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鋼の自己肯定感を身に付けてみようと思う

みなさん、こんにちは。

今日は読書感想文です。

鋼の自己肯定感~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法(宮崎直子著)

です。

今ならKindle unlimitedで読めます。


勉強になった点

1 自己肯定感の定義

全体を通して非常に整理された文章で構成されており、ロジカルに頭にスッと入ってきます。

最初に「なるほど!」と思ったのは、「自己肯定感」というものをきちんと定義したこと。

この本の自己肯定感とは

ありのままの自分を愛すること

この「何もできない」赤ちゃんに対して親や祖父母が無条件で抱く愛情、その愛情を自分に対して抱くのが、本書で定義する自己肯定感だ

第二章99%の人が自己肯定感のことを勘違いしている より

そして、更に定義の解説は続きます。

【自己肯定感】と一緒によく用いられる言葉に、「自分は誰かの役に立っている」と言う気持ちである【自己有用感】、「自分は何かができる」という気持ちである【自己効力感】がある。これら3つを混ぜこぜにして語ることは、実は非常に危険だ。

第二章99%の人が自己肯定感のことを勘違いしている より

自己肯定感の根拠として、この【有用感】【効力感】を使っている人が多い(私もその一人)と思いますが、

自己肯定感に根拠は要らない!

というのがこの本の大きな趣旨と言えます。

このように最初にきちんと課題を定義するのは、仕事上での議論でも重要ですね。

2 思うことに始まり思うことに終わる

随所で感じますが、この本の趣旨は、

「思考は現実化する」

「ブレインプログラミング」

とも共通しているように感じます。

著者がこの考えに至ったエピソードで稲盛さんの話が印象的です。

稲盛さんがまだ若かりし頃、松下幸之助さんの「ダム経営」を学ぼうとセミナーに行った。セミナー参加者からの「どうしたらダム経営ができるようになるのか」という質問に対して松下さんは「ダム経営ができるようにならないといけないと思うことだ」と答えた。「それでは答えになっていない」と質問者を含め、会場の多くの人は失笑した。
 ところが稲盛さんは、その答えに大きな衝撃を受けた。「そうか、まずは思うことが大切なのか」

プロローグ

偉大な2人の経営者が出てくるこのエピソードそのものが神々しいですが、その感銘の受け方も素晴らしい。

同じ意見を聞いても偉大な人とそうでない人は受け取り方が違うんだなー、となんだか本筋とは別の感想を抱いてしまったのですが、

それはそうとして、「思うこと」が重要

そして、著者の主張も結局は上述の松下幸之助の弁に近いです。

思うことが重要で、
思い続けることが重要。

だから、「思えって言ったって、それが出来ないから苦労してるんだろうがよ!」という反感も買いそうなこの本。

もちろん、そんな悩みは想定済みで、「どうしたら強く思うことが出来るのか?」というハウツーも含まれています。

ただ、この根本的な部分に全く賛同できない場合は、結局相容れない様な気はします。

私はブレインプログラミングが好きなので、ハマりましたけどね。

3 他人からの評価を気にしない

自己肯定感の難しさは、自分で自分を評価することに慣れておらず、人からの評価を受ける姿勢が染みついていることにあります。

なんとなく、「人からの評価を気にする」って小さい人間っぽい。

「人からの評価を気にしない人」ってカッコいい。

こんな感覚はそれなりに持っていると思います。
でも気にしちゃうんだもん。

それに対する分析が好きです。

 なぜ我々は、これほどまでに人の評価を気にしてしまうのだろうか?1つには、人間が自分一人では何もできない状態で生まれてくることが関係している。自分でお金を稼ぐことが出来ない子どもは、親の言うことを聞くしかない。親を怒らせてしまったらご飯を食べさせてもらえないかもしれない。
 子どもも親も意識していないかもしれないが、子どもにとっては親からの評価はサバイバルに関わるのだ。

第3章 自己肯定感を上げ下げする4大要素 要因その1他人からの評価

さらにその後に続く文章が私にはとっても力になりました。

大人になったあなたは、他人から評価されなくても、もはや死ぬことはない。他人に認めてもらうことを、あなたの行動の動機にする必要はない。

同章

力強いですね。ある意味で「大人の定義」と言っていい気がします。

まとめ

今回は、前半部分を中心に私が好きだった部分を書きました。

後半部分は、具体的にどのように自己肯定感を高い状態に維持していくのか?という詳細な方法が述べられています。

私も毎朝の車の中で10つの感謝を述べたり、(ブレインプログラミングと共通しますが)理想の自分を紙に書くことを続けてみたいと思います。

鋼の自己肯定感、そんなの本の中でだけでしょ?

と思わずに、よっしゃ!鋼の肯定感を身に付けてみるか!と楽しんでみます。

では、Have a wonderful day!

最後までお読みいただきありがとうございました。
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