書き方、志望理由…etc. 履歴書全項目分の完璧フォーマット
こんにちは、転職できるくんの川辺です。
転職活動を行うときに、避けて通れないのが「履歴書を書くこと」です。
履歴書は、応募企業とのはじめての接点になることが多く、書き方によって書類審査を突破できるかどうかも変わってくる重要な書類のため、手を抜けません。
今回は久しぶりに、忘れがちな「履歴書の書き方」マニュアルをnoteにまとめようと思います。
たかが履歴書、されど履歴書。履歴書についてしっかり理解して、転職成功に向かって進んでいきましょう!
履歴書を書く前の準備&基本のおさらい
転職を成功させるためには、面接までこぎつける必要があります。フォーマットの間違いが目に留まり、書類落ちしてしまった…なんてことを避けるためにも、基本的な書き方からおさらいしていきます!
Q1 履歴書のサイズと選び方について教えてください。
履歴書のサイズは「A4(A版、A3版)」と「B4(B版、A4版)」の2種類があります。
応募先企業からの指定がある場合を除き、どちらを使ってもかまいません。
「たくさん書きたい場合はA4(あまり書きたくない場合はB4)を選ぶ」
「アピールしたいことを書く欄があるものを選ぶ」
など、サイズで選ぶのではなく、目的やあなたが書きやすいと感じる履歴書を選びましょう。
Q2 パソコンと手書き、どちらで書けば良いですか?
応募先企業からの指定がある場合を除き、パソコン・手書きのどちらで作成してもかまいません。
ただし、パソコンやインターネットスキルを求めるIT系の企業や、スピード感を求めるベンチャー企業に応募する場合は、パソコンで作成した方が応募先企業の求める人物像とマッチする可能性が高まります。
それぞれメリット・デメリットがあるため、応募先企業の特性なども踏まえ、臨機応変に選択してください。
◆パソコンで書く場合
メリット
・無料でできる
・読みやすい
・修正しやすい
デメリット
・個性が出しにくい
・アピールしたい項目を書ききれない場合がある
◆手書きで書く場合
メリット
・丁寧さや人柄がアピールできる
・じっくり考えて書くことができる
・印刷の手間がない
デメリット
・履歴書を購入しなければならない
・書くのに時間がかかる(失敗したら最初から書きなおさなければならない)
・毎回新しく作成する必要がある
Q3 西暦と和暦、どちらで書けばよいですか?
どちらでもかまいません。ただし、履歴書内で西暦と和暦が混合することのないよう、統一することが大切です。
応募先企業が外資系の場合は、西暦で統一することをオススメします。
和暦で書く場合は、「S」「H」「R」などと省略せずに、「昭和」「平成」「令和」などと正式に記載します。同上を表す「〃」の使用も控えた方が良いでしょう。
次に、スムーズに履歴書を書くための事前準備について確認します!
《スムーズに履歴書を書くための事前準備》
1)自分の学歴・経歴を整理しておく
2)取得した資格やスキルなどを整理しておく
3)証明写真を撮っておく
4)履歴書作成のための時間を確保しておく
※入学や卒業の年度が分からない場合は、年齢早見票(卒業年度早見表より)などで、生年月日から入学・卒業の年月を調べられます。ただし、早生まれや留年、浪人の経験がある人は、注意して確認してください。
続いて、履歴書を書くときに気をつけるべきポイントを紹介します。
《履歴書を書くときに気をつけるべきポイント》
1)分かりやすく簡潔にまとめる
2)誤字・脱字に気をつける
3)新しい履歴書を使う(使用した履歴書の再使用をしない)
4)手書きの場合は、ボールペンで丁寧に書く(修正液や鉛筆、消えるボールペンの使用はNG!)
これらに気をつけながら、次項では実際の履歴書の書き方についてみていきましょう。
書類選考で落とされない【履歴書の書き方マニュアル】
履歴書は、正確に書くことが肝心です。
【基本情報】【学歴】【職歴】【資格・資格】【志望動機】【趣味・特技】【本人希望覧】【その他】の項目別に、それぞれの書き方を詳しくみていきましょう。
【基本情報】
日付:提出日、もしくは投函日を記載します。
数字の「1」や「7」などは書き癖により判別しにくくなる場合もあるため、手書きの場合は丁寧に書くよう心がけましょう。
名前:姓と名前の間に少しスペースを空け、楷書体で書きます。
ふりがなは履歴書のフォーマットに合わせ、「フリガナ」とあればカタカナで、「ふりがな」とあればひらがなで書きましょう。
年齢:実年齢を書きます。
住所:郵便番号も記載し、住所は都道府県から、マンションなどに居住している場合は建物名も忘れずに記載します。
ふりがなは番地以外の部分を書きましょう。
電話番号:固定電話または携帯電話の番号を記載します。
どちらもある場合は両方記入しましょう。
【学歴】
学歴 一行目の中央に「学歴」と書きます。
◆年月の記載方法
年月は西暦・和暦どちらもでもかまいませんが、履歴書内での記載方法は統一しましょう。
◆高校入学から書く
一般的には高校入学から書きます。入学・卒業ともに記載してください(小学校・中学校の義務教育は、原則省略してもOKです)。
最後の行に、右寄りで「以上」と書きます。
【職歴】
職歴 学歴の最終行のあと、一行を空け、中央に「職歴」と書きます。
勤務を開始した年月と会社名を「●●会社 入社」と書きます。
※(株)など省略することはNGです。
次の行に、簡単な業務内容を書きます。
◆異動した場合
異動の年月と「●●部署に配属」などと書きます。
◆在職中の場合
会社名などを記載した次の行に「現在に至る」と書きます。
◆退職した場合
会社名などを記載した次の行に「一身上の都合により退職」と書きます。
◆退職予定日が決まっている場合
会社名などを記載した次の行に「●●年●月 退職予定」と書きます。
◆会社名が変わっている場合
「●●株式会社(現●●株式会社)」と書きます。
最後の行に、右寄りで「以上」と書きます。
Q1.転職回数が多い場合はどうすれば良いですか?
