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ジムクレイマーマッドマネーまとめ(11/2〜11/6)



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11/2
JPモルガンのアナリストレポートでグロース株からバリュー株にトレンドが戻ると予想している。
ある意味当たっている。グロース株は伸びに伸びて、バリュエーションはのびのびになっている。

$AMZN は好きだが、安いとは言えない。
$ZM は売上の50倍。水曜から16%も下げていた。
そして、バリュー株。

石油 シェブロン 3.81%上昇
工業 キャタピラー 3.91%上昇(決算ミスしたのに)
   Honeywell 5.25%上昇
銀行 JPM 2.25%上昇

テック株 $SHOP $OKTAは売られている。

グロース株からバリュー株へシフトしているのか?
そうは思わない。
理由は4つ。

1.そもそも長期で見るとグロースもバリューもない。
2.個別株の事象を見失うことになる大雑把な区分け
3.選挙の不確実性が消え、テック株は息を吹き返す可能性ある。
誰が大統領でもコロナは消えない。
4.追加刺激策が遅すぎる。

バリュー株に行くとは思ってない。

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11/3
選挙の結果が分かり始める。
嘘が蔓延している。
5つの誤解

1.民主党が勝てば防衛費が削られる。
これは嘘。民主党は防衛にお金を使う。特にハイテク。
ハイテク防衛LHX、多額の契約勝ち取ったRTX(宇宙航空がイマイチだけど。)、LMTのCEOは、AMTを率いていたJim Takclet。儲けてくれる。
GDもやすい。ボトムかも。

2.ヘルスケアが大きく変わる。
ビルクリントンの時もやってた。30年前。薬価が下がり、ヘルスケア株は下落すると思われているけど、逆。
CNCはめちゃくちゃ安い。BMYも安い。

3.バイデンは石油株に悪い
もしかしたら逆かも。石油の生産を制限するわけだから。
供給を制限するのは石油株にプラス。トランプは供給を増やしたから、石油株が下落した。

4.銀行が悪くなるかも。
トランプ時代よりも悪くなるとは思えない。

5.メガテック会社を解体する。
結局司法省は何もできない。裁判所の決定が必要だけど、そうなると思えない。

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11/5
株式への見方が変わっている。
価値の貯蔵庫としての役割を担い始めた。以前はそれは債券だったが。
パウエルは債券を買い続けると言った。パウエルなしでは、航空会社やクルーズ船会社が生き残ることは不可能。
これらの会社のバランスシート見たことある?
議会や財務省がどうにかしなかればいけない。リアルエコノミーは困窮している。
今、債券で儲けることは不可能。短期的な話じゃない。価値があやふやになった。コロナが終わって、誰か債券を買おうと思うだろうか?資金が溢れかえってるなら株を買うのが普通。債券に戻らないかもしれない。

私は38年前ゴールドマンサックスにいた。
そこで株式と債権の価値を知った。
クライアントに株の話ばかりしていたが、先輩は
「株式は下がることがあるが、債券は下がることがない」といった。
クライアントはすでに金持ちで、お金を増やしたいんじゃなくて、保存したいだけなんだと。債券を案内しろと言われた。
人生は一回金持ちになれば、後はお金を増やすんじゃなくて、保存しておけばいい。
しかし、私は食い下がり、「いい銘柄、高確率で上がる銘柄」を伝えたいと言ったら、それは自分の裁量が聞くしさんでやれと言われた。
だからヘッジファンドマネージャーをやったんだけど。

けど、時代が変わった。
今、私がゴールドマンサックスにいて、お金を保存したいというクライアントがいたら「債券よりも株を買いましょう」とアドバイスする。
1982年は債権の利回りが2桁だった。
しかし、その時代の安全資産がリスク資産になっている。

今は、リッチであり続けるためには債券ではなくて株式。資産の貯蔵先としての役割がある。

もちろん全ての株式がそうじゃないが、GAFAのバランスシートには国家予算よりも大きい金額が乗っている。
コロナ後も生き抜いたどころか、さらに強くなっている。

今年の市場を見てみろよ。
今年の株式市場は政府の助けなんて要らなかった。
だけど、債券は必要だった。
もしあなたが若ければ、債権の存在なんか忘れてしまえと言いたい。

株式が富の貯蔵庫で、長期的に見れば低リスクで素晴らしいパフォーマンスを出す。

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11/6
金曜の市場は休憩だった。
来週の話をしよう。
答えはシンプルで何もしなくていい。
株式市場にとって悪い秋ではないと思っている。市場が大きく上げてきているので、注意は必要だと思っているけど。

【月曜】
マクドナルド決算。ドライブスルーエコノミーのキング。
決算めっちゃ良いのでは?

PLUG POWER決算。
水素燃料電池の会社。お気にいり。
3万5千台のフォークリフトは本物

Oxidental Petroleumの決算がある。石油株は触ってはいけない。

IFFの決算。この会社がこんな安いのを見たことない。

Simon property groupの決算。ショッピングモールのオーナー。解雇と閉鎖がどのような影響があるのかわかる。

BeyondMeat決算。最近決算ミスしてるけど、値段を下げて市場を取りに行っているから。短期的にはきついけど長期的にはいい戦略。

Ring Central決算。ズームとも競合。この株好き。
これが決算後に伸びるなら、グロース株は行っていいという証拠になる。

【火曜】
DRHorton
RocketCompanies
ローン金利が低いのでハウジングは好調。良い決算だおともう。
BioNtech。ファイザーと組んでて準備が整っていると思う。CorsairGamingの決算。IPO後初の決算。普通はいい決算。

【水曜】
AirProductsand chemicals決算。ライバルのLindeの決算はよかった。
Green Thumb Industriesの決算。大麻銘柄が上げてるけど、前途多難。その中でこの会社はうまく行くとは思ってる。
Lemonade。飲料会社じゃなくて、AIの保険会社。

【木曜】
GoodRX決算。最も安い会社を探すのに役立つ。私も使ったことあるが素晴らしいサービス。IPO後初の決算は大体いい。

ディズニー決算。何か強気なこと言って欲しいが、わからない。

シスコ決算。苦労している。

アプライドマテリアルズ決算。半導体機器業界は熱い。


【金曜】
ドラフトキングス決算。スポーツベッティング分野は選挙で間口が広くなった。追い風。


何か予想してしていないことが起こるかもしれない。今の市場は特別だから。今週株価上がったけど、まだ上を見ている。
しかし、注意はおこたならないこと。


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