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わたしを通り過ぎたひとたち。

こんばんは!!!
転職したらスピ会社だった、てんすぴです。

さてさて、今日は
私がこの会社で見てきた
「辞めた人たち」のお話です。


もちろん、入ってすぐ
「うわ!!スピじゃん!!辞めるわ!!」
って人もいるんですけど

どちらかというと
「もっとスピリチュアルなお仕事できると思ったのに、入ったら事務作業とかExcelとか現実的すぎてつまんない><」
って人の方が多いです。

あとはスピを除いても黒めの会社なので
「こんな忙しい仕事耐えられない!!」
って人も。

今日ご紹介するのは、
忙しさに耐えられなくて辞めていったスピ好きAさんのお話。全部盛りかて。


ある日、てんすぴが
ハーブティーで丁寧な暮らしをすることにハマっていた頃
めちゃくちゃ利尿作用でトイレ行きまくってたんですよ。
そしたら誰か、入ってたんです。
ちっ、誰だよ私以外に丁寧な暮らししてるやつ…って思ってデスクに戻ろうとしたら
「……シテ………コロシテ……」
みたいな声が聞こえた気がしたんですよ、トイレから。
あの時はめちゃくちゃゾクッときましたね〜
ついにてんすぴも「目覚めた」かと思っちゃったもん。

思わず聞き耳を立てると、なんと
同じ部署のAさんの声で。

「私は大丈夫、私は元気、私はすごい」


って延々と唱えてるんです。
え、なに、なに。
漏れるって。ハーブティー。

声はどんどん続きます。

「私は素晴らしい、私は特別、私は選ばれた」

ハーーーブティーーー!!!!!!


急いで13階から階段をおりて
ビルの隣にあるampmのトイレを借りました。

Aさんがどんな人かっていうと
実はあんまりお話した事がなくて
基本的に無口で黙々とお仕事をされている方。
でもおっとりした印象はあるので
うちの部署には合わないかもなぁ?とかはおもってたんです。

そのままその日は気付かないふりをしました。

後日、いつもの様に会社を気取って歩いていたら
廊下の先のホールのところからまたAさんの声が…

「私は大丈夫、私は出来る、私はよくやってる」

…さすがに心の病気を疑って、上司に相談してみると

「ああ、彼女ね、仕事が辛すぎて自己暗示掛けてるの。でも大丈夫、今月で(会社)辞めるから

と言われました。
どこも大丈夫じゃないけど、え、ぎゃくに大丈夫?
と思いました。

ちなみにAさんは次の週くらいから来なくなり、バックれるような形で退社。

一緒に働いた時間はとっても短かったけど
元気にしてるといいな、と今でもふと思いただすことがあるのです。

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