人生で初めて命を削り魔術を唱えた話
フタハナΩΩΩΩ(通称バレハナ)お疲れ様です。
終わって1週間たったのに島から魂が返ってきません。
ひきにくはNo300人畜無害な吸血鬼ライアシアを一番近くで見てた人です。
ハチロクに狂わされ、狂ったように大規模魔術してた人です。(計13発)
シートベルトしろ
フタハナとひきにくについて
しょっぱなからなんですが、実を言うとこのフタハナというゲーム、ゲームシステム面では相当ひきにくに向いていません。理由として
・めちゃくちゃに面倒くさがり
置きレス常習犯だし、適当人間だし、何かに必死になったことが全然ないです。ゲームも勉強もなにもかも苦しくなりそうだったらやめます。楽しめることが第一。なので得意なこととかもないです。
・計算やデータに弱い
武器や合成、じゃんけんに勝つには運もありますがやはりデータは重要ですね。特にフタハナはデータが色んな媒体に散らばっているので、自分で情報収集しなければならないです。そこで人脈もあると嬉しいのですが、ステルス性の高いゲーム+自分もなるべく期間中PLとしてゲーム内容について話すのをさけていたため人に助けを乞うこともできませんでした。
・対人が壊滅的に苦手
PVPや争い、勝敗や順位が発生するものが一番苦手です。ゲームに限らず全てにおいて。理由は色々ですが、キャラクターを傷つけたくないとかではなく、人間同士の争いが苦手なため。あと前述の面倒くさがりがかかってくるので、相手の行動を見るまで努力に至らないのもあります。
端的に言えばひきにくは、『運動会で適当に参加し、個人でもチームでも適当な順位で、適当に楽しかったな~で終わる人』です。
なのでフタハナはどちらかというといつもお祭りだ~!ちょっと見てくるか!くらいで参加しています。今回も大体そう。超軽い気持ちで。
どうして今回大規模魔術に目をつけたかというと、フタハナ運営様の『剣で戦いながら大規模魔術を詠唱する魔術師とかもできます』みたいな発言を見て、ちょーかっけえ~~!!となったからです。
後、今まで普通→普通→殺戮者→flowerと来たので次は魔術師やりたかった。名前一覧のとこに出てくるMagicianのマークかっこよくないすか!
ということで他タスクが詰まっていたこともあり、RP等は後回し、今回のバレハナは適当に『大規模魔術を唱えきる』という目標だけで始めました。
大規模魔術で扉を開きかけた
とりあえずの作戦としては『早い装備で逃げ切る。逃走スキルに係数0のスキルがあったので、逃げれなかった時もダメージを最小限に抑える。』くらいでした。
計算弱いので、アクションを行ったリターンからダメだった点を修正していくタイプです。なのでとりあえず準備不十分ではありましたが一回目の大規模魔術を適当に打ちました。
どうせ数瞬で抑えられるだろうな(前回までの大規模魔術を見てきたため)と思っていたのですが、自分、目立つことがめちゃくちゃに苦手なので、大規模魔術を打つのに心臓バクバクマンでした。意外と今回最初らへん誰も撃ってなかったので。
こういうログかっこいい!
予想通り6?7?発くらいで5分も持たず鎮められました。荒野の騎士ちゃん、オレっこ可愛い。あの時名乗りでそう登録されてるって言ってたのはああいう意味だったんだぁ…。
ただですね、あの時ひきにくは人生で多分一番興奮してました。一瞬にしてAction Logが真っピンクになったからです。今まで戦いというものにあまり積極的ではなかったので、ピンクのactionlogを見ることなんて稀だったし、出た瞬間恐怖を抱いていたのでしたが、あの瞬間だけは違いました。「あっ!?あっ?、あっ、アッアッアッ!!!!!アッアッアッアッアッアッアッアッアッアッアッアアッアッッアッアッアッアッ!!!!!!!!!!!!!!!!」って感じです。
興奮しすぎてPCも想定以上に興奮させてしまった。反省しています。
興奮しすぎてあまり周りの反応覚えてないんですけれど、全チャは「なんか始まったな…」みたいな感じだったと思います。どうせ発動しない、誰かが止めてくれるだろという向きもしない視線が気持ちいい!(多分自分もそっち側だったら同じことを思うと思うので批判ではなく、大規模魔術という存在に対しての認識の再確認)
定期ゲーの対人というのはマッチング式で、マッチしたから戦う、じゃないですか。TRPGもどちらかというとセッティングされていたり、バランスが調整されている。フタハナは、この時攻撃してきてくれた人達は『殺すためにわざわざ選択した』んですよね。それが気持ち良すぎてしまったんですね。
それを見た大魔王様から大規模魔術の使い手か………………オレもだ(意訳)というメッセージがきまして、それから共同大規模魔術しない?というお誘いを受け、何故か運のいいことに齧りかけのニクというアイテムが大規模魔術を魔術師以外も打つことができるようになる代物ということが判明し、「じゃ、島…沈めますか…!w」となりました。
この辺りから狂ってしまった
島全体メテオのため、まさか10発弱も打つことになるとは思わず、目標はあれど適当人間だったので、メイド服とかガリアンメドとか気になるもの片っ端から拾って遊んでたせいで、武器も中途半端なままAPがギリギリになってました。
4日目にして、残り7回しかアクションを行うことができなくなりました。(一発100AP使うので、1000APほど魔力を溜めておかなければならなかった)
午前3時くらいに寝て、午前5時に起きて、必死に三日月刀(コスト0DEF係数0のスキル持ち)とか狐火とか糸とかを探しました。2時間半で起きるなんてあんさんぶるガールズのイベント走った時くらいでした。しかもあの時は行動力使ったら寝てたし睡眠時間は余裕でした。
今回はガチで睡眠時間2時間。活動時間22時間。アホ!
