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【40代のひとり言③】今思えば就職ではなく就社だったなあ。
学生時代、一応は一流と呼ばれる大学には入ったものの、たいして勉強もせず、やりたいことや夢もなく、飲み会やらカラオケやらで時間を潰していた。
たいして将来のことなんて考えてなかった。
そして就職活動。周りの仲間は、やれマスコミだ、損保だ、商社だとモリモリで就職活動に勤しんでいたが、私はといえば、今ひとつ熱が入らなかった。
何故メガバンクに入ったか?
40代の同世代なら分かると思うが、私達の時代、エリートといえば、一番は商社マン、そして、二番は銀行員だった。
だから、それだけなんです。メガバンクに入った理由なんて。
英語が話せるわけでもないし、商社は無理。
銀行だったら結構人数も採用しているし給料も高給、かつ安定してそうだし、間違いないだろう。ほんと、その程度の理由。
当時はまだ銀行不要論などなかったですね。
だから、特別にこの「仕事=職」がやりたいと思ったわけではなく、
「銀行=会社」に入りたかっただけなのです。
つまり、「就職」ではなく「就社」ですね。
最近の若い人たちはよく考えてる
その点、最近の若い人たちはよく考えている。
まあ、トヨタですら終身雇用を保証しない、と言い出している時代だから、
それも当然の流れかもしれない。
採用面接をしていても、会社に属することが目的ではなく、
そこで如何に自分が成長できるか、スキルを磨く、価値を高めることができるか、そこに焦点を当てている若者が多いと実感する。
ただ、若干悲しいのは、黙っていても「成長させてもらえる」「価値を高めてもらえる」と思っている節がある若者も多いことだ。
環境が整っているところに身をおくことは重要だが、それよりも重要なことは、そこで、自分自身が如何に努力をするか、ということなのだけれど。
とは言え、世の中は変わってきたものだ。会社に頼らない、自ら「職」を手にしたい、そんな若者が増えてきている。