流産率1/3の脅威
検査薬で陽性が出た後、6wでクリニックを受診して胎嚢と心拍が確認できたのですが
「ご年齢的に、流産する可能性は1/3程度あります」
「9wを超えられるかがひとつの山になります」
と言われた時の衝撃をよく覚えています。
もともとPCOSでピルを飲んでいた上に晩婚だった私は、子どもができにくいということは認識していました。
40歳の妊娠率は1周期で5%、1年間だと30%程度と、妊娠率のことは調べていたけれど、流産率は調べていなかった…
考えてみれば、加齢に伴って染色体異常の割合も増えるのだから当たり前のことなのだけど、1/3という言葉は私にとってはかなり高い数値で。
クリニックの帰りに自分でもググってみたら、40歳前後の流産率40%とかのデータも出てきて更にビビる。
不安に思いながらも、その後7wで無事に胎芽の成長と2回目の心拍が確認できて、次は10w頃に産院を受診することになりました。
私は職業柄、夜勤や放射線業務など妊娠したら免除してもらった方がいい仕事が多いため、上司からも早めに公表したらと勧められ、2回目の心拍確認ができたあと7w終わり頃にスタッフに公表しました。
まだ流産リスクが高い時期に公表するのは複雑な気持ちだったけど、スタッフがすごく業務を配慮してくれてとてもありがたかったし
妊娠初期の流産は胎児側の問題がほとんどで、予防のために母体側ができることはほとんどないから考えてもしょうがない!と思ってあまり考えないようにしていました。
でも8w頃になると、Twitterのマタ垢界隈で同じ週数くらいの人の稽留流産の報告を頻回に見るようになって
「本当に1/3くらい流産するんだ」と急に怖くなるという…
マタ垢のみんなが口を揃えて言っていたのが
「9wの壁」
そういえばクリニックの先生も言ってたな…
私は9wの壁を乗り越えられるんだろうか…
初回の妊婦健診は10wだけど、それまでにダメになってたらどうしよう…
8wから妊婦健診までの2週間はとにかく不安で、とてつもなく長く感じました。
お昼休みに若いスタッフから「男の子と女の子どっちがいいですか?」とか聞かれるのだけど、無事に妊娠継続できるかどうかもわからない状況だし、性別なんて正直どっちでもいいよ…と思いつつ、相手に悪気がないのはよくわるし「この歳で男の子のわんぱくに付き合うの大変だから女の子かなぁ」とか適当に返していました。
そして待ちに待った健診の日。
エコーからトクトク心拍が聞こえてきたり、お腹の中を赤ちゃんがぐるんぐるん動いてるのが見えて
「よかった、生きてる…」
とものすごく安心したのを覚えています。
その後も健診のたびに生きているか不安だったし、あれこれ出産準備をしすぎるとダメだったときツラいし…と思っていたけど、
エコーで見る赤ちゃんが人間らしい形になってきたり、自分のお腹が大きくなってきたり、妊娠中期に入って胎動が感じられたりして、だんだんと生まれることを前提にした思考にシフトできるようになってきました。
日頃から死にそうな妊産婦を受け入れる側なので、無事に産まれるまで何があるかわからないことは分かりすぎるほどわかっているつもり。
でも生まれた後の準備も少しずつ始めていきたいなと思う今日この頃です。