、たまには一緒に行ってみるのもいいものだなと思った日だった。
◆
(ここからは私の雑記)
そういえば、散髪に行った。
1年ぶりに私を見た美容師さんは、そろそろ伸ばしていきましょうかと提案をした。不器用な私のために、何もしなくていいようにとパーマをかけるという。
「これで、一年放っておいてもいいですから」
「変だと言われることもないはずですしね!」
そんな美容師さんの言葉に、ちょっといい気分にさせてもらった。時差ぼけも手伝って、うとうととしていると、1時間ほどたって鏡の前にいたのはまあるい頭の私だった。
ああ、パーマはこれからか。
「今日はパーマ代金は頂けません。誠に申し訳ありません」
くるくるになる予定だった髪は、私の顔周りに一本のまあるいフォルムをえがいた。アンパンマンのフェイスラインようなやわらかいまるさ。美容師さんによると、スペインのシャンプーでぎちぎちに守られているらしい私の髪にはパーマ液がなかなか入っていかなかったらしかった。そのせいで、パーマはかからず、全体的になぜか半円をえがくような形になってしまったとのことだ。まあるいまあるいフォルムに、きのこのかさにまたひとつ近づいた気がした。
気に入らなかったらやり直すと言われたのだが、数日経ってこれはこれでいいのかと思い始めている。
昨日は眼科に行き、ちょっとしゅんとして帰ってきた。
近視が強いと、いろいろあるのだなあ。
ゴーグルサングラスを引き続き積極的にかけていこう。
今週、来週は定期健診が控えている。
ステイ元気を唱えてまいろう!
夏本番、皆さまもよい一日をお過ごしください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?