教員採用.jpには登録し得なのかもしれない

全ての転職活動と、全ての就職活動は結局「その人の能力と適性次第」という条件がつくという前提のもとでのお話になります。

先日、以下の記事を更新しました。

教員採用.jpが開催する私立学校の合同説明会イベントです。

こちらの合同説明会のイベント、もちろん既に自校のホームページで採用情報を掲載している学校も多数あります。

地域ごとに一概に言えるような話でもないのですが、東京都の私立学校は、基本的に自校のホームページでも採用情報を掲載していて、なおかつこちらの合同説明会にも参加していたという学校が多かったと思います。

もちろん、東京都に限らず近隣3県(埼玉・千葉・神奈川)の私立学校でも、自校のホームページでも今回の説明会でも募集活動を行っている学校はあります。

一方で、芝国際中高のように都内の私立学校でも自校のホームページで採用情報を掲載していない学校もあります。

もちろん、近隣3県でも同じように今回の合同説明会でしか募集情報を出していない私立学校はあるのですが、たまに「あの学校、ホワイトじゃなかったけか」と感じる私立学校が出展していたりもするので、少し不思議な感じもします。

もちろん、私の情報がアップデートされていないままの学校もあるでしょうから、一概には言えません。

芝国際中高については、東京女子学園中学校・高等学校が共学化と学校名変更に伴って芝国際中高となるので、これについては実際に学校紹介の様子を聞けたり、担当者(内部の教員)の話が聞けたりするのは大きな意義があると思います。

いずれにしても、日本私学教育研究所の採用情報の募集にあまり出てこない名前の学校の出会えるというだけでも、私には価値はありました。

ただ、働き方や学校の見方の軸を自分の中に設定していないと、いろいろと見誤ることはあるかもしれません。

例えば、上記の芝国際中高に対しては、期待を込めたものの見方もできますし、批判的なものの見方もできてしまいます。

・共学化によって人気が上昇するのではないか
・単純に新校舎に対する期待
・新しい教育に対する期待
・etc…

一方で、もちろん懸案事項もいくつかあると思います‥

・理想が大きすぎて絵に描いた餅にならないか
・新設校ゆえのやることの多さ
・そもそもの経営基盤に対する不安(一般的な女子校の共学化は‥)
・etc…

どちらの項目も枚挙に暇がないわけですが、この中から自分が期待すること、貢献できること、我慢できること、力を発揮できそうなことは何かなどを考えなければいけないとも思います。

芝国際中高を例にとりましたが、これは他の学校でも同じです。

また、内部の教員の説明は(もちろん)いい面を主体的に喋っていることが多いと思いますので(ネガティブなことはあまり言わないでしょう‥)、説明を鵜呑みにしすぎず、時に批判的な考え方をしながら話を聞くことも大切だと思います。

あとは、書類選考を通過して、実際に学校に赴く時に自分の肌で感じてくることが一番だとは思います。

話を今回の合同説明会に戻しますが、日本私学教育研究所の一覧に掲載されていない学校群も参加していることだけでも、教員採用.jpには登録する価値はあると思います。

また、今回取り上げたような芝国際中高のような学校も自校のホームページには採用情報を掲載しないまま教員採用.jpのイベントには出展しています。

現在の東京女子学園は、昨年は日本私学教育研究所にも募集情報を出していたりしたので、日本私学教育研究所の存在を知らないわけではないようです。

今回、募集情報を自校ホームページや日本私学教育研究所に掲載しないまま、教員採用.jpのイベントに出展した理由や意図は気になります。

新設校の説明を早い段階で聞けるというのも、登録のメリットでしょう。

もちろん、教員採用.jpにだけ募集情報を掲載している学校は、意外に少なくなかったと思います(それは前述のレポート記事をご参照ください)。

そして、出展校の何をもってホワイト私学に分類するかは難しいところですが、給与体系(待遇)が公立校よりはいいという観点だけで言うならば、ホワイト私学は一定数は出展していたと思います。

もちろん、入試広報業務や、経営基盤の問題など公立校に存在しない問題が内在しているのは承知しておいてくださいね。

ということで、教員採用.jpの宣伝記事になりましたが、それも企業ゆえにできることなのかもしれません。

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