見出し画像

Google式子育て!心理的安全性と子育て環境

こんにちは、
メンタルコーチ 佐藤大輔です。

心理的安全性とは?

Googleが社内の生産性向上のために必要な要素として提唱した”psychological safety(サイコロジカル・セーフティ)”の和訳。

ビジネスの世界では、社員ひとり一人が恐怖や不安を感じることなく、安心して発言・行動できる環境を整えることで、社員一人ひとりの生産性が向上するとしてこの心理的安全性の高さが働きやすい会社基準の一つとして注目されています。

心理的安全性は子育ての世界でもとても重要な要素です

心理的安全性と子育て

具体的には、家庭で親に余裕がなくいつもピリピリしていると子供は親の機嫌を損ねないようにする行動が最優先となり、自分の考えややってみたいことなどは後回しにするようになります。

この状況では、失敗を恐れ困難な事へのチャレンジなど絶対に出来ません。

消極的な子供は、この家庭環境で心理的安全性が低い状況に置かれている場合が多いのです。

大人の世界でも、キレやすい上司のいる会社や失敗を許して貰えない強い縦社会の組織でも全く同じ事が起こり事業成長の妨げとなっているケースは少なくないはずです。

学校や部活での深刻な問題

学校や部活などの世界でもクラスやチーム内の心理的安全性が低い事が子供にとって深刻な問題となっているケースが未だに多いのです。

指導力に自信がない教師や監督やコーチほど、子供に舐められないように常に威圧的で、ミスをきっかけに懲罰的な指導を繰り返します。このようなケースでは子供は失敗を恐れ、意欲的に授業に取り組んだり、競技でも思い切ったプレーなど出来なくなります。

この状態がエスカレートしてくると、ミスを隠すために仲間を売ったり嘘を嘘で隠そうとして親まで巻き込んで大変な自体に発展する事さえあります。

このように、学校や家庭を含めたコミニュティーにおいて、この心理的安全性を高める事はとても重要であり、子育てを上手く行うためには絶対に必要な条件となるのです。

心理的安全性が低いどうなる?

1,発言の頻度が少なくなる
心理的安全性が低い組織では、序列の低い者の意見を上位の者が頭ごなしに否定したり、相手の話を最後まで聴かず自分の意見を押し付けたりする事が多くなります。

そんな組織では「どうせ言っても無駄だし」と積極的に自分から発言する事は少なくなります。

例えば、家庭で新しく習い事をさせようと家族で話し合うような場面でも、最初は子供に何かやりたい事ないの?と質問しているのに、子供が上手く答えられないと親が将来の事を考えるとこれが良いと思うよと結局は親の最初から持っていた意見を押し付けるようなケースは少なくないはずです。

子供は意見を求められても、経験の少なさから上手く考えをまとめて答えを出す事が出来ません。子供が懸命に考えているのに、具体的な答えが出ない事に苛立ち答えを先に出したり、誘導したりする親も多いはずです。この事は子供にとっては、「だったら最初から聞かなければいいのに…」と落胆させ発言の意欲を無くする大きな原因となっているのです。

大切な事は、相手を尊重して対等に話す事

子供を未熟者扱いせず、自分の意見をしっかり言えるように練習させてあげる事が大切です。子供は何をやるにも時間がかかるのでじっくり待ってあげる事が必要です。信じて待つしか無いのです。誰もがそうやって成長してきたのですから。

もしも既に我が子が自分の意見を自由に言えなくなっていたら早急に対処が必要です。

親か教師など、周囲の大人でこの心理的安全性を下げている者が必ずいます。この環境で育った子供は、周囲の大人を信用する事が出来ず、段々と心を閉ざしていきます。しかし、それを悟られると面倒なので、表向きは上手く立ち回り裏で反抗のための悪さをするようになります。こうなる前に、子供が自分の意見を安心して主張出来る環境を作ってあげましょう。それが心理的安全性を高める事に繋がるのです。

2,競争を避けるようになる
大人でも、常に誰かと競わされ優劣で評価される環境に長く置かれると、良い成果を挙げる事よりも、自分の評価を下げないために無難な行動をしたり、相手の評価を下げるために足の引っ張り合いをしたりしてしまうのではないでしょうか?

子供の世界でも、これは同じです。

心理的安全性が低い環境では、子供は競争する事を避けるようになります。競って負ける事で、叱られたり嫌な思いをしたくないのです。さらには、何かをやる時に、成果は誰の物になるのかばかり気になり手柄の取り合いのような喧嘩をする事もあります。こうなると仲間と協力して大きな事を成し遂げるというような挑戦もしなくなります。

評価するために、他人と比較し優劣を付ける事が必要なのかもしれませんが、これが全ての事で当たり前になっている組織では、心理的安全性が低くなっていると認識しなければいけません。

学校では成績を付けるためにテスト等が必要な事は仕方のない事ですが、テストで評価するのと同じくらい、仲間同士、何かに向けて協力して頑張るという経験を積ませる事がとても大切な事なのです。近年では、様々な理由で運動会や学級毎のコンテストなどを中止にする学校も多くなっています。これらの行事の仲間との団結を通じて得られる経験は子供にとってはとても重要な経験となります。こういった経験を積むことで、社会に出てから競争を恐れず仲間のために頑張れる人間になるための努力が出来るようになるのです。この力は生き抜くチカラとなり子供の目標達成に繋がるのです。

歪んだ評価社会では、適正な競争が生まれず新しい価値あるモノを生み出すことが難しくなります。

比較や評価に晒され過ぎると、自分が何者なのかという自己認識能力が欠如していきます。私たちの周りには、自分を見失うことで苦しんでいる大人が沢山いるはずです。我々と同じ失敗を繰り返させ子供達を苦しませないためにも、家庭では他者と比較したり、過度に優劣を付けるような事を極力避けて欲しいと考えます。さらには、成果や結果を気にせず仲間と挑戦する機会を与える事も大切です。子供にとっては全てがかけがえのない経験・糧となるのです。

子供の成長のためには、それをやったらどうなるのかを考えるよりも、やりたい事を今すぐやる事の方が重要なのです。子育てに費用対効果など必要ありません。

子供が興味を持ったことは、それがどんな事であれ、やってみるチャンスを与える努力をするのが、親の愛情だと思います。

子供が自分のやりたい事を制限なくやれる環境が整っている状態
それが、子育て環境の心理的安全性が高い状態と言えるのです。そして、その環境を整えるのが親の役割です。

子供の可能性は無限です。

生まれ持った才能を100%発揮させるためにも、この心理的安全性を高める事に注力して子育てを行って欲しいと考えます。

簡単な事では無いですが、子育てに後悔しないためにも、子育て環境における心理的安全性を下げる要因を排除していきましょう。

我が子を信じて疑わず、全てを肯定し我が子の可能性を一緒に追求していきましょう。

現代に生まれた子供は皆天才です。

それぞれに素晴らしい可能性があります。

我々がしてもらったように、子供達の可能性の追求をサポートしていきましょう。

そのために、子育て環境の心理的安全性を高める事を最優先して欲しいと考えます。

自分らしく輝く子供は無敵

子育てを楽しんでいきましょう。

『幸せな秀才児』が増えることが最大の喜びです

//////////////////////////////////////////////////
15歳までの子供を秀才にしている
【幸せな秀才児の育て方】の秘密を公開しています
https://tensk.jp/happy-68/
//////////////////////////////////////////////////

続きは、
ビデオでお楽しみ下さい。

メンタルコーチ 佐藤大輔

いいなと思ったら応援しよう!