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今年はいくつ?

「こんにちは。僕、いぬうた市の、きゅんです。9月とはいえ、まだまだ暑い日々が続きますね。皆さま、お身体は大丈夫ですか?夏の疲れが一気にきてはしませんか?くれぐれもお身体を大切になさって下さい。って、僕、いつの間にかこんな大人な挨拶も出来るようになったんですよ。なぜなれば僕はもう立派な大人だからです。そしてもうすぐ僕は更に大人になります。そうなんです。僕の誕生日がまたやって来るからです」
そうなんです。
またまたやって来ますよー!きゅん君の誕生日。
えっ、それで今度はいくつになるのか?ですって。
確かにそこ、大事ですよね。
きゅん君、バシッと発表をお願いします。
「うん。じゃあ言います。今度の誕生日で僕はいくつになるか!っていうと、ハッキリ言って、よく分かりませーん!」
はあ?きゅん君。それはどうゆうことなんですか?
1番肝心なとこですよ。
それが分からないとは、全くなってないではないですか。
「うーん。まあ、そうなんだけど。僕の言い訳も聞いてよ」
では、とりあえず聞くとしましょうか。どうぞ。
「ほら、僕って保護犬じゃない。だから正直、生年月日はちゃんとは分からない訳。なので9月9日を誕生日と決めたのも、名前が、きゅんだからだし。いくつになったか?は結局推測でしかないんだよね」
まあ、そこまでは分かりますけど、
でも、きゅん君は2歳でママと飼い主のところに来た、
という設定に決めたのですから、そこから1歳ずつ、
歳を重ねているんですよね。
だったらハッキリしてるのでは?
「そこなんだよね。本来は簡単な話なんだろけど、そこで、ややこしくしたのが飼い主だよ。
飼い主たら、僕が順調に歳を重ねてきたのが気に入らないみたいなんだよね。どうやら僕にこれ以上、歳を取ってほしくないみたいなんだ。だから、あーだこーだ言って、いちゃもんつけて阻止をするんだ」
はあ。具体的にどうゆうことでしょう?
「例えばね、僕がこの家に来たのは推定2歳くらいというのを、本当はあの時1歳だったんじゃないか?という設定に変えて、おなじ歳を2回繰り返したことがあったよ。あと去年くらいから、もう、きゅんの歳はこれ以上カウントしない!とか言い出したりさ。だから今年の誕生日、僕が何歳なのか?マジ分からないっす!」
と、最後の方は、言っているうちに、
飼い主にどんどんムカついてきたのか、
ガラが悪くなる、きゅん君です。
でもですよ。
きゅん君の誕生日にはママが、
必ずお手製のケーキを作ってくれますよね。
そのケーキに新しい年齢を、
いつも描き込んでくれていなかったでしたっけ?
でしたら、そのケーキを見れば、
新しい、きゅん君の歳が分かるのでは?
「なるほど!その手があったか。やっぱり最後はいつもママが救いの手を差し伸べてくれるね。さすがは僕のママだ!」
と、一件落着のようですが、果たして、
きゅん君は無事に自分の歳が分かるでしょうか?
と、やって来ましたよ。
あっという間に、きゅん君の誕生日が!
そしてやって来ましたね。
ママ、お手製のケーキが!
あっ、そして描いてありますね。
何やら、きゅん君の新しい歳が!
では、発表します。
えーと、これは何ていう数字でしょうかね。
ちゃんと今、確認しますね。
えーと、えーとって、あっ!あっ!
ここで大変なハプニングが起きました!
きゅん君、ママ、お手製のケーキが、
あまりにもおいしそうなので、
歳の数字を確認する前に、飛びついて、
一気に食べてしましましたー!
なので、きゅん君の歳は残念ながら分からずじまいですー!
仕方がないので来年まで、きゅん君の歳は、
お預けということで、なにぶんよろしくお願い致しますー!

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