先日買った文庫本がどれだけ探しても見つからない、ホラーのような本当の話
先日買った文庫本が見つからない
文庫本を読んでいて、とても面白いので、同じ著者の別の作品を注文することにした。いくつか目星を付けて、すぐにiPhoneでネット書店で本を注文しようとしたら、画面に「以前に注文した商品」とある。
はて? しかも3週間ほど前に注文したばかりだと?
何も覚えていない。
部屋を探しても見つからない。
2冊同時に購入していたようで、その一冊は机の上にあるのだ。
もう一冊がない。どこにもない。
まさかと思うが、2冊一緒に入った梱包から一冊だけを出して、もう一冊を梱包から出さずに捨ててしまったのだろうか?
さすがに捨てるなんていうミスをしないだろうけれど・・・。買ったことすら忘れているのから、捨ててしまったことを否定できない。
3週間前の自分が信じれらなくなっている。
ここ数年でもっとも衝撃を受けている。
一旦探すのをやめて仕事をすることにする。
続捜索、、、
仕事が一段落したので、もう一度探してみたが、やはりない。
探す途中で、本棚にある、紙のカバーがかかった本は全て外して確認することにした。それでもやはり見つからない。
見つからないなら、もう一度買おうかな、などと思いながら、読んでいる文庫本のカバーを外してみた。
目を疑った。信じられないのだけど、、、カバーを外した目の前の本こそが「探していた本」だった。「買おうとしていた本」だった。
怖すぎる。ホラーである。
「読んでいる本」と同じ本を注文するところだった。そして「読んでいる本」をずっと探していた。
眼鏡をかけたまま眼鏡を探しているおじいさんである。
未だに自分でも信じられない、嘘のような本当の話です。