【#024/2021】自分の人生に責任を持つということ
コロナウイルスの第五波が落ち着いて数ヶ月経った。
街中はコロナ前のような雰囲気に戻っている。
我が家も先日、引っ越ししてから現地民しか行かないような場所へ日帰りで出かける事があり引っ越し後すぐコロナ禍の世界だったので止まっていた時計がようやく動き出した気持ちで家族のお出掛けを楽しんでいる。
そんな中先日、子供のお友達親子から久し振りににこちらに遊びに来るので会いませんか?とお誘いを受けた。
コミュ障な性格のため顔見知り程度の知り合いしかいないけど唯一連絡先を交換した人がいた。それが6歳息子の同級生のお母さんだった。
連絡先を交換後何度かやりとりをしていたのだが、同じく転勤族だったため県外への転居が決まり数ヶ月でお別れとなってしまっていた。
その友達親子が息子に会いたいと言ってわざわざ新幹線で遊びに来てくれるらしい。
そんな事があり、私も子供も嬉しくて当日を迎えた。
駅まで迎えてランチを共にし、近くの公園で時間を過ごした。
子供たちは公園にいる間ほとんど動いていて末っ子もいたので目が離せない時もあったが、心地よい疲労感といつも少し違うがこの日常に幸福感を感じながら一日が過ぎていった。
そして帰りに駅まで見送る事になった時、少ししんみりしている息子の姿を見ているとこの地に引っ越してからの時間の長さをあたらめて噛み締める事になった。
まさか自分たちが見送る側になるなんて誰が想像しただろう。
正直、転勤が決まって見ず知らずの街に引っ越してきた2年前のあの日から私の中では時間が止まっていた時期があった。
2019年春末っ子を出産し産後1ヶ月で実父が急病となり3ヶ月入院後この世を去った。
そして葬儀が終わり落ち着く間もなく転勤辞令。49日前も迎えていない2019年秋の出来事だった。
こうも自分の力ではどうにもならない事が重なると、考える事や決断する事すら奪われてしまい、転居後もすぐにコロナ禍となり転居後1年目は心身共に不調だった。
生きてきた人生の中で1番の不調がちょうど一年前だったが、仕事をする・子供を保育園に入れると決断をしてから少しずつではあるが自身の体調も戻り、現在に至っている。
子供の保育園が決まり、仕事が決まり、細々ながら悩みながら自宅で在宅ワークをしながら過ごす。
そして止まっていた時間が動き出した事に気付いたのが最近で子供のお友達親子を迎え入れて送る時にしんみりする日が来るとは思っていなかった。
時間なんて止まっていなかった。確かに2年の歳月は過ぎていた。
ツイッターで転妻さんたちと交流を始めて皆同じような悩みを抱えている事を知った。
その一つが定住地が決められない・定住する時期が決められない・決断が出来ない、配偶者が決断しないと言う意見。
そんな投稿を見て少し前までは「前任地に絶対に帰る。子供が低学年のうちに帰る。何なら今から帰る。」と思っていた。そして何度も口に出していた。
しかし最近考えてはいるが、話題として上がる事が少なくなってきた。もちろん夫婦共に絶対に地元に帰りたいと思っているし、子供が嫌がらない年齢までに転校させてしまいたいと思っている。でも時期も定住地も以前よりぼんやりしている。
最近は外出をすると知り合いママさんに会う事が多くなった。
話が出来れば少し世間話もするが出来ない時もお互い気づけばアイコンタクトをし遠くからでも手を振って合図をする。
そんな関係性が実は心地良い。
小1の壁も働き方の悩みも生活が出来ないわけではないがペーパードライバーだと不便な立地も帰省の面倒さもちっぽけな悩みに思えてくる時がある。
あぁ、定住なんて考える事なくこの地で生きていくと覚悟が出来ればどれだけ楽になるんだろう。
そんな事を何度も考えてしまう。
きっと転勤を経験していいない人達はそんな悩みないんだろうなぁ。
2年前の私も夫は転勤族って聞いてはいたけど結婚後地元近くで6年過ごしていたから、どこかで人事だと思っていたし、こんなに自身の人生を揺るがすような出来事になると思ってなかっただろうなぁ。
結局今、ポンと会社の都合で知らない土地に連れてこられて、どこかで転勤辞令を出した会社のせいにしたくて、決断出来ない自分に気付く。
今の生活を、将来の生活がうまく行かないのは自分のせいにはしたくない。
先に実家近くに帰って、夫には単身赴任になってもらってというビジョン、今すぐには決断出来なくなってしまった。それだけこの生活が身体に染み付いてしまっている。
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とつらつら書いてしまったけどやっぱり自分で決めていきたい。
この2年間本当に辛かったが今の平穏な生活は私自身が決断して行動してきた結果だと言うことを忘れてはならない。
一年前、ドン底に落ちた時、何もしなかったら何も起こらないからやらないよりマシだと思ってとにかく行動する。そうすればきっと賛同してくれる人はきっと私の力になってくれるはずだと思い行動してきた。その結果で今がある。
その事を忘れずに私は自分軸で生きていくと決めている。
私の人生は夫や夫の会社の脇役ではない。
自分がやりたい仕事、一緒に仕事したい相手、住みたい場所、過ごしたい相手、お金の使い方、資産の運用方法、全て自分で決めて生きていきたい。
そのためにはこの動き始めた時間を無駄にしない。
沢山悩んでぶつかって夫婦で決断していきたい。
今はそんな想いで過ごしている。