自分、自分自身の健康を第一に考えているので、睡眠と食事のサイクルだけは絶対に守ってたんですよね。両方崩壊しました。
左がフタハナする前 右がフタハナ4日目くらい?一番睡眠少なかった日
途中落ちてたかっこいい剣とかアビリティアイテムとかの誘惑と戦い、減っていくMPに怯え、武器合成ガチャのボタンを押すのに10分くらいかかって凡人合成と狂人合成間違えたり運がなくつけたいスキルつけるの失敗しクソクソクソクソクソクソがよ!!!!!
ガチャで狂う人間ってこういう気持ちなんだなぁ~
しかも一緒にやってくれる大魔王さんや神父さん、吸血鬼さんなどは多分データ的にも強い人達です。ダムの自分から見ればれっきとしたマーシャルさん。自分完全に一番弱い人間でした。足手まとい。何も貢献できてないし。貢献しようにも遊びで使ってしまった残りのAP的に何もできない。というストレスも相まって食事も喉を通らなくなりました。入るのは水のみ。夕飯も匂いだけで吐きそうになり、ベッドに入れば作戦決行日のことを考えて動悸で眠れない。完全に限界廃人と化していました。
当日、大規模魔術の仕様が突然変わるというハプニングがあり、(12時間張り付くか6時間張り付くか、心に緊張が走る)作戦開始時刻も最初は16時だったのがどんどん後倒しになり19時半になりました。それまでにもフタハナ島では沢山のイベントがてんこ盛りでしたね。ツーナイグさんの救済殺戮祭りとか、セーラちゃんのアイドルライブジェノサイドとかね…。他陣営も結構てんこ盛りだったみたいです。自分はキラーには絶対なれないので、すごいなあ…って見ていました。人って殺そうと思えば死ぬんだな…。
ずっと水しか飲んでいなかったので、流石にヤバイと思い、朝食べようとおもってチンしたが食べれなくてそのまま放置しておいた、ちょっと固くなった白米と納豆と箸をパソコンの前に用意しました。しかし、私は無意識に白米を手で掴み、口に押し込んでいました。ちょっと時間のたった白米は表面が乾いているので、素手で掴んでもベタベタにならなかったのです。
詠唱中に落とされないために、詠唱文や手取りを用意。これを投下する際一つ一つ辿っていくと考えると、魔導書を開き、魔術の組み立てをし、それをなぞって発動する魔術師になったようで、とてもワクワクしました。魔術はスクリプトと似ていますね。
地獄のドライブ
戦いが幕を開けました。十二分に心臓を爆発させ、投下。
するとまずサーバーが落ちました。運営さんごめん……………………………。
それから、半壊してしまったサーバーの空を逃げ回りました。スマホで時計を起動し、他の方が事前に調べておいてくださった花畑の場所を20秒ごとに飛んで移動。移動の際エラーが出る度に焦り、特定されたなと思ったらルート変更。6時間中、トイレ不可の戦いがスタートした…(実際最初の1時間強はサーバー落ち等で若干ズル時間だったかもですが)
心臓の鼓動できる回数に上限があるのなら、1割くらい使ったと思います。
残り一時間で撃沈。だがしかしもう一人の詠唱者、ルーベルくんはまだ飛んでいました。悔しがるまえに、自分に今できることは!?必死に探しました。MPが尽きた時、拠点から食料を出すのは時間がかかります。だから森にいって、動物のいる座標を伝えました。それから、いっぱい大規模魔術阻止を阻止してくれた神父さんに代わり、アイドルセーラちゃんの装備をお借りし、阻止を阻止側に回りました。
武器…………………強………………………………………………………!
