精神障害者手帳の申請をします。

 精神障害者保健福祉手帳、通称精神障害者手帳とは、なんらかの精神疾患により、日常生活や社会生活への制約がある方を対象に、その方が一定程度の精神障害の状態にあることを認定する手帳、だそうです。この手帳を取得することによって、住んでる地域ごとにさまざまなサービスを受けられたり、交通機関が割引になったりします。

 対象となる精神障害は
・統合失調症
・気分障害(うつ病、躁うつ病など)
・てんかん
・薬物やアルコールによる急性中毒またはその依存症
・高次脳機能障害
・発達障害(自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害等)
・ストレス関連障害 など

 また、手帳の申請にはその精神障害があると初めて診断されてから6か月以上経過していることが必要となります。

 以上のことはネット上に書かれている精神障害者手帳の概要です。次に私が精神障害者手帳を申請しようと思ったきっかけを説明します。

 私が初めて精神病にかかったのは10年ほど前の2009年8月頃です。解離性障害だったり、強迫性障害だったり、病名は病院ごとに異なっていたのですが、いわゆるストレスによる強迫神経症でした。その後病気は良くなったり悪くなったりを繰り返し、2015年には軽い統合失調症と診断されました。私の病気については別の機会に詳しく説明したいと思います。そして現在は薬を飲めば症状が安定し、日常生活を問題なく送れる状態です。

 では、なぜ10年前に病気になっておきながら、今になって障害者手帳を申請するのか。それは、精神障害があることをオープンにしながら就職活動をしたいと思ったからです。もっと言うと、職業相談所の方に、手帳を持っていない精神障害の方には仕事を紹介できないと言われてしまったからです。

 私には、自分の病気を隠しながら生きていくという選択肢はありません。10年前のあの日から、私の人生は180度変わってしまったかもしれない。けれど、私の人生は病気を含めての人生であり、そのことに胸を張って生きていきたいのです。

そのためにも障害者手帳を申請したいと考えました。

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