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<転職体験記3:退職交渉(部長)編>

※この記事は続編です。最初からご覧になりたい方はこちら↓をご覧ください。

<転職体験記2:退職交渉(所長)編>

<転職体験記2:退職交渉(所長)編>


2020年10月5日 部長と対面での退職交渉

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初めての退職交渉から約2週間がたち、やっと部長とお会いしてお話しする機会を頂きました。

特に特別な時間を作っていただいたわけではなく、たまたま待機のタイミングがあったので、そのタイミングでお話をさせていただくことになりました。

そして、部長からの退職引き留め交渉を受けました。


退職引き留め交渉1:配属移動「東京に行かないか?」

東京
東京に行かないか?


私が辞令を受けて配属された場所は、全部「東北」でした。

東北の中でも人口の少ない県がたまたま多かった。よりによって、地元である東京にアクセスの悪い地域に配属されました。

宮城県や福島県といった東北の中で栄えている県に配属されることはありませんでした。

仕事なのでもちろん仕方のないことで、仕事がある場所に配属になるのは当たり前です。

ただ、私は運悪く田舎や僻地が多かった。

※今では、若い時期に退職(キャリア方向転換)の決断をすることができる要因となったため、とてもよかったと思っています。早く決断をすることができたので、正直めちゃくちゃラッキーでした。

私が住んでいた地域は、新幹線があるような主要駅に行くのに、高速バスで3時間以上かかるような場所でした。

しかも、その高速バスは一日に2本しか運行していない。

あのマクドナルドでさえも、高速道路を使って30分といった立地に住んでいました。

マクドナルドでさえ、30分かかるのです。

映画館となると最短の場所で3時間半

これが何を意味するかというと、簡単に言うと娯楽と呼べるような施設が少ない。

場所が僻地であるため、若者も少ない。もちろん友達もいない。

恋人とは、ここに転勤になってから数か月で別れてしまった。

半年も経つと、一人になれてはきたものの、

こんな生活いつまですればいいんだろう

こんな疑問が頭の中によく浮かびました。

工事が終わり、「ようやく都会に行けるかな」と期待を抱いていはいたものの、また田舎。

その次もグレードアップした田舎。(コンビニまで車で13分。最寄りのスーパー、ドラックストアなし。)

僕の疑問は着々と不満に変わっていきました

しかし、悪いのはこの職種に就いた自分。全く会社に落ち度はないのです。

ある日、会社の飲み会で所長が言っていました。

「地方に移住するのが、嫌ならそういう職種を選ばなければいい。」

本当にその通りです。しかし、大企業の総合職に就職するとなれば当然転勤はつきもの。

だから、僕は転勤覚悟でこちらの職種にしてしまったのです。

でもこの生活が今後も続くことが十分に考えられる。このことが今後この仕事を続けていくことをどうしても受け入れがたい要因となりました。

このように不満を抱えていることを部長は察してくれたのでしょう。

東京に行けるように調整するよ


僕はこの職種がもう嫌だったし、転職を志望する業界は「転勤なし」・「首都圏勤務」が確約されている業界であったため、

僕の気持ちは変わらず

僕:「それは大変ありがたい話だと思います。でも、大丈夫です。」

の一言でした。

それに続き別の案を部長は提示してくれました。

退職引き留め交渉2:「もう少し続けてみないか?」

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もう少し続けてみないか?

しかし、これは僕にとっては意味のない行動(努力)でした。

もうこの仕事を続けていく予定のない僕にとって、なんの意味があるのかさっぱりわかりませんでした。

これは自分の望まない場所に向かって、オールを漕いでいるようなもの

頑張って勉強して資格を取っても、そこには自分のなりたくない未来が待っている

こんな努力はまずできない。自分が行きたくない方向に向かって、一生懸命オールを漕ぐ行為ほど、無駄で自分に抵抗が生まれる行動はない

僕:「いえ、もう他にやりたいことがあるので。申し訳ございません。」

そのように返答させてもらいました。

続いて、部長は次の手に出ました。

退職引き留め交渉3:このご時世の転職について

不況
こんな不景気に、アテなんてあるの

これが、一番僕の胸を突き刺しました。今一番不安なこと。「来たな。ドリームキラー。」

転職先が見つかるかどうか?

本当にその通りです。

まさにその通り。もちろん転職サイトの求人はありますが、そんなに多くないせいぜい公開されている求人で「未経験OK」という条件で調べても20件行くか行かないかといった程度。

決して多くない。むしろリスクとも考えられるほどしか球数がありませんでした。

こればっかりは、「ギクッ」ときました。

ただ僕の考え方は、変わりませんでした。

それに転職とは誰もが不安を抱えるもの


希望しか見えていない状態。

それこそ僕は現実が見えていなくて危険な状態だと思っています。


皆さんもそう思いませんか?

それに万が一希望の職種に着けなかったとしても、僕は今している仕事を続ける予定はもう選択肢としてなかったので、やめることには変わりなかったのです。

そのために、最悪の策も想定しています。

なので、ここでも僕はこう返答しました。

自分で決めたことなので


ここでようやく、部長は引き留めることを諦めてくれました。

こうして、部長の約15分間の説得(交渉)は終わり、僕の退職はほぼ決定してしまいました。

そして後日、退職日を決めるべく、僕と所長と部長との会議が行われました。

続きは次の記事でご覧ください。

<転職体験記4:退職交渉(退職日決定)編>

<転職体験記4:退職交渉(退職日決定)編>



以上です。最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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