システムエンジニアの転職、失敗しない求人サイトの選び方
こんにちは、転職できるくんの川辺です。
今日は人手不足でもあり、また将来のキャリアパスも多彩なシステムエンジニアに絞って記事を書きました。
システムエンジニアの転職市場についてやおすすめのエージェント・サイトをまとめていますので、SEとしてキャリアを積んでいきたい方の参考にしていただければ幸いです!
システムエンジニアは今人気の職種?
システムエンジニアという職業に対して、どのようなイメージを持っていますか?
「業務量が多くて激務」「プログラミングやシステム関係の勉強が大変そう」「休日も返上で勤務しなければならない」など、いわゆる「しんどそう」というイメージではありませんか?
しかし今や、システムエンジニアへのイメージは、時代とともに大きく変化しています。
◆システムエンジニアは今なりたい仕事
《10代のなりたい職業トップ》
ソニー生命保険の「中高生が思い描く将来についての意識調査2019」によると、男子高校生の将来なりたい職業で「ITエンジニア・プログラマー」が1位にランクインしていました。
※現在(2020年調べ)の1位はYoutuberなど動画投稿者
《10代がシステムエンジニアを目指す理由》
では、10代の多くが将来なりたい職業にエンジニアをあげるのか、その理由を見ていきましょう。
・収入が高い
年収が他の職種と比べて高いところも、選ばれる理由のひとつです。
経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果」によると、ソフトウェア開発などのSE・プログラマの平均年収は568万円、ITアーキテクトのエンジニアで778万円となっており、かなり高い水準であることがわかります。
さらにプロジェクトマネージャやコンサルタントなどは800万円以上の平均年収となっており、スキルやキャリアを磨けば磨くほど収入を上げることが可能であることがうかがえます。
・働き口が多い
今や業界問わず、どんな企業もシステムを導入しています。
また短期間のうちに最新の技術やシステム機器が開発されているため、一度導入したシステムもメンテナンスやアップグレードが必要になるため、エンジニアは常に人手不足です。
就職先に困ることはないところも、人気の職業としてあげられる理由のひとつになっています。
◆システムエンジニアが不足する原因と将来性
次に、システムエンジニアが人手不足の理由と、その将来性について見ていきましょう。
《エンジニア不足の原因》
・少子高齢化
経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、SEを始めとしたIT人材の不足数は、2030年には最大で79万人にまで上ると予測されています。
現在でもIT人材は91.9万人いますが、それでも17.1万人不足していると言われています。
今後、少子高齢化の影響もあってますます労働人口が減っていくと、少なくても41万人、多くて79万人の人材が不足すると予測されています。
・現在働き盛りの世代が敬遠している
10代がシステムエンジニアになりたいという割合が高い一方で、20代・30代では、まだ敬遠されている傾向にあります。
パソコンが普及し始めた1980年代から、インターネットやソフトウェアが広まり始めた1990年代にかけて、プログラマやシステムエンジニアという仕事が注目を集め始めました。
新しい職業だけあって脚光を浴びた半面、業務量が多く残業の多い職種のひとつというイメージが定着したことが、20代・30代以降の世代に影響が残っていることがわかります。
しかし働き方改革で休日や残業時間などが見直されている今、システムエンジニアだからといって過酷な労働を強いられるわけではありません。
人手不足の続く職種のため、未経験からでも採用してくれる企業は多々あり、未経験からでも転職がしやすくなってきています。
・最新のシステムについていけなさそう
新しいシステムやツールが短期間のうちに開発されるため、常に勉強をしていなければいけません。
こうした最新技術についていく自信がないという人がエンジニアを避けたり、エンジニアから別の職種に転職したりする場合もあります。
《システムエンジニアの将来性》
・ハードワークはイメージだけ
「システムエンジニアはハードワークで、年齢を重ねると体力的についていけない」と不安を感じる人もいるかもしれません。
しかしシステムエンジニアは要件定義や設計などの業務がメインで、実際にプログラミングをするわけではありません。
もちろん企業によってはプログラミングもする場合もありますが、働く環境は改善されているため、そこまでハードワークということも少ないでしょう。
・社内SEやパッケージシステムが増えている
最近では一般企業でも社内SEを採用したり、一からシステムを設計するのではなく、パッケージシステムを導入したりして業務効率を上げる企業も増えています。
社内SEの需要が高まっている今、システムエンジニアの転職先はさらに広くなっていくことが見込まれています。
システムエンジニア、転職するならいつが好機?
