感想文「満願」米澤穂信 辛口レビュー前評判の割に…
夜中に外が騒がしく4時前に起きてしまった。
もう一度寝たかったのですが寝られず、、、読書に切り替えることに。
前評判も高く、それなりに参考にしている
山本周五郎賞を受賞
本屋大賞もまずまず
だったので、ちょっと前の作品ですが満願を読了(このミス!は当てにしない)
概要
6つの短編からなる本作品。
どれも過去に読んだっけ?と思ってしまう様な展開が少々残念。
今日は辛口レビューです。
感想
夜警
話のスケールはかなり小さいのですが、
個人的には結構納得の内容。
隠蔽工作はちょっと無理があるのでは、、、と思わずにはいられませんが、それよりも犯人(?)の行動、動機には納得出来るところもあり、身近に感じました。
まあ小噺って感じかですかね。
死人宿
実はオチがあんまり腑に落ちず、
Yahoo知恵袋見てしまいました(笑)!!
その方の解説にはまあ納得するものの、この女性の感情が良くわからず、いや全然全く分からず、浮世離れした話になってしまっていますね。。。
柘榴
これはものすごい既視感ありました!!!
マンガ?ドラマ?何かで見たのか、
似た様な話が存在するのか、、、なんにせよ、
めちゃくちゃサラっと進んでいきますが、
ほぼ全員ド畜生です!!(笑)
再読する気も起きません。
ネット落ちてる冴えないホラー話みたい。
万灯
個人的には一番普通に読めた。
私が会社員ということもあるのか、
色々ツッコミどころはあるものの、ストーリーとして成立している気がします!!
関守
これまたネットの冴えないホラー話系(そんなジャンルない笑)。
世にも奇妙な物語でありそう(例えが古いか)。
まあでも気づいた時には、なるほど!という感じはあります。
そのおかげでグッドエンドではありませんがなんとなくスッキリ。
満願
本書では最高!描写が丁寧で、もう少し登場人物が増えれば、長編に出来そう。芯の強さが印象的。
全体として
むかーし、大学時代のサークルの合宿の夜、
怖い話大会があったんです。
無性にそのときのこと思い出しました。
正直なぜこの作品の評価が高いのか全くわかりませんが、
途中に書いた様に「世にも奇妙な物語」が好きな人は良いかもしれません。
星新一のショートショートの方が、遥かに洗練されてますけどね!
Have a good day!!