転職回数が多くても、基本的には全職歴を書きます。
書ききれない場合は、職歴欄の多い履歴書を使うか、主だった会社のみ記載します。書ききれなかった会社も含め、職務経歴は職務経歴書にまとめて書きましょう。
Q2.派遣社員ですが、どのように記載すれば良いですか?
派遣先の社名は書かず、「●●会社(派遣会社名)に派遣スタッフとして登録」と書き、どんな業種でどんな業務をしたかを具体的に書きます。
Q3.パート・アルバイトの場合は、どのように記載すれば良いですか?
会社名の横に「アルバイト勤務」と書き、仕事内容をアピールしたい場合は仕事内容も書きます。
【資格・免許】
免許・資格:免許→資格の順に、正式名称を記載します。
取得年月も間違えずに記載しましょう。
◆取得予定の場合
いつ取得予定なのかを書きます。
◆誰でも取れる資格は不要
英検5級や趣味として取得した検定などは書かなくてもかまいません。
ただし、応募先にアピールできるものであれば書きましょう。
◆書ききれない場合
応募先の業務に役立つものや、応募資格にマッチしているものを選んで書きます。
※【免許・資格】欄には、略称ではなく正式名称を書きましょう。
=記載例=
・運転免許:普通自動車第一種運転免許
・英検:実用英語技能検定●級
・漢検:日本漢字能力検定
・TOEIC:TOEIC公開テスト
・MOUS(MOS):Microsoft Office Specialist(若しくはマイクロソフト オフィス スペシャリスト)
・医療事務:医療事務検定試験
・ホームヘルパー:訪問介護員●級養成研修課程修了
・宅建:宅地建物取引士
・日商簿記:日商簿記検定試験●級、日本商工会議所簿記検定試験●級
・FP:●級ファイナンシャル・プランニング技能士 など
【志望動機】
志望動機:一行目に、志望動機を書きます。
「なぜその会社を選んだのか」「その会社独自の魅力」などを盛り込みながら、簡潔に書きましょう。
二行目からは、自分が入社することによりどのようなメリットが会社にあるかや、これまでの経験を活かし即戦力としてどのように貢献できるかなどをアピールします。
最後に、「これまでの経験を活かし、即戦力として御社に貢献したいと思い、志望いたしました」などの書き方で締めくくります。
空白が多いと意欲が無い印象を与えるため、字の大きさなどを調節しながら空白を感じさせないようにしましょう。
【趣味・特技】
趣味・特技:趣味や特技の欄は、空白はNGですが1行でもOKです。
「趣味は、学生時代から続けているサッカーです」など、簡潔に書きます。
【本人希望欄】
本人希望欄:待遇について特別な要望がなければ、「貴社規定でお願いいたします」や「貴社の規定に従います」などと書きます。
勤務地や勤務時間、休日などで特に希望がある場合はその旨を書きます。
【その他】
その他 通勤時間や、配偶者や扶養家族の有無などを書きます。
何か特別に伝えたいことがあれば、記載してもかまいません。
「履歴書完成!」最終チェックを忘れずに
最後に、履歴書が完成したあとにチェックすべき最終チェックポイントについて紹介します。
書類審査を突破するためにも、ささいなミスのないよう完璧な状態の履歴書を目指しましょう!
《最終チェックポイント》
☑誤字・脱字はないか
☑内容に誤りはないか
☑年号が統一できているか
☑日付は入っているか
☑写真は貼っているか
☑文字の書き出し位置がそろっているか
履歴書や経歴書はPDF形式やExcel形式で保存しておくことをおすすめします。
メールですぐ送信できるよう準備しておくことで、他の応募者に先駆けて応募できたり、転職サイトの履歴書・経歴書のアップロード指示にすぐ対応できるので便利です!
また、書類審査を突破後、面接前に内容を確認するためにも自分の書いた内容をいつでも見れるようにしておくとよいでしょう。
長くなってしまいましたが、履歴書の書き方について全項目振り返っていきました!
読む前の疑問などは解消されたでしょうか…?
読んでくださった方の履歴書作成に、少しでも参考になれば嬉しいです!
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