9月の雇用統計について
9月の雇用統計について 他月と比べてやはり強かったと考えるのが妥当ですね。 赤線は年間平均ですが、明らかに平均を上回っています。 部門別の数字も少し見てみましょう。
明確に強いのがPrivate education and health servicesとLeisure and hospitalityそして、Governmentとですね。 灰色が過去12か月の平均ですので、Private education and health servicesは例月並み。Governmentも例月並みですね。明らかに強かったのはLeisure and hospitalityです。
Leisure and hospitalityの中でも、Food services and drinking placesが伸びています。 原因は何でしょうね?横の英文に、売り上げはさほど変わっていないが客足は伸びていると書かれています。
こちらはオンラインのレストラン予約数を2023年と比較したデータですが、確かに前年を上回った数字が出てきています。ただ、9月末に向けて下り坂になっているのは気になりますね。
売り上げもあまり伸びていません。
総合的に考えると、今回の雇用統計の強かった主因はレストラン。ただ、客足は前年比を上回っていたが下り坂にあり、レストランでの消費額も伸びていない。 よって、雇用はここがピークの可能性が高い。 過度なインフレ懸念は不要。FRBは淡々と0.25%の利下げ路線がメインシナリオで考えています。