花寄女子寮『自己紹介の歌』歌詞まとめ その1(初投稿動画 編)
2019年8月1日に4人のメンバーで発足したバーチャルグループ花寄女子寮。
約1年半に渡る活動の末、2021年2月15日を以てメンバー全員が卒業となりました。
鹿乃、花丸はれる、小東ひとなの3名は個人での活動を続けますが、グループとしての活動にはここで幕が引かれます。
突然の解散発表に戸惑いながらも、言葉や絵、音楽など思い思いの方法でリスナーから花寄へ感謝の気持ちが贈られ、非常に温かく卒業を迎えました。
特技などない私ですが、せめてできる範囲で花寄の思い出を形に残したいと考え、以前書きかけてお蔵入りしていたこの記事を今更ながら完成させることにします。
自分のための覚え書きのようなものですが、もしいつか誰かが花寄の活動を思い返したり、今後各メンバーのファンになった方が花寄について知ったりするきっかけになるようなことがあれば嬉しいです。
『自己紹介の歌』その他のバージョンはこちら↓
概要
2019年8月1日の活動開始と同時にYouTubeとbilibiliに投稿された花寄女子寮のデビュー曲である『自己紹介の歌』。
ポップな曲に花寄メンバーの基本情報がギュッと詰め込まれており、花寄を知る上でまず最初に見てほしい動画ですね。
その後も1周年、ライブイベント、そして卒業まで花寄の節目にはこの曲が付き物であり、その時々に合わせて少しずつ歌詞を変えながらメンバーと共に歩んできた特別な曲です。
そうして歌詞のバリエーションが増えてくると並べて比較したくなるもので、あるときから『自己紹介の歌』が歌われるたびに個人的に歌詞を書き起こしては変化点を探して楽しんでいました。
この記事はそのメモをもとにこれまでに歌われた『自己紹介の歌』全バージョン(たぶん)の歌詞を公開し、それぞれの違いについて簡単にコメントする形式でまとめます。
数が多いので記事を分割し、まずは初投稿動画のオリジナル歌詞を一覧にしました。
メンバーごとの違いや、活動開始時と今で印象が変わった部分、変わらない部分などを比べてみると面白いのではないでしょうか。
※歌詞はメンバーごとに異なる部分を太字、合いの手は《 》、セリフ部分は――をつけて表記しています。
※歌詞の著作権はそれぞれの作詞者に帰属しています。
ここでは"引用"の形をとるように留意していますが問題があれば改訂または削除いたします。
自己紹介の歌 -鹿乃-
2019/08/01 投稿 ( YouTube / bilibili )
[2021/05/29追記] YouTubeは2021/05/27に再投稿
[2021/05/29追記]
2021/05/29より鹿乃は「鹿乃まほろ」として再デビューしました。
この記事では花寄女子寮の鹿乃として取扱っておりますので、ここでの内容を鹿乃まほろの配信等で出すことは控えるようお願いいたします。
というわけで最初は花寄の最上級生、"かのち"こと鹿乃ちゃんの自己紹介の歌です。
4人の『自己紹介の歌』のうち、かのちの動画はYouTubeでプレミア公開されていました。デビューしたての花寄4人も一緒に見ており当時のチャットが今も残っています。※[2021/05/29追記] 再投稿によりチャットは見られなくなりました。
曲の最初にいきなり「苗字がBANされる単語」という情報が出され、なかなかのインパクトですね。詳細はいまだ不明で花寄女子寮最大(?)の謎です。
上級生らしく責任感が強くて面倒見の良いかのちですが、低身長、機械音痴、方向音痴、さらには運の悪さなどなどその実コンプレックスの塊のような歌詞が目立ちます。
中でも身長についてはことあるごとに後輩やリスナーからいじられる鉄板ネタになっていますね。活動開始時点で公開されたデータでは、のののん155cm、ぱれるん154cm、こっひー156cmなのに対してかのちは145cm……
他の3人と比べて約10cmの差があります。
(ちなみに2019年度の高校生女子の平均身長は157cm台なので、実は4人とも平均未満なのはここだけの話)
間奏の「後輩たちにいいところを言ってもらうコーナー」でも結局後輩たちから「小さい」話ばかりされています。
かのちは「悪口コーナー」とツッコみますが、「ミニサイズなのに中味ぎっしり」については後にぱれるんが「体は小さくても夢とか希望とか優しさがたくさん詰まってる」という意味の誉め言葉だと弁明しています。
配信でもなにかと笑いを取りに行って芸人と揶揄されることが多いかのち。
運の悪さのせいなのか配信中にたびたび珍しいアクシデントに見舞われることが多い印象ですが、持ち前のトーク力で自虐ネタとして笑いに変えてしまいます。草の女王と呼ばれるのも伊達じゃないですね。
配信者としてはある意味神様に愛されているように思います。
全員共通なサビの中で2番の合いの手だけは一人ひとり違うのですが、可愛い子ぶるのはちょっと苦手なのか、「もういっちょ!」と若干王道から外した言葉をチョイスしてしまうところが個人的にかのちらしいと感じるポイントです。
曲の締めが他3人は「じゃん!」なのに対してかのちだけ「だん!」と言っているのはアドリブっぽいですが、これも直前の「ねぇねぇ、仲良し……する?」というあざといセリフに対する照れ隠しなのかも?と思うと可愛いですね。
身体は小さくても心は大きく、周囲から尊敬されているかのち。花寄をしっかり引っ張ってくれる頼れる先輩です。
いつもお疲れさま!ありがとう!
