はじめの一歩を応援してくれる、宿のある「京都焙煎屋」
京都府京都市南区。
東寺の東門沿いの府道114号線沿い。
五重塔が目と鼻の先というこの場所にある「カモンイン 東寺東」という宿。
その場所に隣接する形で始めたのがこの「京都焙煎屋」です。
現在は、多くの開業を目指す人、自分の料理を振舞いたい人が集まるシェアカフェ・レンタルスペースとして運営されています。
コーヒーの消費量1位という京都の地は、昔から喫茶店やカフェが多く、当時公務員だったオーナーの沼田さんも、よく喫茶店巡りをしていたそうです。
そうした中で、自身のカフェを開業したいと思うようになり、9年勤めた公務員を退職し、現在の宿泊施設とカフェスペースの運営管理をされています。
現在のシェアカフェ・レンタルスペースの事業を取り入れられたのは、2020年にコロナが広まりはじめたことをきっかけです。
まだ当初は「店をシェアする」というスタイルがそこまでメジャーではなかったものの、2年の間で、少しずつ会員は増えていき、今では多くの人がこの京都焙煎屋で「自分のカフェ」を実現させています。
■業界未経験でも、チャンスがある場所でありたい
どんな人が利用されてますか?という問いに、
「そうそう、ちょうど今日店を見に来られた方が、もともと公務員の方で、
京都で店を出したいと移住してきた人だったんですよ。
僕も元公務員ですし、辞めてカフェを始めるという本気度はすごく共感できるので、応援したいと思いましたね。」
というエピソードを聞かせてもらいました。
まったく違う業種だった人が、夢を実現させるために行動する。
技術はあるけど、経営は未経験。
そんな人にも一歩踏み出せる場所を提供したいと沼田さんはおっしゃっています。
■宿を有効活用して、地域の人も京都で開業を。
今後、この場所をどういう風にしていきたいですか?とお聞きしたところ、「ほら、うちはもともと宿がメインでしょ。で、隣がこのカフェ。
地方の人や、今後京都に移住したい人に、中長期でチャレンジできる場所として提供できたらなと思ってるんです。
民泊なんで、キッチンや調理器具もあり、お風呂も完備されてますし、その人たちが長期的にチャレンジできる場にもなる。間借りであっても新しいお店ができると周辺地域の盛上げにも繋がると思ってます。」と、笑顔で答えてくださいました。
憧れであり、夢であり、チャレンジしてみたい場所、京都。
この地で、自分の店を開いてみたい。と思いながらも、
夢物語になっている人達に、ぜひ京都焙煎屋さんを利用してもらいたいと思いました。
京都焙煎屋さんのように、寝泊りでき、開業体験ができる店。
こういった貴重な場所が、各地で増えていけばいいなと思います。
今年は前に進もうと思っている方。
さあ、一歩踏み出してみませんか?
オーナーさん情報
■Kamon Inn 番頭 / 京都焙煎屋 MG:沼田 竜也
<プロフィール>
1988年京都生まれ。滋賀県大津市役所職員として9年間勤務。
退職後、cafe&bar「Snack Candy 京都」や「べじかふぇwo’s(ウーズ)」の開業を経験し、現職に至る。その他「子ども食堂」や「サイレントフェス」、「パラフェス」などイベント開催実績多数。2021年7月より多拠点生活を開始し、日本全国の地域の魅力を発掘・体験し、事業拡大を推進している。
趣味は珈琲と銭湯。たまに”地味なカメラマン”としても活動中。
Twitter:https://twitter.com/tatsu_tatsu_n
【京都焙煎屋】
HP:https://irohacoltd.thebase.in/
※WEBサイトと店頭にて京都焙煎屋オリジナルコーヒーを購入できます。
instagram:https://www.instagram.com/kyoto_baisenya/
【Kamon Inn Toji Higashi(カモンイン 東寺東)】
HP:https://kamon-inn.com/
instagram:https://www.instagram.com/kamoninn_official/
youtube:https://www.youtube.com/watch?v=_mSaEqIIdeU&feature=youtu.be
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?