これが30人強殺した力か…(ちょっと目覚めそうになる)
残り2分。ルーベルくんも撃破されました。
最後は昨日のうさぎさんの一撃でした。
自分が、最後に攻撃して、仕留めきれなかった方です。
仕留めきれず、逃がした、その数秒後に、ルーベルくんが落ちました。
あの時もし仕留めきれていれば。
ここで、完全に、私の夢は終わりました。
死に物狂いになって準備した大規模魔術。その全てが終わりました。
フタハナは終わってなかったけど…。普段だったら、最終日までがフタハナだろ!って思うのですが、流石にもう限界でした。出し切った。全て。
共同大規模魔術中の言いたいことは沢山あったが、全然文章に起こせないくらいあそこはライブ感でした。思い出せねえ すごい苦しくて楽しかったことは覚えてる 苦しかった 苦
これはデスゲームなので、自分がやりたいことやって終わりではありません。大規模魔術なんて打ちやがって!死ね!ってなることもあると思いましたし(むしろ本気で殺そうとしてたわけなので大規模魔術発動したほうも阻止したほうも頑張ったね!いい試合だった!みたいな終わりだったのはPLの心の安心感としては嬉しいけれど、デスゲームを嗜む心としては物足りなさはありました)、最終日にキラーが暴れ、無差別に殺される可能性だってあります。魔王軍の人達が急に裏切る可能性も考えていました。悪い事をしたなら相応の報いを受けるべきというPLの宗教ですね。
我儘言うならPCの好きなあの人と生き残ってほしいなって漠然と思った。
ので、生き残れてよかったです(うっかり溺死したけど)
命を削って得たもの
朝、目覚めて、パソコンのモニターの横に忘れ去られた箸と納豆がおいてありました。戦いは終わったんだとそれをみて涙を零しました。
結局、最初は積み重ねられたタスクの中にねじ込んだフタハナだったので、元々リソースをこんなにさくものではなかったのにこうなったので、交流面としてはあの人と話したかったな、とかあそこの陣営の経緯をじっくり見たかったな、とか、やり残した後悔は沢山あります。
魔術落とされた時、本当に本当に悔しかったです。リンくゃんあまねちゃんペア…!的確にラストスタンドを入れたアビリティスロットを無効化で抜いてきました。当時は悔しさでいっぱいでしたが、じわじわ、『自分を殺すために対策を練られた』という事実が嬉しくなりました。今まで弱者筆頭だった自分は対策を練られるほどのことをしてこなかったので。
装備に蝋の羽、アビ2がアイテム無効化、アビ3がラストスタンド。
アイテム無効化だからアビリティリセットで無効化当てるくらいしかラストスタンド抜きはないか…?(わからん)
逃げている間、ネタで走って来てくれた黒騎士さんありがとう。あの時切羽詰まっていた息を若干吐くことができました。他にも、逃げに必死で記憶が不確かなものの、大規模魔術について話す人は結構いらっしゃってくださったと思います。わからないけど…。
黒騎士さんすき
こうして、自分が起こしたことによって誰かの反応を伺う、乞うのも自分は多分初めてです。いくら自分で「頑張ったよ!」と言っても、その間他のことで頑張ってた人もいるし、自分が見てない間に頑張ってる人もいっぱいいたはずです。実際今回、自分に必死すぎて他陣営のこととか詳しくみれなかったし…。
だから普段あまり「見て」「褒めて」を言いませんし思いません。でも今回は何か影響を与えていてほしい、残っていてほしいという気持ちでいっぱいでした。自分、醜いなぁと笑いました。
いつも、ロマンやスポットの当たらない技ばかり追いかけるも、それを生かすための努力が足りず、結局中途半端にして適当に終わらせてきた自分にとって、
『一つのことを成すために死に物狂いになることができた』
『悔しいという感情を知ることができた』
『大規模魔術というロマン技で少なくともその場にいた方々の記憶の一つになれた(かも)』
という経験を得たことは、
初めて人生で命を削るほどに頑張った最高のご褒美だと思います。
重ね重ねになりますが、最初に、揃った装備で一人で実行することだってできたのに共同大規模魔術を持ち掛けてくださったベルトさん(ラストスタンドで逃げ切るという発想はベルトさんからでしたし、狐火が必要とか、そういうこともベルトさんがお声かけしてくれなかったら理解できてなかっただろうなあと思います)、
共同詠唱に快くのってくださり、あの地獄の6時間ドライブを一緒に走ってくれた魔王軍の方々、
詠唱には参加しなかったものの何日もおこたを共にした魔王軍の方々、
ライアシアとお話してくれたPCの方々、
大規模魔術を止めに来てくれた方々、
大規模魔術についてなんでもいいので1秒でも考えてくださった方々、
本当に本当にありがとうございました。
そしてフタハナの運営様、何回も質問や不具合報告をしたり、サーバーに負荷をかけてしまったりと、本当に頭が上がりません。
最高のゲームをありがとうございます。
今後もひきにくは何かに命をかけるほど一生懸命になることはきっと少ないと思いますが、一生懸命になった時の気持ちを思い出してそれなりに頑張ろうと思います。ありがとうございました!