自己紹介の歌 -野々宮ののの-
2019/08/01 投稿 ( YouTube<削除済> / bilibili )
続いて2年生の"のののん"こと野々宮のののちゃんです。
2020年9月6日に惜しまれつつも卒業されましたが、現在活動中の3人と共にデビューした花寄女子寮の一員です。YouTubeの動画は削除されてしまいましたが、bilibiliには自己紹介の歌含めいくつかの動画が残っています。
1周年配信の際は休養中でその後まもなく卒業となったため、のののんが歌った『自己紹介の歌』は残念ながらこの動画が唯一です。
関西出身ということで歌詞も関西弁になっているのが一番の特徴です。
そして1番の歌詞は文字数が4人の中で最も多く、早口で歌うのが難しそうですね。
のののんといえば料理。作ったものが絶望的に不味いそうで、MV内のSDキャラも怪しげな鍋を持っています。
それでも料理自体は好きらしくたびたびメンバーに手料理を振舞おうとしたり、真っ黒になったピザの写真を配信で見せたり、数多くの伝説を残しました。
そんなのののんがキッチンから外されたバイト先というのがとあるカフェ。
後にぱれるんとこっひーが同じカフェの面接に受かり、なぜかかのちまで巻き添えになった結果、カフェのテーマソング『フラワーポップガール』(Y/b)が誕生します。「FLOWER POP」というのはカフェの店名です。
花寄全員で歌うもうひとつの代表曲で、こちらも明るくて楽しい曲ですね。
好きなメニューはお肉。のののんの推しマークも🌼🍖です。
メニューと呼ぶにはちょっと範囲が広くて、いつだったか同じく肉好きのぱれるんに「ずるい!」と言われていました。
逆に野菜はあまり好きじゃないみたいですが、バランスよく食べて健康でいて欲しいものです。
そして花寄の中で一番ゲーム好きなのののん。そのゲームセンスは花寄の中でも頭一つ抜けています。
モンハン好きの自称脳筋プレイヤーですが、全く経験のなかったテトリスや麻雀などの頭を使うゲームでもゼロから学んで驚異的な成長を見せました。
一度始めたものはとことん突き詰める根気強さがのののんの一番の強みではないでしょうか。
Getting Over It(壺おじ)で50回クリアの金壺を取得したり、おばけ系が苦手なのにホラゲーに挑戦して独特な叫び声を上げながらもしっかりクリアしたり、決して諦めない強さは随所で目にすることができます。
自由奔放に活動しながらも花寄を後ろから優しく支えるような安定感のある存在です。きっと今も陰から見守ってくれているのかな。
のののん、いつの日かまたな~!
自己紹介の歌 -花丸はれる-
2019/08/01 投稿 ( YouTube / bilibili )
3人目は1年生の"ぱれるん"こと花丸はれるちゃんです!
実は私が花寄に出会うきっかけになったのがこのぱれるんの『自己紹介の歌』でした。
とある配信を見ていた時にこの動画が紹介され、元気な歌声と明るいキャラクターに一目(耳?)惚れして即座にチャンネル登録したのを覚えています。
それまで"歌声に惚れる"という経験がほとんどなかった私にとって、まさに「偶然とかいう言葉じゃ片付けたくない」出会いになりました。
閑話休題
自分語りはこのあたりにして本題に入りましょう。
今日も元気に花丸印!