システムエンジニアの現状について把握できたところで、転職するタイミングはいつがいいのか、詳しく見ていきましょう。
エンジニアの世界は、実力さえあれば転職成功できるとは限りません。
自分の実力を発揮して働ける転職先を見つけるためにも、スキルだけに頼ることなく慎重に転職の好機を見極めることも必要です。
◆システムエンジニアの転職はタイミングが重要
どの職種でも転職にはタイミングが成功に大きく影響を及ぼします。
需要と供給のバランスによって待遇や競争率が異なるため、実力がある優秀な人材であってもタイミングが合わなければいい求人を見つけることができない場合があります。
逆に求人が増えるタイミングを狙って転職活動をすることで、有利な条件で採用を勝ち取ることができるでしょう。
ここでは、その転職のタイミングについて詳しく解説します。
《年齢のタイミング》
エンジニア分野の転職では若い年代の方が転職が有利と言われ、年齢を重ねるほど転職は厳しくなると言われています。
年齢的なタイミングで言うと、30歳というのが目安の一つになります。
30歳くらいなら、仕事も一通り覚えてそろそろ案件を任されるころでもあり、管理職の業務も少しずつ経験していくタイミングです。
転職市場では、経験豊富でマネジメント業務の経験もあるエンジニアは引く手あまたの人材です。
《時期的なタイミング》
IT業界では年間を通して求人募集はされていますが、特に4月~5月、9月~10月あたりは新卒採用の不足や退職者を補うためにも募集が増える時期です。
また、経験を積むためや次へのつなぎなどの意味で短期での雇用を考えているなら、納期が迫る11月~12月、2月~3月が狙い目です。
この需要が高まるタイミングで転職活動をすると、より多くの募集の中から自分の希望に合った求人を探すことができます。
ただ納期が迫っている時期に転職活動をするのは、自身の仕事も忙しい時期と重なるため、働きながら転職活動をする際には注意が必要です。
オススメのシステムエンジニア向け求人サイト
システムエンジニアの転職は難易度が高く転職活動の途中で挫折する人も多いと言われており、活用する転職サービスの選び方によって命運が分かれるとも言えます。
ここでは転職に失敗しないためのおすすめの転職サービスをご紹介します。
◆システムエンジニア向きの求人サイト
システムエンジニアが抑えておくべきおすすめの転職サイトと、その特徴を見ていきましょう。
・マイナビITエージェント
IT業界に特化した転職エージェント。
母体がマイナビのため求人数も多く、大手から中小企業まで多くの企業が掲載しています。
掲載にあたっては企業の審査や原稿のチェックなどもあるため、優良企業が多く安心して応募できます。
・レバテックキャリア
IT・Webに特化した転職サイト。
年間3000回以上の企業訪問で企業情報が蓄積されており、信頼度の高い情報を得ることができます。
経験者向けの求人や開発系、インフラ系の求人が充実しています。
・doda
専属のキャリアアドバイザーにサポートが受けられる転職エージェント。
エージェントのサポートが必要ない場合は、求人検索して自分で応募することも可能です。
求人数も幅広く、自分のやりたい仕事を探しやすいサイトです。
・ビスリーチ
優良企業や一流のヘッドハンターから直接スカウトが届く転職サイト。
求人数は多くはありませんが、年収600万円以上の求人がほとんどで、1000万円クラスもあります。
ただし高いスキルやマネジメント経験などが問われるため、実力に自信のある人向けのサイトと言えます。
・Green
IT・Web業界に特化した転職サイト。
採用課金型のサイトで、採用が決まった人数に合わせて料金を支払う仕組みで、採用当初にコストをかけたくない企業や、ベンチャー、スタートアップ企業の求人が多く掲載されています。
・転職ドラフト
ドラフトに登録した人材に対して、企業が年収や待遇などの条件を提示するサイト。
一般的な転職サイトと違って自分のスキルを提示して、それに複数の企業が条件を提示し、その中から選ぶという仕組みです。
転職を急がない人やスキルに自信のある人は試してみてもいいでしょう。
・paiza
プログラミングのテストを受け、結果が基準をクリアすれば書類選考なしで応募ができる仕組みのサイト。
今すぐ転職を考えていなくても、自分の今の実力を確かめる意味でも受けてみてもいいでしょう。
・転職会議
実際にその企業で働いたことのある元社員や既存社員が、企業の口コミを書き込んでいるサイト。
現場での生の声を聞くことができる他、その企業の求人情報も掲載されているため、企業の評判と求人を同時に見ることができる便利なサイトです。
《企業のSNSも要チェック》
また、気になる企業があれば企業のSNSを見ておくのもおすすめです。
最近ではSNSを通して求人募集をする企業も増えており、SNSを通して採用担当者と直接やり取りをするチャンスが得られる場合もあります。
◆求人サイトで見つからなければエージェントという選択肢も
もしも求人サイトでいい求人が見つからなければ、転職エージェントで探すという方法も試してみてください。
できれば、自分で探す転職サイトと、サポートを受けながら転職活動ができるエージェントのどちらも併用すると良いでしょう。
転職エージェントは、それぞれ特徴や強みが異なります。
自分に合ったエージェントを見つけるためにも、登録する際は複数のエージェントに登録してみましょう。
年代やキャリア、希望する職種、希望勤務地に合った転職エージェントを選ぶことも大切です。
転職成功にはさまざまな要因が関わってきます。
幅広い選択肢の中から活用するサイトを選んでくださいね。
システムエンジニアは人手不足でもあり、未経験でも転職しやすい職種のひとつです。
働き方も改善されており、手に職がつくため幅広いキャリアパスがあります。
しかし技術や経験を持っていても、ただ転職活動をしても成功に結びつかないこともあります。
自分のスキルに合う仕事ができる企業かどうか、希望する待遇かどうかなど、転職の時期などを見極めて転職活動を行うことをおすすめします。
一人でマイペースに転職活動をしたい人もいれば、忙しい中で時間や手間をできるだけ省きたいという人もいるでしょう。
後者であれば転職エージェントなどを積極的に活用して、情報収集や連絡などサポートを受けることも必要です。
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