転職ドラフトの登録フォームのウラ話
こんにちは、転職ドラフト運営です。
先日、転職ドラフトの登録フォームに対して「すごく好き。」というツイートをしていただきました!
転職ドラフト運営一同、とてもうれしい思いです。
ありがとうございます。
お褒めの言葉をいただいた登録フォームについて、
・どんな経緯で作られたの?
・どんな思いが込められているの?
っていうことについて、このnoteではお話します。
初期の構想はこうでした
2016年に転職ドラフトがリリースされるよりもっと前に、プロダクトのメールやパスワードのルールを考えていました。
壱. 初期の設計段階での思い
1. エンジニア向けのサービスということもあるので、セキュリティを考慮してメールやパスワードのルールは厳しめにしたい
2. そうするとバリデーションがややこしくなる
3. ややこしいルールをわざわざフォームの下とかにゴテゴテ書いてフォームが長くなるのは避けたい
4. バリデーションに引っかかってからエラーメッセージが大量にでる状況も避けたい
弐. 新規事業疲れしてたときの思い
1. なんかおもしろいことしたいなあ
2. 暇つぶしになんかしたいなあ
参. もともと転職ドラフトに込められていた思い
1. このサービスはエンジニア向け!ってのがひと目で分かる感じにしたい
2. よし、エンジニアなら1つは使い慣れたエディアを持っているのでは?
思いがつながってこうなった
上記の壱〜参をあわせた結果
1. 正規表現でルールそのまんま書いとけば短くかけるなあ
2. エンジニアなら正規表現読めるはず
3. ちょっと飽きてきたし勝手に入れよ
4. エンジニア向けってことがひと目で分かるだろう
5. 「どうよ?」「いいね!」
6.リリース!
当時の転職ドラフトのチームにおける、ユーザ目線と遊び心、そしてそれらをやっちゃう勢いや許容できちゃう文化みたいなものがうまく噛み合った結果、生まれたのがこの登録フォームです。
細かなペルソナを設計したり、マーケティングのセグメントを綺麗に描いて設計していたわけじゃありませんでした。
やりたくなかったこと
「登録フォームの1ページ目の項目をメアドとパスワードだけにしたら登録数が300%改善しました!」のような登録フォーム改善の手法を良しとするような風潮が流行っていた時期が一部にあったと思います。
それに対して、転職ドラフトのチーム内からは
「何を言ってるんだ。登録数だけ上がっても、使ってくれるユーザが増えないなら結果的に意味はないだろう」
という反発がありました。
そういう施策をやってもサービスの本質的な価値は上がらないし、結果として利用者が増えないため、売上だって上がらない。にもかかわらずこういった企画で目先のKPIである「登録数」のような数値を改善することを良しとする風潮に嫌気が差していました。
登録フォームのあたりまえって?
例えば、グロースハックのような文脈で、このような登録フォームが「あたりまえ」とされた時期があると思います。
・1ページ目の項目は少ないほうがいい
・ファーストビューに登録ボタンが見える方がいい
転職ドラフトの登録フォームは、このような既存のあたりまえには沿っていません。
この登録フォームが実現できた理由
「あたりまえ」には力があります。すでに社内外での成功体験を伴う強い声や、データのエビデンスでその力は証明されていることでしょう。
しかし、転職ドラフトでは、そういう「あたりまえ」の見せかけの登録数等にはこだわらないでいたので、この登録フォームを作ることができました。
「あたりまえ」を無視するのは怖いことです。無視した結果、失敗したら「あたりまえ」に沿ってやればよかったと後悔するかもしれません。
転職ドラフトのチームは、初期の構想段階から、「失敗してもいいからガンガン行こうぜ!」という共通認識があったことが、この意思決定につながっています。
Twitterのご意見
転職ドラフトの登録フォームについては、冒頭のツイートだけではなく、2016年のサービス開始以来から、たくさんの方々に話題にしていただいています。
「正規表現で分かりやすいよ!」とか
「placeholderにバリデーション書いてあるの変態的で良い」とか
「Bugかな?と思ったら、そうでもなさそうだった。」とか
素敵なツイートをありがとうございます!
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私たちが目指しているのは、その人の実力が正当に評価される世界を実現すること。
今回ご紹介した登録フォームができたのも、そんな思いから。
はじめて転職ドラフトに登録する際の、たった1回きりの体験ですが、まだ体験していない方は、実際に見て、触っていただければ幸いです。
見てみたい方はこちらから👇
最後までお読みくださってありがとうございます。
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