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食いつきが悪い、ぐー

最近ちょっと心配なことがあります。
それは、いぬうた市の、ぐーちゃんのことです。
それで何が心配か、というと、ご飯のフードの食いつきがあんまりよくないのです。
結果的には全部食べるのですが、今までに比べて、
何というか、勢いがないというか、
仕方なく食べてる感じがどうにも漂っていて、
ママは毎回、ぐーちゃんが最後まで食べ切るか、
ハラハラして見ているのです。
夏の疲れが胃腸に出ているんですかね。
そういえば去年もこんなことがあったような気もします。
あっ、ちょうどまた食事の時間がやってきました。
では、当の、ぐーちゃんの様子を見てみましょう。
1階のダイニングルームの端にあるゲージの中で、
きゅん君と、ぐーちゃんが座っています。
そのふたりにママがフードの入ったお皿を差し出しました。
きゅん君は、もう待ちきれん!とばかりに、
お皿に顔を突っ込み、凄いスピードで食べ出します。
この調子だと、きゅん君は相変わらず安定の食欲ですね。
で、問題の、ぐーちゃんですが、
あらら、やっぱりまだ食べ始めていませんね。
ジーッと、お皿のフードを見つめるばかりです。
一体、今、どんなことを考えているのでしょうか?
ぐーちゃんは。
心の声も聞いてみると致しましょう。
「何度見ても同じね。今日もいつもとおんなじフードさん。正直に申し上げると、ぐー、あなたのこと、もう飽きちゃったわ。申し訳ないけど。でも、あなたが悪いのよ。毎回おんなじお味でいらっしゃるから。ちょっとはじゃあ今日はビーフ味さんにしてみようかな。とか、よし、今日は、ぐーちゃんをビックリさせるべく、お魚さん味になってみようとか出来ない訳?いつもいつもおんなじチキン味さんじゃ、そりゃ、さすがの、ぐーも飽きるわよ。このままチキン味さんで、そのうち、ぐーをチキンさんにでもするつもりかしら。これはまあご冗談として、仕方がないから今回も食べると致しましょうか。もぐもぐのもぐ」
と、さんざん文句を言ったあとに、
しぶしぶ食べ始めた、ぐーちゃんです。
なるほど。そうゆうことだったのですね。
体調の問題ではなく、ただただ飽きていたということですか。
ちょっと安心しましたが、
そのうち本当に食べてしまわなくならないか、
そこもまだまだ気がかりです。
と、ぐーちゃん、なんだかんだで今日も完食です。
あら、でもまだ何かぶつぶつ言っていますね。
再び、ぐーちゃんの声を聞いてみましょう。
「あっ、何ていうこと!あなた!もういないなったの。いくら何でもちょっとお早いんじゃない!ぐー、がんばって食べてあげているんだから、もう少し、ぐーのそばにいなさいよ!全くもうこうゆうとこがチキン味さんのダメなところね。次こそよろしく頼むわよ」
と、これまたさんざん文句を言ったのです。
自分で全部平らげておいて、それはないですよね。
食べれば、お腹も空いてるので、
それなりに美味しいのでしょう。
これからは飽きた!なんて言わずに、
しっかり食べて下さいね。ぐーちゃん。
ママもトッピングなどして、
いろいろ工夫しているのですから。

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