転スラ 魔王の中の壁

リムルが魔王達の宴の際にクレイマンをやっつけ、カリオンとフレイがミリムの配下になったことで新たに八星魔王と呼ばれようになり魔王達の力は人間の国家よりも強大なものへと変わっていきました。そんな魔王達の中でも決して全員が互角に力を持っているわけではなく同じ魔王でも超えられない壁というものが存在しています。今回はそんな高い壁が一体どういう条件なのかリムルが就く前のキャラクターなども例にネタバレを含みながら紹介したいと思います。

先ず、魔王種を獲得した者は魔王を名乗ることができる条件を満たすことになります。これは書籍2巻で登場した豚頭魔王ゲルドやクレイマン、カリオン、フレイなどが該当します。魔王種の獲得には一人一人違いがあり、ゲルドは上位魔人ゲルミュッドを喰ったことで魔王種を獲得しフレイの有翼族の中では女王の座を得るための決着の際に獲得したりと種族によっても風習の最中に得ることもある。

次は魔王種が得たものが1万人の魂を獲得することで進化を果たしより力を得ることができる。これを覚醒魔王と呼ばれている。人間を殺しその魂を得ることで世界の言葉がそれを認めることで生じます。魔王種になったころよりも肉体性能の向上、能力の強化などその人物に合った力を与えるのだがこの時に強烈な睡眠が襲うので暫くは動けない状態になる。これは書籍15巻でカリオンとフレイが互いの宿敵を倒すことで覚醒魔王へと進化を果たしどちらも睡眠が襲いそこで戦線を離脱しています。そして書籍18巻では自分が得意とする戦い方により強力な攻撃を編み出したり戦い方を身に付けたりと明らかに魔王種だった頃とは差が出ています。

ここからは八星魔王(ラミリス、ダグリュールは除外)の全員が所持している力、究極能力が単なる覚醒魔王との明確な差の指標になります。覚醒魔王になった者たちの中から更にまれに獲得するのが究極能力であり、所持しているのかどうかが重要になります。ルミナスも書籍6巻で初登場した時はまだ獲得しておらず書籍11巻でヒナタの死がきっかけでユニークスキル『色欲者』が究極能力『色欲之王』へと進化したりと何か大切なものを失ったり、強い願いをした時にしか獲得しないほど狙って得るものでもないと思われます。ミリムも幼い頃に友である子竜を殺された悲しみと怒りに身を任せて暴れ回っていた時に獲得したりと自覚がないものある。

最後に魔王の中でもギィ•クリムゾン、ミリム、ダグリュール、リムルは竜種と渡り合える力を持ちます。覚醒魔王となり究極能力を獲得した、それだけでも十分凄いのだが世界に4体しかいない最強の種族竜種と比べれば脆弱な存在である。そんな最強種族と戦える魔王が現状の魔王達の中でも最強の部類に入ります。ギィ、ミリム、ダグリュールは最古の魔王として長くいることから年季の差や種族の差がここでは重要になってくるのではと思います。

以上のことから魔王となり最強の存在へと昇るためには大きく分けて4つの壁が存在します。因みにこの魔王種の発芽、覚醒魔王の進化、究極能力の獲得、最後に竜種と同等の存在の進化をリムルはこの世界に転生してから数年足らずで達成していることからリムルという存在がどれだけの非常識な人物か理解することができるだろう。

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