麻雀に於ける最適解

真実はいつも1つ!!



お久しぶりです、名探偵てんてんです。

さて、

どんな場面であっても、麻雀には最適解(正解)なるものが必ず存在するはず!!

こう思っている方も多いのでは無いでしょうか?

あるいは近い将来AIの発展によって、その一つの真実を知ることができるようになると思っている方もいるかもしれません。

しかし、残念ながらこれは現実的ではありません。


その理由としては
1⃣プレイヤーによって最適手が変わる。
2⃣期待値の差が無い。または微差すぎてAIでもわからない事がある。
などが挙げられます。


それぞれについて解説していきます。

1⃣プレイヤーによって最適手が変わる。

a,b,cどの道を通ってゴールを目指しますか?

貴方が徒歩ならば、狭いですがbの道がお勧めです。近いんで。

貴方が車に乗っているならば、aが正解です。車体に傷付けたくないんで。

(例えば、鳴いて手を短くしても後の細かい押し引きに自信がある人はbで良いし、安全度比較が苦手な人や読みに自信が無い人はaが良い。など)

最強AIであるNAGAにも面前型ver、副露型ver、守備型ver、超副露型verとあり、打牌推奨度がそれぞれ全然違うということも多いです。

読みでコレはほぼ通せるけど、プレイヤーレベルによってはしっかりベタオリを推奨すべきということもあります。

『雀風』や『スタイル』と言う言葉は言い訳に使われがちなので嫌いな言葉ですが、個々人の得意不得意分野次第でその人にとっての最適打牌は変わることはあります。

2⃣期待値の差が無い。または微差すぎてわからない事がある。

良くツイッターで議論になるような難しい押し引きや、副露(立直)判断、は、この類の問題も多いです。

みなさん、以下の①~④どのゲームに参加するのが良いと思いますか?

①必ず10000円貰える。
②サイコロを振って偶数がでれば20000円貰える。奇数が出たら何も貰えない。
③サイコロを振って偶数が出れば40000円貰える。奇数が出たら20000円払う。
④必ず9000円貰える。


実は①~③はどれも期待値10000円なので、どれを選んでも(局収支上)正解です。

①~③はどれでもいい。

好みの問題と言えます。


(但し④は①のわかりやすい下位互換なので悪手です。)
麻雀においては、局収支一つをとっても、これより遥かに複雑な計算となるので、AIをもってしても一意に定まらないのが現状です。(今後もおそらく)

ただ、何切るを問われて『どっちでもいいよ』というのはぶっきらぼうなイメージを与えますし『どっちがいいかわかりません』というのもアホっぽく見えてしまい、twitter等の返信ではお目にする事が無い気がします。


講師の立場からすると、微差であることと、④(何かの下位互換)は選ばないように気をつけよう、と伝えてあげたい所存です。

雀魂エンジョイスクール(通称エンスク)でもしょっちゅう言っていますが

まさにこういうことです。

微差何切るは、様々なプレイヤーの思考を聞けるので盛り上がるんですけど、大前提として微差なことを理解するのが大事で、一つの答えを出すことに拘らないことも大事です。(引き出しを増やす意識)

さて、では本題である次のnoteに続きます。

久々に僕の専門分野であるNAGA関係の記事です。


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