大規模魔術、もうやらねえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(笑顔)
余談(PC面)
とまあめちゃくちゃにシステム面で得たものは大きかったですが、今回は適当でいいやと思っていたPCのRP面でも狂ってしまっているのは見て分かると思いますね。
リソースがさけないために、浅く広くをモットーにした性格で、ふらっと色んなPCさんと軽く会話しよう。大体エモを生み出すとか、誰かを刺すとか、そういうのは前述の面倒くさがりの性格のせいで向いていないので、その場その場で、PCならこうするかな~って言う感じで動かしています。
バディも現地で、と最初はプロフにかきましたが、まあできなくていいやと、バディはあんま組まないですに変更したり。
ひきにくは大変臆病で、警戒心が強いので、魔王軍にいる間毎日「誰か裏切るんだよな…!?裏切るだろ!?お前か!?お前が裏切るのかあ!?!?」と、強い武器の話が出る度に思っていました。自分は弱いので多分裏切られたら成すすべなく終わるんだろうなと。ただ、裏切ったり裏切られたりする関係を見るのは好きなので、入り浸ってました。
実際ギムレットさんに対して、「いつ刺してくるんだ…!?明日か…!?むしろ俺が突然のエンゲージリング(恋愛感情なし)で強制バディになることで行動を阻害し、裏切ってみるか…!?」とかもずっと考えてました。いつ裏切られてもいいようにしてましたし、最後の日までいつ刺されるかと思ってました。(ゲーム終わった後に刺されたけどね)
シャルロティちゃんに対して、出会うのがもうちょっと早かったら…!もしくは自害がもうちょっと遅かったら…!という気持ちでいっぱいですね。めちゃくちゃ可愛いので、もっと可愛い可愛いするはずだった。詳しくを知る前にいなくなってしまった。なんで!?!!?なんで自害を!?!?!?ひきにく自身は光の創作者ではないので、自害の美しさに理解はあります。PCによっては追悼だけで終わることもあったでしょう。
上述はひきにくからみた感想ですが、ライアシアはギムレットさんのこときっと早い段階から大分気に入ってたと思います。面白い人間がいるな、くらいで、過去に通じるものがあった、とか、ドラマチックな出来事があった、とかそういうことではないけれど、強いて言うなら一目惚れだったのかも。でも一目惚れも彼にとっては素敵な出来事の一つなのですから、それを大切にしないわけはない。そうして気になってよく様子を目で追うようになって、色んな姿を見て、一目惚れがもっと深いものになっていったのかなと思います。
シャルロティちゃんも最初こそギムレットさんと話すあの子はだ~れ的な不純なきっかけだったと思うけれども、無邪気に焼き肉食べる姿とか、一緒にギムレットさんへの内緒の話をする親しさだったりとか、少女ながらに持っているあの芯の強さとか、そういうものを感じて、「ギムレットさんが大切にしている少女」から「自分にとっても大切な少女」になったんでしょう。内緒話が一番嬉しかったかも。前者だったら、ギムレットさんがいいというなら、悲しいけど自害も悲しくて美しい物語だよね、で終わっていたと思うし…。自分にとっても大切ならば水の底から引き上げたいに決まってる。
なんだかんだ裏切られなくてよかったし、シャルロティちゃんと永遠の別れエンドでなくて良かった。今となってはこのエンドが、3人にとって一番幸せだなあよかったなあという気持ちでいっぱいです。
3人以外の交流を持ってくださった方々や持てなかった方々は、自分としてはもうちょっと交流したかった欲はいくらあれしてもあると思いますが、いやこれはどの交流ゲーやっても同じこというよこの人は………
7日、それよりももっと短い間や時間かもしれませんが、ライアシアに結構、色々、考える時間をくれたギムレットさんが、選んで、手をとってくれたこと、きっとあの吸血鬼にとってこれ以上の幸せはないことでしょう!とってくれたからには、全力で答える!幸せにするでしょう!絶対!
これからも世界を見つめるものとして、2人、3人の行く道を見守らせてね
センキューマイバディアンドリトルガール!
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