【転職の考え方⑫】転職を繰り返す人ってどうなの?
私自身、メガバンクに務めていた頃は、
「転職は悪」と思っていたし、転職する輩は負け組だとも思っていた。
事実、転職していった人達のよい噂はあまり聞かなかったし、メガバンクを辞めて転職する人はもともと転職組としてメガバンクに入ってきた人が多かった。
要は、転職する人は何度も繰り返すのだなと、何か嫌なことがあればすぐに会社を辞める忍耐力のない人、そういう人達なんだなと思っていた。
ステップアップできるなら
とはいえ、当然ながら転職を繰り返す中で着実にステップアップしていっている「勝ち組」も中には当然いる。
転職するたびに着実にステップアップしていく人。スキルも高まり、それに連れて給料も上がる。
ただ、やはりそんな人はごく一部。
多くの転職者は現状に我慢できず、後ろ向きな転職を繰り返す。
採用面接をやっていると、30歳そこそこで5社目、6社目なんてのはザラにいる。
しかも、職種も統一感がなく、色々な業種を、その時々の思いあたりで転々としているようなケースが多いのだ。
やはり複数回、短期での転職は印象が悪い
ということで、やはり転々と転職を繰り返しているだけのように見える人は当然印象が悪いし、実際、たいしたスキルもない。なにせ、しっかりとしたスキルが身につく前に転職してしまっているのだから。
すぐ辞めるくらいなら何故その会社に入ったのか、何故すぐに辞めたのか、皆、とってつけたようなもっともらしい言い訳をするのたが、説得力はない。
転職の軸、何のために転職するのか、
なぜその会社に入ったのか、そして、
自分は将来どうなりたいのか。
そこにあなただけのストーリーが描けないなら、転職などお勧めはしない。
あなたは何故?転職をしようと思うのですか?その意味を、目的を、ストーリーを、
今一度考えてみてほしい。