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サンクス・ア・ロット
この間、バスの中で傘を床に落としてしまった外国人の男性がいて、その傘が私のほうに転がってきました。拾い上げて渡すと、その方はにっこりと笑って、たどたどしく「アリガトウ」と仰いました。
やっぱアリガトウだよな。と、思いました。
自分なら、あ、スミマセンと言ってしまいそうなところです。
アリガトウとスミマセン、この二つの言葉はしばしば同じ状況で使われ、意味合いとしてはどちらも通ずるものでありながら、その響きが与える印象が大きく異なる気がします。
やっぱアリガトウだよな。と、私は思います。
にっこり笑いかけてくれてアリガトウ。
楽しいお話をしてくれてアリガトウ。
こんなぼくに気をつかってくれてアリガトウ。
お疲れの中、しっかりと作業にはげんでくださってアリガトウ。
たくさんアリガトウです。