配信の挨拶でも使われるぱれるんのキャッチフレーズですね。
語呂も良くてぱれるんのイメージを端的に印象付けられるのでとても使いやすい言葉です。
宣言通りいつもハイテンションで黙ってられない系女子のぱれるん。
普段の配信でも話題がどんどん脱線したり終わり際の挨拶が長くなったりしがちですが、「雑談配信」と銘打って配信したのは意外にも活動開始から約10ヶ月後が初めてです。
一人での配信はもちろん、他のメンバーとコラボするときも本当に楽しそうに喋ります。
個人的にはFANBOX配信のときのちょっとまったりした雰囲気のトークが、普段の素の会話を見ているようで大好きでした。
テレビを見て号泣するほど想像力(感受性?)が豊かで、喜んだり困ったり驚いたり照れたり、感情が全部顔に出てしまう素直な性格の持ち主。ころころと変わる表情を見ているだけでも飽きません。
配信中に泣きそうになったときには「産声以来泣いたことない!」と豪語しますけどね。
間奏ではぱれるんのペットの名前がクイズとして出されます。
動画が投稿された時点ではペットについて全く情報がなかった?と思われる超難問です。
――正解はトイプードルのぷぷまる。現在は配信のOP動画などにも登場していますね。
大人しい子であまり鳴いたりしないようですが、鼻を鳴らす声がかすかに配信に乗ったこともあります。
そんなぷぷちゃんを溺愛するぱれるん自身も犬っぽい。本人は猫だと言い張りますが、明るく活発な性格はどう見ても犬です。
しかし人懐っこそうに見えて意外と人見知りで、初のbilibili限定配信や一人でイベントに出演した際などにはド緊張でか細い声を出す子犬のようなぱれるんが見られます。
元気いっぱいの愛されキャラとして周囲を明るくしてくれる一方で、配信外での準備や勉強に余念のないぱれるん。花寄の技術担当的な役割も果たしているようです。
いつもこだわりの詰まった楽しい配信をありがとう!
自己紹介の歌 -小東ひとな-
2019/08/01 投稿 ( YouTube / bilibili )
最後は同じく1年生の"こっひー"こと小東ひとなちゃんです!
ちょっと生意気ないたずらっ子になることもありますが、基本的には天然癒しキャラですね。ゆるーい話し方や独特な感性からくる言い回しの妙が魅力です。
1107(ひとな)はすっかり定着していますね。
11時07分に#ひとなチャレンジが行われたり、11月07日が"ひとなの日"として誕生日並に祝われたり、配信中に数字が出てきたらとりあえず「1107」コメントが流れたり……
使いやすい数字なのであらゆる場面で目にします。
前後を入れ替えるとこっひー御用達のセブン・イレブンになるのも何かの縁でしょうか。
「ひとな」という名前は人魚からとっており、推しマークも🌼🐟で部屋の小物も海モチーフだらけという徹底ぶり……なのに運動音痴で泳げない。
配信のOP動画もスイスイと泳いでいると思ったらイメージ映像だったというオチになっています。
しかし3Dライブでは練習の成果もあってしっかり踊れていたので、普段運動し慣れていないだけで運動神経自体はちゃんとあるんだと思います。
デビュー前のゲーム経験は少ないようですが、ギャルゲーは好きで昔からやっていたそう。
配信では『どとこい』や『アマガミ』などをやっています。(ドキドキ文芸部も…?) 中国のファンが作った花寄ギャルゲーをプレゼントされたこともあります。
さらにゲームだけでは飽き足らず、花寄メンバーにシチュエーション付きのセリフを言わせたり、全員分の晴れ着や水着のイメージをへちままに伝えて仕立ててもらったりと名プロデューサー(がしP)の手腕も発揮しています。
デビュー後はホラーゲーム配信も多く、花寄のホラゲー担当などとも言われています。
ホラーが得意なわけではないのですが、リアクションしやすいという理由で始めたのがすっかり定着してしまいました。
叫び声でボリュームが一気に上がるので予備の鼓膜を用意して楽しみましょう。
マイペースでなかなか行動の読めないこっひーは花寄のムードメーカーですね。配信頻度やtwitter浮上率も一番高く、リスナーにとても近い距離感で活動してくれます。
これからもそんな自由な発想の配信が楽しみです!
あとがき
ということで『自己紹介の歌』オリジナルver.の歌詞を4人分並べてみました。
歌詞にそれぞれの個性が溢れていますし、間奏部分は特に自由に使える分、みんな方向性が違って面白いですね。
次回はここから時間が飛んで、投稿から1周年を迎えた『自己紹介の歌』について見ていきます。
メンバーの成長や心境の変化がわかるかもしれません。