輝く断片(10月の思い出)
シオドア・スタージョンの短編小説集のタイトル。ジャケ買いならぬタイトル買いした本です。
あと、『春にして君を離れ』も好きなタイトル。
10月もほぼお仕事終了。
夏からずっと肩に力が入っていたせいか、肩と首がめちゃくちゃガチガチ。
10月も良き仕事しかなかったし、先払いしていた交通費が無事に帰ってきて良かった。
まあ、噛んだところもあるけど、及第点としましょう。
今後は一語一句で覚えてなくても、ええ落語ができるよう力の配分を考えて生きて行きたい。
今年は、コンテスト系で失敗したとこもあるけど、ある先輩から聞いた、とある師匠が言うてた「年に一回あるかないかの、お客様と気持ちがバチっと合ったと思える高座のために、常日頃、稽古をするんじゃないのか」という話が胸の真ん中にずっとある。
ホントに、たまたま、10月、その師匠の高座を拝見する機会があり、何百回と聞いたネタだけど、夜の空気まで浮かんできて、こういう事なんやなと感心した。
落語以外でもそうだと思うけど、たまに(自分の中の)箱から出して眺めるぐらい良かったなと思う瞬間の輝く断片ってあるよね。
まさにそんな感じ。
感動したけど怖くもなった。
各地で、世話人をしてくださる方には本当に感謝しかないのですが、最近、「この人売れそうだから、やってますねん」みたいな空気を、ふと感じると、「ふーん…」と、つい思ってしまう。(興行師は別だすねんで。興行師は。売上を収入にして欲しいし、だからこそ、ある程度のギャラをもらわないととこっちも交渉できるし)
まあ、もちろん、そう言う興行師に選ばれる落語家にならんとあかんのでしょうけどな。
とりあえず、輝く断片を集めてもらえるように、磨いていくしかない。
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