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【パウエルはジャクソンホールで何を言ったのか?1/2】毎日5分!経済英語NEWS!


おはようございます。
八木翼です。

9月は売りという原則に則って、全体のポジションを落としていますが、投資のポートフォリオの構成は特に変えていません。

決算がいいのに(現在の保有株で)下げた銘柄は機会的に買っていきたいと思っています。

さて、その前に8/27に行われたジャクソンホールでの講演でパウエルの発言は、どちらかというと緩和的なものでした。

ジャクソンホールの講演の後、不確実性が消えてむしろ上がると思っているとメルマガに書きましたが、予想通りの展開です。
そして9月に入ると歴史的には弱い相場になっていきます。特に9月後半ですね。
そこまでには市場の状態にもよりますが、もう一段ポジションを落としてもいいかなと思っています。

しかし、9月、10月の相場を終えた後は、相場は一気に戻すことが通例です。
そこでしっかりと乗るために今日のパウエルの発言は重要になってきます。

先に要点を行ってしまうと、

・インフレは一時的
・テーパリングは年末から開始(確定)
・テーパリングの開始時期は、金利引き上げの時期とは無関係

パウエル議長の講演は、今後の市場にとってものすごく大事ですので、2回に分けて発言を分析していきたいと思います。

本日はインフレ率の見通しについてです。

ニュースを見てみましょう。


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■■【毎日5分!経済英語NEWS!】 2021_08_30
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■■1.英文和訳
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Monetary Policy in the Time of COVID
Chair Jerome H. Powell
(COVIDの時代における金融政策
ジェローム・H・パウエル議長 一部抜粋)

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(1-原文)
The rapid reopening of the economy has brought a sharp run-up in inflation. Over the 12 months through July, measures of headline and core personal consumption expenditures inflation have run at 4.2 percent and 3.6 percent, respectively-well above our 2 percent longer-run objective.

The spike in inflation is so far largely the product of a relatively narrow group of goods and services that have been directly affected by the pandemic and the reopening of the economy.

(1-和訳)
経済の急速な回復に伴い、インフレ率が急上昇している。7月までの12ヵ月間で、個人消費支出のヘッドラインおよびコア・インフレ率はそれぞれ4.2%、3.6%と、我々の長期目標である2%を大きく上回っている。

インフレ率の急上昇は、これまでのところ、パンデミックや経済再開の影響を直接受けた比較的狭い範囲の商品・サービスに起因するところが大きい。

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